2009年08月15日
「終戦！」
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2009年08月09日
「焼き場に立つ少年」
焼き場に立つ少年。長崎での写真です。
今日は６４年前、午前１１時２分に長崎に原爆が落とされた日です。
その時のようすを１０才の少女が次のように書きました。
妹が家の下敷きになって泣き狂っていた。
梁はびくともしなかった。
水兵さんも駄目だと言って行ってしまった。
向こうから矢のように走ってくる人が目についた。
女の人だ。
裸らしい。紫色のからだ。
あ、おかあちゃん。
もう、これで大丈夫だと思った。
隣のおじさんが力んでみたが梁は動かない。
「あきらめんば、仕方のなか」。
申し訳なさそうに向こうへ行ってしまった。
火が燃えあがってきた。
おかあさんの顔が真青に変わった。
おかあさんは、妹を見下ろしていた。
妹の小さい眼も、下から見上げていた。
おかあさんは、ずっと眼を動かして梁を見渡した。
梁の一か所に、右肩をあてた。ウー。
全身に力をこめた。
バリ。バリ。
妹の足が、はずれた。
おかあさんは、そのまま、へた、へたと腰をおろしてしまった。
おかあさんは、お昼のなすを、畑でもいでいた時、爆弾にやられたのでした。
髪の毛は、赤く短く、ちぢれ切れていた。
体中の皮は、ジュル、ジュルになっていた。
さっき、梁をかついだ右肩は、皮がべロリとはげ、肉が現れ、赤い血がしきりと出ていた。
やがて、おかあさんは苦しみ始め、もだえ、もだえて、その夜、死にました。
「ソンはしないから聞いときな」K-Dub Shine!
その時のようすを１０才の少女が次のように書きました。
妹が家の下敷きになって泣き狂っていた。
梁はびくともしなかった。
水兵さんも駄目だと言って行ってしまった。
向こうから矢のように走ってくる人が目についた。
女の人だ。
裸らしい。紫色のからだ。
あ、おかあちゃん。
もう、これで大丈夫だと思った。
隣のおじさんが力んでみたが梁は動かない。
「あきらめんば、仕方のなか」。
申し訳なさそうに向こうへ行ってしまった。
火が燃えあがってきた。
おかあさんの顔が真青に変わった。
おかあさんは、妹を見下ろしていた。
妹の小さい眼も、下から見上げていた。
おかあさんは、ずっと眼を動かして梁を見渡した。
梁の一か所に、右肩をあてた。ウー。
全身に力をこめた。
バリ。バリ。
妹の足が、はずれた。
おかあさんは、そのまま、へた、へたと腰をおろしてしまった。
おかあさんは、お昼のなすを、畑でもいでいた時、爆弾にやられたのでした。
髪の毛は、赤く短く、ちぢれ切れていた。
体中の皮は、ジュル、ジュルになっていた。
さっき、梁をかついだ右肩は、皮がべロリとはげ、肉が現れ、赤い血がしきりと出ていた。
やがて、おかあさんは苦しみ始め、もだえ、もだえて、その夜、死にました。
「ソンはしないから聞いときな」K-Dub Shine!
