2014年04月16日
水雲問答(内冑を見せて懸れ)
(雲)
凡(およ)そ人は余り疑い申候ては、ことをなし得申さず。
疑うべきものを疑い、あとは豁然(かつぜん)たるべく候。
尤(もっと)も疑いというものは、量の狭きから起り申候。
それに我が心中を人の存知(ぞんち)候ことを厭い申候は
俗人の情に候。それ故隔意(かくい)ばかり出来、事を敗り申候。
それ事を了するものは、赤心(せきしん)を人の腹中に置き、
内冑を見せて懸かり申すべきことと存候。
(水)
人を疑いて容(い)るること能(あた)わざること、我が心事を人の
知らぬように掩(おおい)い隠して、深遠なることのように心得るは、
皆小人の小智より出(いず)ること云うに及ばず候。
大丈夫(だいじょうふ)の心事、常々晴天白日の如くして、事に
臨むに及んでは、赤心を人の腹中に置いて、人を使うことを
我が手足を使う如くすることこそ豪傑の所為(しょい)ならめ。
是を学ばん、是を学ばん。
凡(およ)そ人は余り疑い申候ては、ことをなし得申さず。
疑うべきものを疑い、あとは豁然(かつぜん)たるべく候。
尤(もっと)も疑いというものは、量の狭きから起り申候。
それに我が心中を人の存知(ぞんち)候ことを厭い申候は
俗人の情に候。それ故隔意(かくい)ばかり出来、事を敗り申候。
それ事を了するものは、赤心(せきしん)を人の腹中に置き、
内冑を見せて懸かり申すべきことと存候。
(水)
人を疑いて容(い)るること能(あた)わざること、我が心事を人の
知らぬように掩(おおい)い隠して、深遠なることのように心得るは、
皆小人の小智より出(いず)ること云うに及ばず候。
大丈夫(だいじょうふ)の心事、常々晴天白日の如くして、事に
臨むに及んでは、赤心を人の腹中に置いて、人を使うことを
我が手足を使う如くすることこそ豪傑の所為(しょい)ならめ。
是を学ばん、是を学ばん。
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