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2017年02月17日

文法と方言

私は名古屋に住んでいるので、
名古屋弁の例を挙げて、説明しますね。

たとえば、
「確認しずに送信してしまった。」
という言い方があります。
標準語なら、
「確認せずに送信してしまった。」
と言いますね。

打消の助動詞「ず」の上は未然形ですが、
上の語がサ行変格活用動詞の場合、
「さ・し・せ」の3種類があります。

受身の助動詞「れる」使役の助動詞「せる」の上は「さ」で、「される」「させる」
形容詞「ない」の上は「し」で、「しない」
打消の助動詞「ぬ」「ず」の上は「せ」で、「せぬ」「せず」

と覚えてしまえば、間違えないと思いますが、
普段から使い慣れている方言って、
ついそれが「自然な言い方」「標準語」に思えてしまうんですよね。

これはサ行変格活用の例でしたが、
カ行変格活用にも、
気をつけるべき語があります。

「来ない・来ます・来る・来るとき・来れば・来い」
と漢字で書けば問題ないのですが、
名古屋弁で読むと、これは
「こない・きます・くる・くるとき・これば・こい」
になります。

そう、仮定形が「くれば」ではなく、「これば」。

名古屋人は、名古屋弁を話している自覚があまりありません。
市長が「ぎゃぁ」とか「みゃぁ」とか「ちんちこちん」などと言っているのは、
名古屋弁をアピールするためのパフォーマンスで、
我々はそんな言葉は使わないし、
普段から標準語を話している(つもり)、
と思っています。

でも、このようなちょっとした文法の違いや、
アクセントの違いは、
結構あります。

学校で習う国文法は、
標準語の文法です。

名古屋に限らず、
地方に住んでいる人は、
自分の地域の方言と標準語の違いを、
意識してみると良いですよ。

ちなみに、
「私は東京人だから、きれいな標準語を話している」というアナタ。
東京方言というものもあるのをご存知ですか。

たとえば片付けることを「かたす」というのは、
東京方言で、標準語じゃないんですよ。



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