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2010年03月14日
二番目に弱いプレイヤー
すっかり間が空いてしまいました。
体調を崩したせいもあり、確定申告で忙しかったせいもあり…その惨憺たる期末会計に気が滅入ったせいもありますが、新たに何かを書こうというモチベーションが涌かなかったというのが一番の理由かもしれません。

ですが、ちょうど3月SQを迎えたところで、今回の大SQの個人的な顛末をまじえながら、久々に書いてみようという気になりました。
先に結果だけ書くと、ボロボロの惨敗です…3月限プット10750買1枚を持ったままSQに突っ込んで、見事なまでに全部融けました…・゜゜・o(iДi)o・゜゜・。

顛末を書きます。
SQ磁石のことがアタマにあったので、フワッと浮いた最終日3/11の寄りから間もなく03P107@130L1で入りました。
一瞬薄利は乗るも、その後は真綿で首を絞められるようにジワジワと買い進まれて含み損に。
ちょっと調べると、今年に入ってからSQは上に100円飛んでショートサイド2連敗、磁石もあんまり頼りにならないくさい。
さらに今期SQは10750のコールサイドに意外と玉が溜まっていて、磁石効果も薄いかも、と思いはじめました。

後場に持ち越したくなかったので、いったん@115で損切り。中国CPI(消費者物価指数)の結果を受けて…その結果にかかわらず…上に仕掛けられてはキツいということを嫌ってのことでした。
ところが中国CPIの結果、市場予想+2.3%を上回る+2.7%。
ここで「中国のさらなる市場引締を警戒」して、若干の押し目になりました。

@130L1を持ち越してたら神風吹いて利喰いとなりましたが、そこは嘆いてもしょうがない。
むしろここで押したことで、ロング持ちのチャンスが出来たとドテン、03C105@125L1。
ひたすら我慢が続きました。ディケイが厳しそうなので03C107@8S1を当ててヘッジ。
14:00を過ぎて動き出しました。とはいえ欲はかけそうにないなと@160で売指値(原資産@10660程度)。
これが無事に刺さったとき、既に03P107は@16まで伸びていました。チョト納得いかなかったので少し粘り、無事@15で買い戻し。

問題なのはここからで、つい妙なアヤを取りにいってしまった。
さらに少し上にいったところで再びドテン、3月限10750を110円で買1
売買共に材料に乏しい以上、14時以降のポジションの偏りは、現物か先物か、どちらかの引けで垂れるだろうという読みをした後でした。
岡三オンラインの藤江氏が「アヤを取りにいって逆にいかれたときはすぐに投げる」と仰っていたのを思い出したのは、この週末を散歩しながらのこと。綺麗サッパリ、すっかり忘れていました。
予想外に強く引けた現物を見て「おっ、これはマズい」と思ったものの、先物とのパリティとの比較で不利に推移しているなという意識がありました。
これは03C107Sと先物を当てて合成で処分したほうが…と思って時計を見ると、既に15:09過ぎ!!
引けまでに両方の注文を手入力で当てる余裕はさすがに無い。

悔やむべき痛恨のミス、そこで思考が硬直してしまいました…
最良策は、アヤを取りにいったのだから板の分を支払って処分してしまうこと。
次善策は、プレミアムの分は諦めて、3月限ミニ先物10枚ロングを当てて合成03C107L1にすること。
次々善は、プレミアム分に少しでも欲をかいて03P105S1、か。
もちろん大SQ直前に、相場観無しで中途半端なポジを持つべきではありませんでしたが、短期取りだったならそこは悔やんでもしょうがない。

そこまでの判断をするまでに、少なくとも40秒以上はあったはずです。
しかしそれも出来ずに引けを迎え、SQに突っ込んでしまいました…


次なる次善は、夕場の寄りで6月限の先物か、4限月のプットのどこかでヘッジすることです。
既にプレミアム分(03C107相当分)を捨てたに等しく、これは翌限月のOP売りではカバーできませんから諦めるしかありません。
しかしSQ値自体「幻のSQ」とよく言われるように(実際3月限もそうなりましたね)現物や先物の市場値とは一致しませんから、ヘッジとしては乏しく、あまり積極的になれません。
夕場が軟調だったこともあり、すっかりお祈りトレードと化してしまい、そのまま裸で持ち越してしまいました…

翌朝いざSQを迎え、いちおう最悪の覚悟はし、1円でも残ってくれればと思いましたが…
今となっては「先物で持ち越さなかった」ことを救いにするのが精一杯。

まさか裸先物ショートで突っ込んだ主体がそんなに居たとは思えません。
また建玉からして、私と同じ03P107裸ロングで突っ込んだ主体がそんなに多かったとも思えません。
どちらかというと03C105裸ショートと03C107裸ショートで突っ込んだ個人が主犯なんじゃないかと思いますが…
詳しく追求しようにも、公開されている情報では限度がありますし、この先は想像に止めておきます。


さて「投機はジャンケン」等でも書いてきましたが、私が自分を含めた短期筋を「二番目に弱いプレイヤー」と度々強調するのは、未来を耐えうるだけの資金力が無いからにほかなりません。

信用取引にしても、先物取引にしても(あるいは為替証拠金取引にしても)、保証金あるいは証拠金をもとに…つまり「拝借した資金」を元手に相場を張ることになります。
もちろん金利がかかることになります(先物取引では配当落も含めた理論値との乖離分で間接的に支払ってます)が、それらプレミアムを除いても、その先「元本を割り込むほどの損失」が出るよりも前に、撤退を強要されてしまう可能性が高い。
極端な話、現物だったら上場廃止で無価値になるまで耐えることができます。しかしレバレッジド・プレイヤーはそうではない。耐えられないからこそ、短期の値動きに敏感になってしまいます。
当然、勝率は落ちるでしょう。勝率を上げるには、エントリポイントをいかに的確に探して、不利なポジション持ちをいかに避けるかしか道がない。
…それでも、勝率100%は到底無理。まずはトータルプラスを目指し(トレードスタイルにもよるでしょうが自分の場合は勝率ベースで7割以上は無いと浮きません)、あとはいかに大きなサヤ・大きなトレンドを拾い歩いて何とか利益をモノにするほかありません。


市場を跋扈する10人の勝者」を振り返るまでもなく、金融市場で一番強いのは、本当の価値を知り、その商品に投資するプレイヤーです。
それは時には株式であり、時には為替であり、時には債権であり、時には商品先物であるでしょう。
あるいは時には不動産であることもあるかもしれません。
彼らの利益率は、総投資額から換算すると決して大きくはないかもしれませんが、それでも市場から得る利益は最も大きいものとなるでしょう。
なぜなら彼らは「待てる」からです。
これは個人投資家であってもそうです。9983ファーストリテイリングの栄華を信じ、2002年に、2500円で1万株(2500万円)買っていた人は、現在の資産価値は1億6千万円に達し、さらに税引後で年額190万円の配当を得ることが出来ているはず。
しがない庶民の私には、とてもそこまで大胆に賭けることも、そこまで大胆に待つことも、とても出来ません。
これはもう性格もありますから、たぶん私には一生出来ないと思います。


それでも、こうして何度も「二番目に弱い」「二番目に」弱い、と強調するには、一番弱いプレイヤーが居るからにほかなりません。
それは「決して自分で考えることのないプレイヤー」ですヽ(`Д´)ノ

真摯に市場に参加していると、こうしたプレイヤーがいかに多いか知り、驚かされます。
もちろん冒頭に掲げたとおり、自戒の念も込めていますけど。

過去のアノマリーに縛られること。
バックテストに拘り続け、決して実戦では役に立たないシステムを作りつづけるシステムトレーダー。
日経の書いたことを鵜呑みにする読者。
郵便局員の言いなりで投資信託を買い続ける、身寄りの無いお年寄り。

私は負けず嫌いなので、自分の納得できない理由で投資をすることも、自分の理解できない理由で負けることも、とても耐えられません。
負けるには必ず理由があるし、理由があるならそれを知ることで必ず避けることができるはずです。
そこをあえて避けずに可能性に賭けるようになって、投資家としても、投機家としても、はじめて入り口に立つことが出来るのだと思っています。


たとえば…
一般的に(どちらかというと)個人の借金は否と考えられることが多いですよね。
ところが企業会計においては、これは真逆です。
というのは「資金を投じて利益が得られる」というのが企業投資の大前提なので、金利以上の利益率が取れるなら、投資額はいくらでも大きければ大きいほどよい、と言われているのだそうです(ホンマかいな、しーらねっと)。

でも、投機の世界に少しでも足を踏み入れたことのある方なら身に染みて分かっているはず。
借りた資金は、その実が実るまで待ってはくれないことを。


それを補うには、それを補うための「何か」が必要でしょう。
それも資金の貸し手に出来ることであれば、その貸し手が自分で実行するでしょうから、決して貸してはくれないでしょう。

二番目に弱いプレイヤーが、唯一勝ち残る道。
それは「より多くの知識を身につけ、より多く考えること」に、ほかなりません。

小手先の値幅取りでも、市場に流動性を供給するという意味で、少なくとも市場に必要とされることは間違いない。
ただそこで利益を得られないのであれば、市場に参加しつづけることは難しいでしょう…
でもどうすれば利益を得られるようになるのか。

残念ですが、その答えをここに書くことはできません。
なぜなら **私も知らないから** です(;´Д`)
過去に通用したことは多少書いてきましたし、また過去を振り返って書くことはできるかもしれませんが、おそらく誰の役にも立たないでしょうし、もはやわざわざ書く気にもなれなくなりました…


個人的に、私生活でそろそろ忙しくなるというのもありますが…
主観として、これからは本当に自動取引・自動執行が幅をきかせる時代がくるように思います。
(実は岡三RSSに完全移行して、発注関数も含めてテストを開始しています)
そうなると、相場観の反映は、場中よりもむしろ場が開く前に完了している可能性が高い。

ですが残念ながら、わざわざここに書けそうなことは無さそうです…
まだ全く儲かっていませんし、わざわざ恥を晒すのは到底私の趣味趣向に合いません(ノ_;)
また逆に、やっと儲かりだした矢先に、わざわざその手口を明かす気にはとてもなれません(´・ω・`)


というわけで、このブログは、この記事をもっていちおうの終了とさせていただきます。
別のかたちで再開することもあるかもしれませんので、気になる方は、たまにホームページをチェックしてみてください。

最後になりましたが、今までお読みいただいた方、ありがとうございましたm(_ _)m
またいずれ、市場のどこかでお目にかかりましょう(^^)ノ

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