2018年05月27日
5 Freedom 5つの自由(解放)
動物福祉とは
5 Freedom 5つの自由(解放)
5 Freedom 5つの自由(解放)とは
国際的に認められている動物の福祉基準です
1960年代、英国で、家畜飼育状況の無残さを記した「Animal Machine」という本が出版されたことをきっかけに、家畜の劣悪な飼育環境の改善や、家畜に対する残虐行為などの防止を目的として生まれました
現在では、家畜だけではなく、愛玩動物、展示動物(動物園等)、実験動物など、人間の飼育下におかれた全ての動物に対する福祉の基本として世界中に認められ、EUではこれに基づいた指令も出され、各国の法令に反映されています
5つの自由に基づく動物福祉評価表
❶飢えと渇きからの自由(解放)
(1) 動物が、きれいな水をいつでも飲めるようになっていますか?
(2) 動物が、健康を維持するために栄養的に充分な食餌を与えられていますか?
❷肉体的苦痛と不快からの自由(解放)
(3) 動物は、適切な環境下で飼育されていますか?
(4) その環境は、常に清潔な状態が維持されていますか?
(5) その環境には、風雪雨や炎天を避けられる屋根や囲いの場所はありますか?
(6) その環境に怪我をするような鋭利な突起物や危険物はないですか?
(7) その動物に休息場所がありますか?
❸外傷や疾病からの自由(解放)
(8) 動物は、痛み、外傷、あるいは疾病の兆候を示していませんか?もしそうであれば、その状態が、診療され、適切な治療が行われていますか?
❹恐怖や不安からの自由(解放)
(9) 動物は恐怖や精神的苦痛(不安)の兆候を示していませんか?もし、そのような徴候を示しているなら、その原因を確認できますか?その徴候をなくすか軽減するために的確な対応がとれますか?
❺正常な行動を表現する自由
(10) 動物は、正常な行動を表現するための充分な広さが与えられていますか?作業中や輸送中の場合、動物が危険を避けるための機会や休息が与えられていますか?
(11) 動物は、その習性に応じて、群れあるいは単独で飼育されていますか?また、離すことが必要である場合には、そのように飼育されていますか?
5つの自由…飼い主が知らず知らず奪っている自由でもあります
飼い主が知らないことで犬の福祉を低下させてしまうことは良くあります
飼い主は、一方的な愛情ではなく、5つの自由という観点から、動物の幸せを感じよう
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