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日本人の感性をもっと大切にしよう!


先日 007 カジノ・ロワイヤル (2006年)を久しぶりに見ました。

<ストーリー概略>
アフリカのゲリラ集団から、有利な投資話でお金を預かった投機集団が、投機で失敗し、投機の穴埋めをカジノの博打でしようとするが、それもボンドらの阻止活動によって失敗する。


<感想>
とにかく、よく物を壊し、人を殺すことです。こういう場面を見ていますと、破壊活動は良いことだと勘違いするようになります。本来なら異常な世界を、異常と思わなくしています。立派な洗脳です。

映画に出て来る投機集団の投資法ですが、これからも株価上昇を狙える好業績の企業の株を空売りします。そして、その企業の資産を破壊して経営危機に追い込み、株価を暴落させて大儲けしようとする方法です。

また、損が出ると、カジノで他人をカモにして、お金を儲けようとしたり、カジノで負けると力でお金を奪おうとしたり、それがダメなら、周囲に手配したスパイを使って、油断させてお金をだまし取ろうとしたり、とロクでもないことのオンパレードです。思わず、「悪いことばかりしてないで、まともに働け」と言いたくなってしまいます。

しかし、周囲を見渡しますと、国レベルでも似たようなところがあります。困ったものです。

人間不信
信用していた身内も実はスパイで、自分の敵であったということです。

casino royale1.jpg
ボンドの味方のはずの上の2人も実はボンドの敵


普通の人間であれば、仲の良い人間を騙したり、破滅させることはできません。しかし、このような映画を見ていますと利益のため、普通の人間ならできない、自分の信頼できる人を裏切ることは素晴らしいことだと誤解を与えます。狂った価値観の啓蒙になっているところが気になります。


欧米は戦略やシステム思考に優れている
また、いろいろな国が出てきますが、自分の利益を実現するため、世界各地に拠点をつくる視野の広さや、拠点をフル活用するシステムづくりの能力は素晴らしいの一言です。しかし、それらは、他人から奪い取るシステムです。これが問題なのです。

自分と他人との違いを認識して、自分の利益を実現するため、他人にどうアプローチすべきか、実現計画をどう実行していくかに優れた能力を持ちながら、その能力を活かす方向性が建設的ではありません。

ところで、現実を変えるため、バラバラなものを、ある目的のために統合して運営するシステム力、マネジメント力は、日本人の弱いところではないでしょうか。


日本は独自の道を追求しよう
ちょっと話は飛躍して脱線しますが、

海外で植民地を拡大していた時代の欧米は、循環の連鎖を築かず、ひたすら市場拡大で外に出て行きました。そして、力で外部から富を奪い、綺麗事を言って他人を騙したり、その他策略で他者を支配してきました。
彼らは奪い取る対象がなくなりますと、生産という要素がありませんので衰退に向かいます。

一方、鎖国していた江戸時代の日本は徹底的に循環の輪を築いていました。
日本は、欧米のシステム思考と科学技術を、循環と自然との共生に組み込んで、世界が経験したこともない新しい世界を創造していくべきではないでしょうか。

日本人は、普段、異質な人々との接触が少ないので、不愉快な思いをしながらも、自分の特徴をうまく理解した上で、他人に自分を説明できるレベルに達していないようです。もっと自分の良さを説明できるよう、不愉快な思いをするかもしれませんが、異質な人々と関わる必要がありそうです。

最近は、日本でも欧米の搾取思想を見習っているような印象を受けます。
本来の自分たちの特性と、違うことをしていれば、違和感を感じるだけです。新聞やテレビを見ましても、外国との共同声明に、特に平成になってから、「利益」という言葉がよく出てくる印象を受けます。 これは間違った価値観に毒された影響ではないでしょうか。昭和の時代は、「繁栄」、「幸福」という言葉も出ていたような気がします。言葉からも、他人への思いやりより、私利私欲を優先するという傾向が読み取れます。

日本は、他国を尊重しながらも、欧米とは違った、独自の世界を追求するべきでしょう。


この映画を見まして、改めて日本との文明の違いを感じましたので、
今回は、映画の背景となる文明の感想が多くなりました。


ご興味のあるかたはこちらで!






それではまた!





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