アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2014年04月16日

水雲問答(内冑を見せて懸れ)

(雲)

凡(およ)そ人は余り疑い申候ては、ことをなし得申さず。
疑うべきものを疑い、あとは豁然(かつぜん)たるべく候。
尤(もっと)も疑いというものは、量の狭きから起り申候。
それに我が心中を人の存知(ぞんち)候ことを厭い申候は
俗人の情に候。それ故隔意(かくい)ばかり出来、事を敗り申候。
それ事を了するものは、赤心(せきしん)を人の腹中に置き、
内冑を見せて懸かり申すべきことと存候。

(水)

人を疑いて容(い)るること能(あた)わざること、我が心事を人の
知らぬように掩(おおい)い隠して、深遠なることのように心得るは、
皆小人の小智より出(いず)ること云うに及ばず候。
大丈夫(だいじょうふ)の心事、常々晴天白日の如くして、事に
臨むに及んでは、赤心を人の腹中に置いて、人を使うことを
我が手足を使う如くすることこそ豪傑の所為(しょい)ならめ。
是を学ばん、是を学ばん。
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/2356587
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
ファン
検索
最新記事
最新コメント
タグクラウド
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール
yosituguさんの画像
yositugu
こういう関係の本は、論語を読んだのが初めて。 それ以降、日本では佐藤一斎の「言志録」や 西郷隆盛の「南洲遺訓」など興味のあるものを 勉強。
ブログ
プロフィール
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。