2015年09月06日
『マーケットの魔術師』2 〜エド・スィコータ〜
エド・スィコータ
本書を読むまではその存在すら知らなかった人物であるが、
『マーケットの魔術師』に出てくるWizardの中で
自分が一番感銘を受けた人である。
というよりも、
「自分の人生そのものを大きく変えた」
と言っても過言ではないだろう。
なぜか?
それは数ある彼の名言の中でも
とりわけ次の一言に愕然としたからだ。
『勝っても負けても、皆自分のほしいものを相場から手に入れる。』
正確に言うと
この言葉を聞いて(見て)愕然としたのではない。
最初は、「何を言ってるんだ、この人は!」
としか思えなかったのに
(というより反発していたのに)
読み進むうち、その真意を理解した(できた)時に
愕然としたのだ。
そして、自分が本当にしたかったこと(当時)を
その時初めて認識したのである。
本書では例として
・上げ相場の初めをいつも捉えて大儲けしながら、必ず吹き飛ばすトレーダー
・よく効く注射を避け続けるガン患者
の二人の人物が挙げられている。
当時自分はサラリーマンディーラーだったが、
なかなか自分の手法が見つからず
うだつの上がらない状態が続いていた。
正直言って「ダメダメトレーダー」だったのである。
特に「損切り」が嫌で嫌でしょうがなく
なかなか損切りできずに損の上塗りをしていた。
そんな自分が
『勝っても負けても、皆自分のほしいものを相場から手に入れ』ている、
ということは、
自分は「損したい」と思っているってこと!?
そんなわきゃない!
俺は儲けたいの!!
この言葉を理解するには、
ある現象が起きたがために、逆に生じなかった現象を認識する必要がある。
あるいは、違う現象が起きた場合に、生じる現象を。
(個別の)「損切り」をすれば
(全体としての)「利益」に近づいていく。
少なくとも「生き残る」という意味では確実である。
その「損切り」をしない、できない。
なぜか?
損切りをすると、あることを認めなくてはいけないのである。
何を?
「自分(の予想)が間違っていた」ということを!
そうなのだ。
損切りをすれば、自分が間違っていたということを
公に認めることになる。
会社の上司や同僚に
「◯◯、また間違ってる!バカじゃないの!」
と言われたくない!、思われたくない!
「俺は常に正しいんだ!」
損切りさえしなければ
この相場はまだ終わっていないから
俺は間違ったことにはならない。
「損切りさえしなければ」
そうだったのだ。
やっとわかった。
自分は稼ぎたいわけじゃない。
儲けたいわけじゃない。
「正しいと認められたい」のだ。
それが自分のしたかったことなのだ!
このことを認識してから
自分の考え(潜在意識)の修正を始めた。
「予想屋として正しい」ことを欲するのか?
「トレーダーとして正しい」ことを欲するのか?
言わずもがなである。
予想屋に興味なんてない!
(顕在)意識と潜在意識を一致させることにより
ようやく自分も「ダメダメトレーダー」から
脱皮するきっかけをつかむことができた。
それ以来、この言葉は常に自分の胸にある。
本書を読むまではその存在すら知らなかった人物であるが、
『マーケットの魔術師』に出てくるWizardの中で
自分が一番感銘を受けた人である。
というよりも、
「自分の人生そのものを大きく変えた」
と言っても過言ではないだろう。
なぜか?
それは数ある彼の名言の中でも
とりわけ次の一言に愕然としたからだ。
『勝っても負けても、皆自分のほしいものを相場から手に入れる。』
正確に言うと
この言葉を聞いて(見て)愕然としたのではない。
最初は、「何を言ってるんだ、この人は!」
としか思えなかったのに
(というより反発していたのに)
読み進むうち、その真意を理解した(できた)時に
愕然としたのだ。
そして、自分が本当にしたかったこと(当時)を
その時初めて認識したのである。
本書では例として
・上げ相場の初めをいつも捉えて大儲けしながら、必ず吹き飛ばすトレーダー
・よく効く注射を避け続けるガン患者
の二人の人物が挙げられている。
当時自分はサラリーマンディーラーだったが、
なかなか自分の手法が見つからず
うだつの上がらない状態が続いていた。
正直言って「ダメダメトレーダー」だったのである。
特に「損切り」が嫌で嫌でしょうがなく
なかなか損切りできずに損の上塗りをしていた。
そんな自分が
『勝っても負けても、皆自分のほしいものを相場から手に入れ』ている、
ということは、
自分は「損したい」と思っているってこと!?
そんなわきゃない!
俺は儲けたいの!!
この言葉を理解するには、
ある現象が起きたがために、逆に生じなかった現象を認識する必要がある。
あるいは、違う現象が起きた場合に、生じる現象を。
(個別の)「損切り」をすれば
(全体としての)「利益」に近づいていく。
少なくとも「生き残る」という意味では確実である。
その「損切り」をしない、できない。
なぜか?
損切りをすると、あることを認めなくてはいけないのである。
何を?
「自分(の予想)が間違っていた」ということを!
そうなのだ。
損切りをすれば、自分が間違っていたということを
公に認めることになる。
会社の上司や同僚に
「◯◯、また間違ってる!バカじゃないの!」
と言われたくない!、思われたくない!
「俺は常に正しいんだ!」
損切りさえしなければ
この相場はまだ終わっていないから
俺は間違ったことにはならない。
「損切りさえしなければ」
そうだったのだ。
やっとわかった。
自分は稼ぎたいわけじゃない。
儲けたいわけじゃない。
「正しいと認められたい」のだ。
それが自分のしたかったことなのだ!
このことを認識してから
自分の考え(潜在意識)の修正を始めた。
「予想屋として正しい」ことを欲するのか?
「トレーダーとして正しい」ことを欲するのか?
言わずもがなである。
予想屋に興味なんてない!
(顕在)意識と潜在意識を一致させることにより
ようやく自分も「ダメダメトレーダー」から
脱皮するきっかけをつかむことができた。
それ以来、この言葉は常に自分の胸にある。
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