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2014年03月15日

水雲問答-(大経綸)



村学究、門戸を争い候は申すまでもなし。王侯大人、政に臨んでも
門戸の気味合い間々これ有るやに存候。
寛を専とする人は厳を知らず。厳家もまた然り。
大小万事一様に致したがり申候は俗人の情に候。
故にはとても出来申さず候。s
それ故大任に当たり申候人は、諸事万事残らず我が胸中に引き受け、
才は才にて引き立て遣はし、徳は徳にて引き立て、勇は勇にて引き立て
遣はし候ねば、大事業は成りがたく候。
我が一己の智にては一方の事は出来候ても、八方の事はなしえ申さず候。
一方に当たる才智の人、随分出申すべし。
八方に当たりて大経綸を致候者は有るまじくと申候。
韓魏公、経綸を以って人に許さず候は深意味と存候。



この御論、大経綸の深意を尽くされて、八音を合わせて楽は成り、
五味合わせて味は成り申候。
何事も一様に致すことほど小さきものこれ無く候。
今も世にてこの意を解し、其の作用候は、彼の海畔一老の外には
有るまじく存候。
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こういう関係の本は、論語を読んだのが初めて。 それ以降、日本では佐藤一斎の「言志録」や 西郷隆盛の「南洲遺訓」など興味のあるものを 勉強。
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