2009年12月23日
今年出会った3冊、思考・脳・賢者の石
年の瀬が迫ってきました。できれば年内にあと1〜2本くらい書きたいと思っていたテーマはありましたが(以前コメント欄で予告したイスラム金融の話とか)、ちょっと年内は無理そうです。
そう考え、今年最後の記事に何を書こうかと思っていたら、思い出しました。
今年出会った本の中で、私に一番大きな影響を与えた本を2冊と、与えている本を1冊、ご紹介します。
まず1冊目『思考は現実化する』 著:ナポレオン・ヒル
内容は、おそらく流行りの?啓蒙書と大差無いと思うのですが、そもそも自己啓発そのものを胡散臭く感じていた私には、目から鱗でした。
加えて良かったと思うのは、屁理屈抜きに、実際に成功した人たちの事例を、淡々と紹介しつづけている点ではないでしょうか。
そして、成功と失敗との境目は、実は一般的に知られているよりずっと薄いことを、あらためて思い知らされる一冊でした。
一点だけ、大きな難を挙げるとすると、こうした自己啓発本の例に漏れず、撤収戦にまつわる記述が全くないことです…
もちろん信念を貫くためには相応の覚悟が必要で、はじめから撤収のことを意識していては身につくものも身につくはずはないのですが、無知なままで闇雲に突き進むことだけ勧められても、一生を棒に振るだけです、、、、
たぶん、そのへんは財団のプログラムで学ぶか、身をもって学べというつもりなのかもしれませんが…
たびたび煮え湯を飲まされてきた身としては、どっちかというと撤収のタイミングを教えて欲しいわ!!と言いたくもなります(^^A;
とはいえ、リーマンショック以降、どちらかというと失意に近い状態でくすぶっていた私を、ふたたび奮い立たせるには十分の内容でした!!
このブログをはじめた理由も、そうした前向きな自分を忘れないように、というのが一番の理由…だったと…思います…(現実には、はじめたときの心境は既に忘れましたけど^^;)
確実に言えるのは、後ろ向きの奴に決して運は巡ってこないということです!!
宝くじですら、買わなきゃ決して当ることはありません!!
もちろんそれなりのコストを払わされることにはなりますけど…
手元から現金が出ていかないのであれば、あとは時間と努力を支払うのみです。
惜しんではいけないのですが…最近も、つい惜しみつつある自分に気づきますね…反省反省。
2冊目は『奇跡の脳』 著:J.B.テイラー
脳科学者だったテイラー博士自身が脳卒中を体験したときのことをつづった貴重な本です。
さきのヒル博士の本と時期が前後していたせいもあって、実に感慨深く読み入ったものでした。
ヒル博士の啓発だけを読まされると「そんなに俺は強くないやい」と反発したくなってきますが、ジル博士のこれを読むと「それでいいのだ」と思えてホッとします。
…もちろんそれでは儲かりませんけど^^;
人の「弱さ」について、ことさら興味の強い自分(なぜかというと私自身がいかに弱いか、自分でよく分かっているからです)からすると、弱い自分を認めた上で、虚勢をはらず、いかに背筋を伸ばして生きてゆくかについて考えさせられる本…だと…いう感想を持つのは、私くらいでしょうか^^A;
(自信ないなぁ)
そして最後に、まだ読み途中の本『賢者の石』 著:コリン・ウィルソン
「賢者の石」とありますが、今のところ、遊び人もホムンクルスも出てきてません。
もちろんハリーポッターも出てきません^^;
そもそも何故この本を知ったのかというと、ずいぶん前と思われるBS-JAPAN(テレビ東京系)の番組で、当時のJTBの社長さん(すみませんお名前を失念してしまいました)の愛読書として挙げられていたんです。
のみならず(たしか)こんな不思議なことを仰られていました。
「ボロボロになるまで何度も読み返し、同じ本であるのに既に3冊目が手元にある」
そして、読み返すたびに違うことに気づかされるというのです。
私はまだ物語の1/4も到達していないと思うのですが、不老不死の探求のため、科学なのか非科学なのかエセ科学なのか分からない研究を主人公がすすめています。
ここでキーになるのが、驚いたことに前述2冊と共通していて、それは脳であり意識であるという、そんな物語がすすんでいます。
これは残念ながら地元の図書館では全く見当たらず、ちょうど何かのときに妻に買ってもらい手元にあります。
返却期限が無いので、つい後回しになってしまい、読み返して愉しむにはまだまだ時間がかかりそうですが…焦らず楽しんでいるところです。
興味があったら、皆さんもぜひ読んでみてください。
年内の更新はこれでおしまいにします。それでは皆様、
Merry Christmas and a Happy New Year!!
そう考え、今年最後の記事に何を書こうかと思っていたら、思い出しました。
今年出会った本の中で、私に一番大きな影響を与えた本を2冊と、与えている本を1冊、ご紹介します。
まず1冊目『思考は現実化する』 著:ナポレオン・ヒル
内容は、おそらく流行りの?啓蒙書と大差無いと思うのですが、そもそも自己啓発そのものを胡散臭く感じていた私には、目から鱗でした。
加えて良かったと思うのは、屁理屈抜きに、実際に成功した人たちの事例を、淡々と紹介しつづけている点ではないでしょうか。
そして、成功と失敗との境目は、実は一般的に知られているよりずっと薄いことを、あらためて思い知らされる一冊でした。
一点だけ、大きな難を挙げるとすると、こうした自己啓発本の例に漏れず、撤収戦にまつわる記述が全くないことです…
もちろん信念を貫くためには相応の覚悟が必要で、はじめから撤収のことを意識していては身につくものも身につくはずはないのですが、無知なままで闇雲に突き進むことだけ勧められても、一生を棒に振るだけです、、、、
たぶん、そのへんは財団のプログラムで学ぶか、身をもって学べというつもりなのかもしれませんが…
たびたび煮え湯を飲まされてきた身としては、どっちかというと撤収のタイミングを教えて欲しいわ!!と言いたくもなります(^^A;
とはいえ、リーマンショック以降、どちらかというと失意に近い状態でくすぶっていた私を、ふたたび奮い立たせるには十分の内容でした!!
このブログをはじめた理由も、そうした前向きな自分を忘れないように、というのが一番の理由…だったと…思います…(現実には、はじめたときの心境は既に忘れましたけど^^;)
確実に言えるのは、後ろ向きの奴に決して運は巡ってこないということです!!
宝くじですら、買わなきゃ決して当ることはありません!!
もちろんそれなりのコストを払わされることにはなりますけど…
手元から現金が出ていかないのであれば、あとは時間と努力を支払うのみです。
惜しんではいけないのですが…最近も、つい惜しみつつある自分に気づきますね…反省反省。
2冊目は『奇跡の脳』 著:J.B.テイラー
脳科学者だったテイラー博士自身が脳卒中を体験したときのことをつづった貴重な本です。
さきのヒル博士の本と時期が前後していたせいもあって、実に感慨深く読み入ったものでした。
ヒル博士の啓発だけを読まされると「そんなに俺は強くないやい」と反発したくなってきますが、ジル博士のこれを読むと「それでいいのだ」と思えてホッとします。
…もちろんそれでは儲かりませんけど^^;
人の「弱さ」について、ことさら興味の強い自分(なぜかというと私自身がいかに弱いか、自分でよく分かっているからです)からすると、弱い自分を認めた上で、虚勢をはらず、いかに背筋を伸ばして生きてゆくかについて考えさせられる本…だと…いう感想を持つのは、私くらいでしょうか^^A;
(自信ないなぁ)
そして最後に、まだ読み途中の本『賢者の石』 著:コリン・ウィルソン
「賢者の石」とありますが、今のところ、遊び人もホムンクルスも出てきてません。
もちろんハリーポッターも出てきません^^;
そもそも何故この本を知ったのかというと、ずいぶん前と思われるBS-JAPAN(テレビ東京系)の番組で、当時のJTBの社長さん(すみませんお名前を失念してしまいました)の愛読書として挙げられていたんです。
のみならず(たしか)こんな不思議なことを仰られていました。
「ボロボロになるまで何度も読み返し、同じ本であるのに既に3冊目が手元にある」
そして、読み返すたびに違うことに気づかされるというのです。
私はまだ物語の1/4も到達していないと思うのですが、不老不死の探求のため、科学なのか非科学なのかエセ科学なのか分からない研究を主人公がすすめています。
ここでキーになるのが、驚いたことに前述2冊と共通していて、それは脳であり意識であるという、そんな物語がすすんでいます。
これは残念ながら地元の図書館では全く見当たらず、ちょうど何かのときに妻に買ってもらい手元にあります。
返却期限が無いので、つい後回しになってしまい、読み返して愉しむにはまだまだ時間がかかりそうですが…焦らず楽しんでいるところです。
興味があったら、皆さんもぜひ読んでみてください。
年内の更新はこれでおしまいにします。それでは皆様、
Merry Christmas and a Happy New Year!!