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2017年10月13日

あいさつの効用

今日は、あいさつの効用について考えてみたいと思います。

統合失調症の症状やその兆しのあるときって、
だんだんと、グループや集団から足が遠のくんです。

みんなでお昼を食べていたんだけれども、
だんだんとおっくうに感じたり
なんとなく敬遠してしまう。
そして、一人でお昼に出る回数が次第に増えていく。

同じように、普段は誰とでも気軽に挨拶していたはずなのに、
なぜかそれができなくなってくるんです。
だんだん目線をそらして、
だんだん、人を避けるようになってしまう。

出会う人がみな、なんとなく信じられなかったり
こわかったりして、警戒してしまう。
心を開けなくなってしまうんです。

そして、どんどん孤独になる。

思うに、この、孤独っていうのが一番よくないのだと思います。
孤独になるほど、周りが信じられなり、
孤独になるほど、自分の世界に閉じこもる。
世界はどんどん、形を変えて、暴れ出す。

「あいさつはこころの窓」
という標語が小学校なんかに貼ってあったのを覚えていますが
まさに、こころの窓ってやつです。

あいさつしていれば、周りのみんなと、最低限のつながりは保てます。
そして、あいさつをきっかけに、いろいろな話ができて、
一人ひとりとコミュニケーションがとれます。
みんなとコミュニケーションがとれていれば、
少々気が乗らなくったって、グループの中に混ざっていることもできます。

職場は、グループでの雰囲気を大事にするので、
グループに溶け込んでいるってことが本当に重要です。

だから、症状の良くないときでも、職場での立ち位置を守るためには
あいさつするっていうあたりまえの習慣を
やめちゃだめなんだな、と思いました。

人を避けずに、自分から挨拶する。
これを守り抜くことで、少しの病気の波は切り抜けられるような気がします。


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