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イタリア映画のゴモラを見ました



最近1週間の朝と夜は本当に寒いです。朝も5時半頃はまだ暗いですし、ああ秋だなあという感じです。季節外れの台風も上陸かと思いきや、日本列島を外れていきました。

ところで、26日、27日の2日間に分けて、レンタルビデオ店から借りてきた2008年のイタリア映画「ゴモラ」を見ました。



GOMORRA ゴモラ


あるレンタルビデオ店は、旧作1週間80円というところがありました。10年ぐらい前は、旧作1週間350円ぐらいのところが多かったように記憶しています。こんなに安くして経営は成り立つのか心配になりました。


この「GOMORRA ゴモラ」ですが、
・複数の話が詰め込まれている
・それぞれの場面の背景やつながりの描写が非常に少ない

そのため、説明なしで見た場合、内容は分からないままで終わると思いました。

映画の最初と最後に姿を見せるカモッラの殺害行為は、カモッラのことを社会に深く根を張った存在として描きたかったのでしょうか。

私は、この映画を2回見ましたが、かなり注意して見たつもりですが、よく分からないというのが正直な感想です。

Wikipediaを見てやっと分かったという状態です。

ストーリーは複数あります。
Wikipediaの説明の助けをかりますと、


1.トト少年の物語
彼は、母のお店の商品をご近所に徒歩で配達に行く手伝いをしています。
その道中で、薬物売買の現場や、薬物売人が警察に追われる姿などを日常的に目にしています
そして、トト少年は、そんな彼らカモッラに憧れをもっています。そして、カモッラの仲間に入ります。しかし、親しい友人が敵対組織に入ったため、その友人の母殺しの手伝いをさせられたり辛い思いをします。


2.ドン・チーロの物語
複数の家庭にお金を配達する中年のおじさんです。私は、彼が何をしているのか最後まで分かりませんでしたが、ウィキペディアを見て、組織と関連のある家庭に給料を配っているということが分かりました。しかし、組織は裏切り者の家庭にお金を配ることをやめたりします。その腹いせに命を狙われたりと、この仕事は非常に危険でもあります。このおじさんは、トト少年の友人のお母さんとも親しいのですが、トト少年の友人が裏切ったことをその友人のお母さんから聞かされ、揉め事に巻き込まれることを恐れて、トト少年の友人のお母さんとも距離を取ろうとします。最後は、身の危険を感じてトト少年の友人側の組織に命乞いをしますが、このおじさんが各家庭に配るお金を組織から受け取る時に、敵対勢力側に、その日時を教え、彼らが現金強奪する手助けをしたような形で終わります。襲撃されたときに、おじさんの組織の人間は皆殺しにあっていますが、このおじさんだけ生き残ったという事実からの推測です。



3.フランコとロベルトの物語
産廃ビジネスの話です。イタリア北部の豊かな地域の企業が出す有害な産業廃棄物を合法と見せかけて格安処理を請負い、南部の経済的に苦しんでいる地域の地主に、これまた安全なゴミと言いながら、ゴミを受け入れてもらいます。しかし、毒性のゴミであるため、ゴミの受入地域に、土壌汚染、地域住民の健康被害を引き起こしています。ゴミ処理のトラックなどは、組織のものだというセリフから、カモッラと関係があるのだなと分かります。フランコの会社で、青年ロベルトは働いていますが、仕事の実情を知るにつれ、精神的に限界になり、最後は給料は良いようですが辞めてしまいます。
私は、この話は一番分かりやすいと思いました。



4.パスクワーレの物語
中小の縫製工場で作業員の監督をしている仕立職人のおじさんです。
ドレスの公開入札現場で、彼の会社の経営者が格安で無理な納期でドレスの仕事を落札します。しかし、彼の勤務先に従業員は現れません。彼は、経営者に、納期を考えると徹夜を伴う残業になることや前回も似たような条件の仕事で残業代も支払われていないため、誰も嫌がって仕事に来ていないと経営者に説明します。しかし、経営者は彼に従業員を説得してほしいと頼み、そのまま姿を消します。そして、普通なら銀行からお金を借りると思うのですが、会計士からお金を借りています。この経営者は問題が多くて銀行からお金を借りることが出来ないようです。会計士も組織のお金と言って経営者に渡していますので、経営者はカモッラからお金を借りているのです。仕立職人のパスクワーレは自分の待遇に不満で、中国人の縫製工場経営者からオートクチュールの技術指導を頼まれ、夜、コッソリと中国人の作業員たちに技術指導を始めます。しかし、それが、カモッラに分かったらしく、中国人がカモッラに襲撃されます。一命を取りとめたパスクワーレは、ケガの回復後、トラック運転者になります。私は、なぜ中国人がカモッラから襲撃されるのか分かりませんでしたが、カモッラの配下にない中国企業がドレスなどの入札仕事で格安を武器に参入すれば、カモッラ配下の企業からお金を取れなくなるので、中国企業が競争相手になる前にカモッラから殺されたと解釈できます。



5.マルコとチーロの物語
2人の不良少年の話です。
薬物取引で相手に銃を突きつけて、取引額以上の薬物を奪ったり、カモーラの武器保管場所から武器を盗み出したり、ゲームセンター強盗をやったり、カモッラの縄張りの支配者になろうとして、カモッラの縄張りを派手に荒らしていたので、最後は、その地域のカモーラの支配者から殺されます。


以上のような内容でしたが、それぞれの場面の背後で関係しているカモッラの動きについて、具体的な描写が映画に出てこないため、何の話か理解できなかったのです。

■この映画を見た感想■
限られた利権をめぐって、強大な相手と直接争っても潰されるだけだけですが、マルコとチーロの物語の2人の不良少年は、そんなことも気にせず前に突っ走ります。若さゆえのエネルギーは羨ましいですが、ちょっと未熟です。相手の生存を脅やかすと、相手が反撃してくることは十分に予想できたはずです。このような人間の愚かさ、未熟さをいろいろと考えさせられました。

−まとめ−
他の話も一通り見て思ったことは、
・自分のことしか考えていないから争いなどの不幸が続く。
・自分の行為が他へ及ばす影響・反作用など、全体のバランスから物事を
 みる視点が必要である。
・相手に被害が出ると分かっていることはすべきではない。
・周囲の需要がありながら、今まで誰もやっていなかった隙間で活動すべきである。
 (=今存在しないものを考え出す力をつける必要がある)

以上が無理にひねり出した感想です。



それではまた!









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