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現実主義勇者の王国再建記 第2話

gennjituyusya2-1.jpg「ちょっと!そんなに強くしがみつかないでよ!」「あ、いや、だって、結構怖いんだぞ」「情けないわね。普通は男が手綱を握るべきなんじゃない?」「仕方ないだろ。馬に乗ったの初めてなんだから。俺のいた世界には、馬に乗れなくても他に便利な乗り物がたくさんあったんだよ」「ソーマのいた世界…」
事業仕分けで埋蔵金を洗い出していたソーマは、リーシアと遠出する。デートかな?


genjituyusya2-2.jpgやってきたのは、辺り一面の綿花畑…
「この『食えない畑』がこの国の食糧難の原因だ…魔王領の拡大で綿花の生産が激減した。綿花の買取価格が上がり、作れば作るほど売れるものだから、農家は食用の作物をやめ、こぞって綿花を栽培するようになった。それがこの国の食料自給率を低下させた。不足する食料は他国から輸入すればいい。だが、他国も綿花を作るようになって値崩れがおきた。綿花の輸出益に依存していたこの国は一気に苦しくなった」
ソーマはリーシアにこの国の現状を見せた
genjituyusya2-3.jpg「やはり人材が足りない!」
前王から重臣を引き継いだが役に立たない
そこでソーマは『宝珠放送』で、広く国内から有為な人材を得ようと考える。

「学歴も、年齢も、身分も、出身も、種族も、性別も問わない!文字の読み書きができるかどうかも、財産の大小も、容姿の美醜も、スネに傷があるかどうかも問わない!これだけは人より優れている、これだけはこの国の誰にも負ける気はない、そう思うものがあれば我が前にて披露せよ!」
genjituyusya2-4.jpg「ただ才あらば用いる!」
ソーマは民衆の心を掴んだ。
「それじゃ、才ある者よ、王都パルナムで僕と握手!」
締めくくりはヒーローショーのノリ?
ソーマの檄に埋もれていた人材が動き出す

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