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カジヤマ シオリ(@Kindermeer )
元女性アシスタントディレクター。 心は広島とオランダにおいてきぼりですが、名古屋市民です。 いちにんまえのトラベルライター目指し、日々これまでの旅行経験や映画や洋楽、西洋美術や海外ドラマなどについての記事を更新してます。 ネタになるだけ、今までの経験は無駄じゃない!
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2016年05月07日

イタリアのバス運転手、労働事情(2013年夏に出会った、3人の運転手さん)





今日は、以前訪れたイタリアでの出来事について。

2013年夏、大学3年生の夏休み、
2週間もの間、大学の研修プログラムでイタリア縦断したというのは、よくこのブログの話題にもなってます。

約20名の大所帯。
フィレンツェ〜ナポリ間の片道はユーロスターを使いましたが、
あとの都市間の移動は、大型バスをチャーターしました。
イタリアは、ご存じのとおり縦長の国土。だいたい都市を移動するごとに、バスの運転手さんも、バスそのものも、バス会社も変わります。長距離移動のたびに変わります。
ころころ変わるので、あんまりはっきりと覚えてないんですよ。運転手さんとはカンタンな挨拶とお礼程度しか交わしてない。
それでも、バスの運転手さんについて印象的な出来事はいくつかあって。


イタリアに降り立って二日目、午前中はミラノでスフォルツェスコ城や「最後の晩餐」のサンタマリア・デッレ・グラツィエ教会を見学し、お昼前からヴェネツィアに移動するときのこと(途中、クレモナでヴァイオリン工房に立ち寄り、日本人の職人さんから話しを聞く)。

今、Googleマップで確認したら、ミラノからクレモナまで約1時間半、その途中でおひるごはんに45分くらい、1時間くらいクレモナでバイオリン工房を見学、そこからヴェネツィアに渡る船に乗る港まで約1時間半…

これを計算すると、所要時間はだいたい5時間くらい。
ヴェネツィアに渡る船に乗る港、メストレにはだいたい5時半にはついておかないといけない。
というのも、スーツケースをおろしてくれたり、チャーターした船のドライバーさんとのやり取りなどなどを手伝ってくれるポーターさんとホテル宿泊客専用の船着き場で約束した時間が6時ごろだという(記憶がとても曖昧)
所要時間はあくまで目安。渋滞とかその他いろいろでもっと時間がかかってもおかしくない。
そんな中、バスの運転手さんは、お昼ごはんをスーパーのイートインコーナーで食べられるよう、また大所帯でも利用できるようにお店の人に交渉してくれたり、陽気に挨拶してくれたり。そのうえこの長距離移動。感謝です

…が!

メストレの、ヴェネツィア行きのチャーター船に乗る港。
これ、なかなか広くて、入り組んでて、いろんなとこをぐるぐるいたしました。
バスの運転手さん、どこから入ればいいのかわからず、どうやら入り口を間違えて不審車両扱い!?

ちゃんと5時半くらいに到着できてたのですが、これで1時間以上のロス。
バスの運転手さんも、警備員さん(かなり屈強でマッチョでイケメン)に説明するのですが、まあ、なかなか解放してくれず。
添乗員さんも掛け合うも、まあ、状況変わらずですね。
予定の時間を30分以上回って、ヴェネツィア島で待ちぼうけくらってるポーターさんから「あと10分で来ないと帰る」と添乗員さんに電話があったそうです。やっと解放されたのがもう7時前。ポーターさん1時間待ちぼうけ…
バスから降りるときに運転手さんにお礼を言ったのですが、とても落ち込んでました。

3日後、フィレンツェ観光にて。この運転手さんから、全員分のお詫びのジェラートクーポン(自腹で、しかもトリプル!)が届いており、
フィレンツェで人気のオーガニックフレーバーが楽しめるジェラート店、ジェラテリア・エドアルドで、とってもみずみずしいレモン、濃厚なチョコレートとバニラを味わいました。
これ、すごく印象的な出来事でした。ジェラテリア・エドアルドのジェラートはほんとにおいしかったので、またレビューします。

他にも、バスの運転手さんについて印象的だった出来事が2つ。
しかも、2つとも、バスの運転手さんの労働時間・環境について。

ヴェネツィアを朝7時過ぎに出発して、そのジェラートクーポンをおごってもらう、フィレンツェまでのバスでのこと。
ヴェネツィアから途中のラヴェンナまで2時間半くらい、ラヴェンナで教会やモザイクを勉強、お昼ご飯含めて4時間半くらい、昼過ぎからフィレンツェに向かうのが約2時間半…
フィレンツェでの時間厳守な予定はなかったのですが所要時間10時間近く…
お疲れ様です。ほんとに。

その道中、高速道路でいきなりバスが停車。
なんだなんだと思ったら、バスに警察官が!

まるで映画に出てくるような警察官。
男性はサングラスがかっこよくて、もちろん屈強。女性は筋肉隆々というわけではありませんが、それでも強そう。というかキレイ。

何事かと思ったら、実は抜き打ちの労働状況検査。
バスの運転手さんが働きすぎてないか、ちゃんと休憩時間とってるかなどの検査で、特に問題なかったので、バス全体を見回りしてからすぐ出ていきました。
私はちゃんと起きてましたが、みんな旅疲れで爆睡(笑)中には、2つ座席を使って、脚を投げ出して、寝そべっている学生も…
シートベルトしてないけど大丈夫か?と思いましたが、そこには触れられませんでした。

もう一つは、フィレンツェから移動した、ルッカという街での出来事。
今度は長距離移動ではなく、3日間ルッカに滞在し、その間ずっと同じバス、運転手が担当してくれました。
実はこの研修のたびにルッカに3日間滞在し、現地の料理学院で料理や文化について学び(もはや美食ツアー)ます。2年に1度、夏に行われるこの研修ではいつも、この料理学院、にお世話になっています。学長めっちゃ日本語うまいので、イタリア語どころか英語も怪しい学生たちとも意思疎通はお手の物。夕食は料理学院で調理実習したものを食べていました。昼食もそのパターンだったこともあれば、ルッカの街に出て伝統料理を食べ、スローフードについて学ぶ。学院の外ではバス移動。
運転手さんも、毎回同じ人だそう。ジャンカルロさんという初老の男性なのですが、料理学院の人とはもちろん、引率の先生とも仲良し。毎回日本人の女子大生を相手するので、簡単な日本語が話せました。たぶん毎回、学生が日本語を教えてあげるので、ちょっとずつ覚えていくんだろうな。数の数え方とか。調理実習のあとの夕食もいつも一緒。もちろんバスの運転があるのでワインは飲んでませんよ。「(お腹を叩きながら)デッパラー」とか「ネムイー」とか言ってました。同級生の一人が気に入られて、いつもとなりの席で水をついであげたり料理取り分けたりしてあげてました(笑)
素敵なおじちゃまなんだけど、なぜかかわいい人 ( ´艸`)本来予定になかったはずなのに、夕食後にピサの斜塔までバスを走らせてくれたり。夜のピサの斜塔、まあまあガラ悪い人いたけど、それでも素敵だった。

そんな運転手さん、ほとんど1日中フル稼働。
夕食の時間も、まだバスを会社に返してないので、労働時間内です。
朝8時くらいから、夜8〜9時くらいまで。
もちろんぜんぶバス乗ってるわけじゃないし、調理実習中はもちろん休憩だし。

そこで、夕食中、学長がジャンカルロさんの労働時間を心配し始めました。
時間オーバーしそうなら、もう移動ないから帰っていいと。

これ、日本ではないですよね。移動がないからはまだしも、「時間オーバー」って。
この2つの出来事が印象に残ってます。
イタリアをはじめヨーロッパ諸国は、労働時間の決まりがとても厳しいです。一日に定められた労働時間を超えると、次の日の労働時間をその分短縮しなきゃいけない。次の日も朝早くから移動しなきゃいけないので、それは困る。だからといって残業代を払えばいいという問題ではない。日本の「サービス残業」という概念はありません。日本の8時間労働って働きすぎらしいぞ…
特にこういう貸し切りのバスでは、走行時間、停車時間などが自動で記録されているそうです。だからごまかしができないのです。日本みたいに、仕事が終わるまで何時間も突っ走る…というのはされるべきでない。残業代支給というのでも解決できない。そう現地の方から聞きました。

日本との、仕事についての価値観の違いを実感しました。
イタリアの貸し切りバスの運転手さんの労働状況はこんな感じになってます。
ツアーでイタリアを訪れる方、ちょっと覚えておくと、運転手さんともなかよくなれるかもしれませんよ。

おまけ

DSCN0480.JPG

料理学院ではこんなの作ってました。
ベリーたくさんのカスタードタルト。ちなみに専攻は料理ではなく美術だったので、ほとんど先生のチカラをお借りしてのクオリティですがw
とてもおいしかった!もう一度これを再現する技術は私にはありません



2016年05月03日

舞鶴赤れんがパーク(京都)は無料の素敵な写真スポットだった

今までの3連休、ゴールデンウィーク前半の振り返りとなりまする。

…とその前に、ライブドアブログってどうなんでしょうか?
一度使ってみたはいいものの、よくわかんなくてファンブログに手を出し、今に至る。
ためしにサブブログをライブドアに移動させてみたんですが、意外とあっちのほうが使いやすいんですよ、今となっては!
ということで、状況次第ではこちらもライブドアブログになってる可能性高いです。

さてはて、こんな私は、ゴールデンウィーク3連休、
京都に行ってきました!
京都といっても、清水寺とか八坂神社とか舞妓さんとか、京都市内ではなく。
あえての舞鶴!天橋立!行ってまいりました。
2日間で結構なボリュームの観光をしたので、ちょこちょこまとめて更新します。

今日更新するのは、舞鶴市にある舞鶴赤れんがパーク

こちらの施設、たくさんの赤れんが倉庫があるんですよ。
主に赤れんが博物館(1号館)、舞鶴市政記念館(2号館)、まいづる智恵蔵(3号館)、赤れんが工房(4号館)、赤れんがイベントホール(5号館)が通常立ち入りできる倉庫になってるのですが、
赤れんが博物館以外は、ぜんぶ入場料無料になってます!!
加えて、赤れんが博物館以外は建物が隣接しています。

予備知識もなく、家族旅行で車に乗せられなんとなく来てしまいました。
赤れんが博物館がちょっと離れたとこにあったので、存在に気付かず、ふつうに舞鶴市政記念館から見学を始めました…

IMG_2076.JPG

こんな感じで、赤れんがの建物が広がってます。
(やたら邪魔者が多い)

舞鶴市政記念館は、1階が赤れんがパークそのもののインフォメーションや軽食スペース、2階が博物館スペース。
博物館は、舞鶴市のあゆみの展示が主になってます。加えて、舞鶴市出身で1936年のベルリンオリンピック銅メダリストの大江季雄さんの展示もあります。大江さんは陸上選手としてベルリンオリンピックに出場、銅メダルを獲得するも、その後1939年に戦争に行き、1941年にフィリピンで戦死したという人です。遺品からメダルが見つかり、同オリンピック銀メダリストの西田さんとお互いのメダルを切断して、その半分を交換してくっつけて分け合ったという「友情のメダル」のエピソードでも有名な選手。自画像とか彼が選手時代に書いた手紙とか、彼の人生のパネルとか、いろいろ展示してありました。無料なので、立ち寄る価値はあります。
インフォメーションやら展示スペースになる前は、旧海軍の兵器倉庫だったそうで。戦後は市庁舎。それだけに、重みを感じる建物なのです。

隣接してある、まいづる智恵蔵。
こちらの1階部分は、おみやげコーナーです。舞鶴のお土産ならここで結構そろいそうな品ぞろえ。こっちのほうが、展示スペースよりも人でにぎわってました…

なんと、舞鶴の鎮守府は、横浜や広島・呉、佐世保とともに日本遺産になったそうで。
そのすばらしさを伝えるような展示がありました。
こちらももともとは兵器の倉庫だったそう。
縄文時代の出土物とか、赤れんが倉庫を復元してみたジオラマとか、
あと映画(戦争物)とかドラマとかのロケ地としても有名なので、その様子を紹介したパネルも。
東郷平八郎関連の展示もありました。AKB48の横山由衣さんの写真集でも使われているそうで、サインも飾ってありましたよ。

次の建物は赤れんが工房。
これといった展示はなく、1階部分はフリースペースになっていました。休憩にいいかも。

まいづる智恵蔵と、赤れんが工房の間の空間から、こんな素敵な景色が切り取れました。

IMG_2086.JPG

天気が良かったのでなおさら!!
赤れんがとのコントラスとが素敵なことになってます。
青空がほんとにキレイ!
ここで写真とればかなりさまになりそう。

IMG_2089.JPG

建物の外壁も、レトロな赤れんが。
これだけでかなり写真撮りたくなる。

その次は、赤れんがイベントホール。
イベントホールなので展示はありませんが、土日祝限定で、1階部分がカフェになってました。
IMG_2097.JPG
コーヒーを購入するおしゃれ男子(弟)。
休憩スペースもありました。

IMG_2100.JPG

重要文化財。
ちゃんと石碑も。

行ってみたら意外と楽しかった。
ちゃんと展示スペースまで見るかどうかは別として、
無料なので、のんびりすごしても、おみやげ買っても、ひたすら写真とっても、何してもいいんじゃないかな。
舞鶴市の観光案内やトイレ利用だけでもずいぶん助かると思うよ。
写真好きにはたまんないなーという、赤れんがの建物ばかりでした。

京都旅行、まだまだつづくぜ。

赤れんがパーク
住所:京都府舞鶴市字北吸1039番地の2

舞鶴市政記念館、まいづる智恵蔵
営業時間 午前9時〜午後5時
料金 無料

五号棟カフェ
営業日  土・日・祝
営業時間 10時〜16時30分





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