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本能の暴発

今回は、1968年のイタリア映画 La Matriarca(女性上位時代)を取り上げたいと思います。
この映画には、イタリア以外でみることの少ない本能の暴走があるからです。

*概要*
話は、若き未亡人の夫の葬式から始まります。そして、相続の段階で、夫は知らないところでアパートを借りていたことを知ります。そこは逢引きの部屋(SM部屋)だったのです。その部屋で見つけたビデオには、夫が未亡人の親友である女性を裸にして天井からロープでつるしてムチでたたきつけたり、お医者さんごっこをしたり、ほっぺたを引っぱたきながら服を引き裂いたりする映像がありました。それにショックを受けた未亡人は、その腹いせか自分もSMの本を古本屋で買って勉強し、男狩りの乱交生活を始めます。行きずりの男性を誘惑して、亡き夫のSM部屋、シャワー室、屋外のカーセックスと場所を問わず情事に励みます。誘惑した男性の中には、女性に暴力をふるって抵抗する姿を楽しむ人もいました。未亡人が誘惑を始めて7人目の医師が未亡人に求婚し強引に結婚に持ち込みます。ラストは、裸の未亡人が医師の背中にまたがってお馬さんごっこで映画は終わります。


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いわくのSM部屋があるアパート


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亡き夫の乱交を知ってから人生が狂い始める


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ナンパ男に「遅れないでちょうだい」といってイカれていると言われる



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最後は再婚夫にまたがってお馬さんごっこ


*感想*
人間というより動物の世界です。人間には節度が必要と教えられる映画でした。ただ、感性を節度なく快楽に走らせると変態の世界ですが、感性を美に向ければ芸術という美しい花が咲きます。実際、この映画に出てくる建築、インテリア、ファッションのセンス、色彩は素晴らしいの一言です。また、映画を見ていて、この時代のイタリアはのびのびとした躍動感を感じさせます。1967年が欧米の繁栄の頂点というのは当たっているのかなと思いました。

ところで、この映画は日本語版も出ています。ご興味のあるかたは、こちらをどうぞ。






それではまた!






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