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2017年09月21日

オノマトペ

中学三年生の生徒さんから、
「擬声語と擬態語の違いが分かりません」と言われたので、
少し説明をしておきますね。

擬声語というのは、
「擬音語」とも言いますが、
その音をそのまま聞き取って表記したものです。

雨がザーザー降る。
猫がニャーニャー鳴く。
窓ガラスがガシャンと割れる。
どれも、そういう音が聞こえるので、そう表現しています。
だから、人によっては、
「あの猫の鳴き声はミューミューだ」という人もいるでしょうね。

これに対して擬態語は、
様子を表現しただけで、そういう音が出ているわけではありません。

星がキラキラ光る。
熊がのそのそと歩く。
先生のギャグが寒いので教室がシーンとした。

星は「キラキラ」と音を立てないし、
熊がゆっくり歩く時に「のそのそ」という音を出すわけじゃないし、
教室に「シーン」という音が聞こえるわけではありません。

というわけで、
実際にそういう音がすると思えば「擬声語(擬音語)」、
様子を表す言葉なら「擬態語」です。

ちなみに、擬声語も擬態語も、
品詞は副詞です。





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