2013年10月01日
シリ−ズ健康[6]−@肝臓病(沈黙の臓器)
シリ−ズ健康[6]−@肝臓病(沈黙の臓器)
肝臓のはたらきは主に次の3つである。
1、 栄養素の代謝・貯蔵
小腸で吸収された糖質、脂質、たんぱく質などを代謝し、体の成分やエネルギ−源として、合成、貯蔵する。
2、 毒性物質の解毒作用
体外、または体内で合成された有害物質(アルコ−ル、薬物、食品添加物など)を解毒する。
3、 胆汁の生成・分泌
コレストロ−ル、ビリルビン、リン脂質、胆汁酸を主成として、ビタミンや脂肪の分解と吸収に必要な胆汁を合成する。
さまざまな肝臓病とその関連性
栄養過多・栄養不良→脂肪肝→肝硬変→肝臓癌
アルコ−ル過多→アルコ−ル性肝炎→肝硬変→肝臓癌
薬物(薬)→薬剤性肝障害→肝硬変→肝臓癌
ウィルス感染(ABC型)→急性肝炎→劇症肝炎と慢性肝炎→肝硬変→肝臓癌
※ 肝臓を患うと行きつく先は、肝臓癌になる。
※ 他人の血液の輸血により、血清肝炎を起こし、肝臓が悪くなる人も多い。
● 黄疸
ビリルビンの80%は老化した赤血球のヘモグロビンに由来し、まず間接型(非抱合型)ビリルビンに変わる。間接型ビリルビンは肝臓に送られて直接(抱合型)ビリルビンに変換される。直接ビリルビンは胆汁に混ざって胆管を経て、十二指腸へと排泄される。そして腸を経て糞便として排泄される。
また一部は腸から吸収され肝臓に戻るが、その一部は再びビリルビンとなり、他の一部は肝臓を通過して尿中に排泄されるものである。
このビリルビンの排泄が正常に行われず血中に蓄積すると、皮膚や粘膜がビリルビンの色に染まり黄染する。
黄疸は肝疾患時の重要な症状である。黄疸は次の3種類に分類される。
@ 溶血性黄疸−間接ビリルビンが過剰に産生された場合で、血液疾患、薬剤により赤血球の破壊が大量に起こった場合に発生する。
A 肝細胞性黄疸−先天性の体質性黄疸、急性肝炎、肝硬変などのね細胞の異常のためビリルビンの代謝が障害されて起こる。
B 閉塞性黄疸−胆管の閉塞や胆のう炎などによって胆汁がうっ帯しておこる。
診察・症状
生体観察で黄疸は眼球結膜の黄染としてもっとも早く認められやすい。その他、全身倦怠、食欲不振、腹痛などを伴うことがある。尿中のビリルビンが陽性の場合は肝障害があることを意味する。
※ ビリルビン (bilirubin) はヘモグロビンなどに含まれるヘムの生分解産物で、赤褐色の胆汁色素である。ヒトなど多くの動物の糞や尿の色の原因となっている。ピロールが4個連なった構造を有するテトラピロール化合物の一種。血液中のビリルビン量は変動が大きいが、種々の疾患でさらに大きく上昇するため、血液検査で重要な項目である
● 肝炎
急性肝炎と慢性肝炎の違い
1、 急性肝炎
殆どの場合の原因は、肝炎ウィルスに感染し、潜伏期の後、風邪に似た症状が続き、黄疸などの症状が急に出現して肝炎と気づく。適切な治療で、1〜2ケ月で治るが、場合によっては重症化し、劇症肝炎に移行することもあるので入院治療が必要となる。急性肝炎でもC型肝炎は慢性化することが多いためウィルスの確実な駆除が目指される。
2、 慢性肝炎
一般に6ケ月以上にわたり肝臓の機能障害が続いたり、肝臓の腫れや炎症が続いているものを言う。急性肝炎から移行したものもあるが、ある時期までは無症状で経過し、健康診断などで発見されることが多い。その原因は、B型肝炎ウィルスが約30%、残りの約70%はC型肝炎ウィルスによる感染。慢性肝炎の治療は、長期に及ぶが予後を正しく過ごさなければ、肝硬変、肝臓癌に移行する。
血液検査
総ビリビリン0.2〜1(基準値)、
AST(GOT)10〜40(基準値)、
ALT(GPT)6〜40(基準値)、
血液検査で自身の肝臓の数値を確認する。
● 肝炎の種類
肝炎はいろいろな原因で起こる。日本でもっとも多いのは肝炎ウィルスに感染しているウィルス肝炎である。現在、A型、B型、C型、D型、E型の5種類が確認されている。最近新たにG型の発見が報告されている。ウィルスによる感染のほかに、薬剤、アレルギ−、アルコ−ルによるものがある。
患者数が多く、問題になるのはA型、B型、C型である。
★ A型肝炎
急性肝炎として発病し、慢性化することはない。ウィルスに汚染された魚介類などを生で食べ、生水を飲むなど、飲食物が原因となる。38〜39度くらいの発熱が数日続き、頭痛や悪寒を伴う。また、食欲不振、倦怠感、吐き気、下痢などの自覚症状も現れる。
治療
安静と食事療法が基本となり、約1ケ月で治癒する。
★ B型肝炎
急性肝炎として発病するが、慢性化することはない。感染後、数ヶ月経って発病し、その後、2ケ月で治る一過性感染と体内にウィルスがいても発病しない(キャリアという)持続性感染がある。原因は血液、精液、唾液、粘膜などの体液が何らかの原因で体内に入って感染する。母子感染や医療従事者による針刺し事故は要注意である。かつて輸血による感染経路も存在したが、現在はない。
初期症状は発熱、食欲減退、全身のだるさ、頭痛、吐き気、下痢などが1〜2週間続く。その後黄疸が出る。白目の部分や手のひら、顔などが黄色に変色する。2〜4週間続き、その後、少しずつ回復する。2〜3ケ月間食事療法、薬物療法するのが一般的。
※ 母子感染=B型肝炎ウィルス・キャリア(ウィルスに感染しているが、肝炎が発症していない状態が長い間持続している人)の母親が出産するときに、子供にウィルスが感染する。
★ C型肝炎
自然治癒することがほとんどなく、慢性化しやすい性質をもっていて、慢性肝炎患者の70%を占めている。慢性化すると肝硬変に移行し、肝癌になる。原因は主に輸血、医療事故、イレズミなどによって感染する。発熱、食欲不振、だるさ、頭痛、吐き気、下痢、腹痛などがみられるが、症状が軽いことが多く(自覚症状なし)、気づかずに慢性化することがある。
治療
入院による安静と食事療法が必要。
● 脂肪肝
本来、正常な肝臓は2〜4%の脂質を含んでいるが、肝臓に脂肪が異常に蓄積し、30%をこえた状態を脂肪肝という。原因は生活習慣によるところが多く、飲酒や過食による肥満、運動不足、糖尿病などが原因となる。肝臓では食事としてとりいれた糖質や脂肪、アルコ−ルなどの分解成分の脂肪酸から中性脂肪という脂肪が合成される。残りはたんぱく質の一種と結合してVLDL(超低比重リポたんぱく)というリポたんぱくとなり、血液中に送り出され全身に運ばれ、エネルギ−源として使われる。しかし、糖質や脂肪、アルコ−ルを多く摂り過ぎ、肥満などで皮下脂肪などの脂肪組織が増えると、肝臓に入ってくる脂肪酸の量が過剰になり、リポたんぱくを作るスピ−ドが追いつかず、中性脂肪が肝臓に蓄積しすぎて脂肪肝となる。
自覚症状はほとんどなく、なんとなく体がだるい、疲れやすい、吐き気がする、右わき腹が張るなどの症状が現れる場合もあるが、治療は食事療法・運動療法・生活習慣の改善を行う。
● 肝硬変
肝炎や脂肪の蓄積、アルコ−ル性肝障害が進行して、肝細胞が破壊され、繊維化して硬くなり機能が低下する。肝臓は小さくなる。
@ 肝臓機能低下
肝機能が低下することにより、解毒障害が起こり口臭、肝性昏睡、羽ばたき振戦、黄疸、女性化乳房、手掌紅班、くも状血管腫がおこってくる。合成障害から浮腫、低コレストロ−ル血症、出血傾向になる。
A 門眽亢進
門脈系にはもともと肝臓を経由せず大静脈に通ずるバスパスが多く存在するが、普通は極めて細かいものである。これが門脈圧亢進の際には拡張し、大量の門脈血が流れることになる。その結果、食道静脈瘤、痔、肝性脳症、覆水等が起きる。
B 短絡形成
門脈圧亢進の側副血行路の1つとして門脈血が直接、静脈系(冠状脈、大静脈)へ流れる。
肝硬変で現れる主な症状
★ 腹水−腹部に水が溜まって異常にふくれる。
★ 動脈怒張−へその周りの静脈が膨らんで放射状に広がる
★ 出血班−皮下出血がみられる
★ 手掌紅班−手のひらが赤くなる(特に親指と小指の付け根の部分に出現)
★ 女性化乳房−男性の場合、乳房が女性化して大きくなる
★ くも状管腫−上胸部などに血管がくも状に浮き出る
★ 肝性脳症−肝臓の機能が低下して、アンモニアなどの有害物質が分解されずに、血流に乗って脳に運ばれるために脳の働きに影響を与える。方向がわからなくなったり、手が震えたり、昏睡などひきおこす
★ 羽ばたき振戦−手首のところから先の手全体がピクンピクンとふるえる。両手を伸ばすと鳥が羽ばたくようにふるえる。肝性脳症の症状の1つ。
★ 食道静脈瘤−肝臓の中の血流が悪くなることでおこる。静脈瘤が破裂すると大出血がおこり、死に至ることもある。
★ バチ指−指先が大きくふくらみ、つめが丸く大きく指先を包むような形になる。
治療法
安静療法と食事療法を中心。
症状がおこっている場合は、対症療法。
● アルコ−ル性脂肪肝
● アルコ−ル性肝炎
● アルコ−ル性肝繊維症
● アルコ−ル肝硬変→肝臓癌に移行する可能性が高い
薬物性肝障害
● 中毒性肝障害→肝硬変に移行することがある。
● アレルギ−性肝障害→アレルギ−体質の人に出やすい
症状改善するのにインタ−フェロン療法を用いる。
問題点
副作用が強い
費用が高い
すべての人に効果があるわけでない。
血液検査表示の見方。基準外の場合
GOT(AST) GPT(ALT)⇒急性肝炎を疑う
GOT<GPT =慢性肝炎を疑う(それぞれ軽度から中等度の上昇)
GOT>GPT=肝硬変、肝癌(それぞれ軽度の上昇)
GOT>GPT=アルコ−ル性肝炎、脂肪肝(それぞれ中等度の上昇)
r-GTPは肝臓、腎臓、脾臓に含まれる酵素の数値。
肝臓病の予防
★ 脂肪肝・アルコ−ル肝障害
アルコ−ルの過剰摂取と栄養の過多から起きるので、暴飲暴食を避け、適度な運動をこころがける。
★ ウィルス性肝炎
ウィルス性肝炎の予防は、ウィルスの種類によって感染経路が異なるため、予防の仕方が変わる。感染経路はおもに経口感染と血液感染の2種類。
A型肝炎は、経口感染する。牡蠣などの生食により多発するため、生食を避ける。特に海外旅行 東南アジアなどの際に感染するケ−スが多く見られる。
B、C型肝炎ウィルスへの注意
@ 自分以外の血はなるべく触らない
A 自分でできる傷の手当ては、自分でするようにする。
B 血便や生理の後始末など、最初から血液に触れることがわかっている時は、使い捨ての手袋などを使用する
C 性交渉の時はコンド−ムを使用する
D カミソリや歯ブラシなどを他人と共用しない
血液検査の数値
AST(GOT)ALT(GPT)数値・CK(CPK)数値・総コレストロ-ル値・中性脂肪・HDL・LDL数値・コリンエステラ-ゼ・ALP・血清総たんぱく・ZTT・アルブミン・総ビリルビン
上記検査数値を把握すること。
アリシン研究者 ピ−タ−ジョシリング翻訳原本引用。
肝炎(HEPATITIS)
医学定義
肝臓の炎症で、ウィルス、毒性物質又は免疫性異常が原因です。種類が幾つもあり、性感染種や、感染者からの体液の交換を通して移る種類もあります。
毎年、アメリカ国内だけで40万人が、B型又はC型肝炎感染を患っています。肝炎は治療が非常に難しく、原因ウィルスの多くは、ヘルペスの仲間です。EB(Epstein-Barr)ウィルス感染症も含んでよいでしょう。既知の事ですが、アリシンは、これらの微生物を撃退し、人体での激発を予防する能力を備えています。従って、アリシン処方は何らかの効果がありますが、肝炎の複雑さとその性質上、この結果を発表する事が難しいのです。しかし、免疫システムを高めるアリシンの性質が、有益な活動をするでしょう。
商品アリシル(アリシン)ショップ
やっとかめマ−ケット
http://yatokame.shop-pro.jp
肝臓のはたらきは主に次の3つである。
1、 栄養素の代謝・貯蔵
小腸で吸収された糖質、脂質、たんぱく質などを代謝し、体の成分やエネルギ−源として、合成、貯蔵する。
2、 毒性物質の解毒作用
体外、または体内で合成された有害物質(アルコ−ル、薬物、食品添加物など)を解毒する。
3、 胆汁の生成・分泌
コレストロ−ル、ビリルビン、リン脂質、胆汁酸を主成として、ビタミンや脂肪の分解と吸収に必要な胆汁を合成する。
さまざまな肝臓病とその関連性
栄養過多・栄養不良→脂肪肝→肝硬変→肝臓癌
アルコ−ル過多→アルコ−ル性肝炎→肝硬変→肝臓癌
薬物(薬)→薬剤性肝障害→肝硬変→肝臓癌
ウィルス感染(ABC型)→急性肝炎→劇症肝炎と慢性肝炎→肝硬変→肝臓癌
※ 肝臓を患うと行きつく先は、肝臓癌になる。
※ 他人の血液の輸血により、血清肝炎を起こし、肝臓が悪くなる人も多い。
● 黄疸
ビリルビンの80%は老化した赤血球のヘモグロビンに由来し、まず間接型(非抱合型)ビリルビンに変わる。間接型ビリルビンは肝臓に送られて直接(抱合型)ビリルビンに変換される。直接ビリルビンは胆汁に混ざって胆管を経て、十二指腸へと排泄される。そして腸を経て糞便として排泄される。
また一部は腸から吸収され肝臓に戻るが、その一部は再びビリルビンとなり、他の一部は肝臓を通過して尿中に排泄されるものである。
このビリルビンの排泄が正常に行われず血中に蓄積すると、皮膚や粘膜がビリルビンの色に染まり黄染する。
黄疸は肝疾患時の重要な症状である。黄疸は次の3種類に分類される。
@ 溶血性黄疸−間接ビリルビンが過剰に産生された場合で、血液疾患、薬剤により赤血球の破壊が大量に起こった場合に発生する。
A 肝細胞性黄疸−先天性の体質性黄疸、急性肝炎、肝硬変などのね細胞の異常のためビリルビンの代謝が障害されて起こる。
B 閉塞性黄疸−胆管の閉塞や胆のう炎などによって胆汁がうっ帯しておこる。
診察・症状
生体観察で黄疸は眼球結膜の黄染としてもっとも早く認められやすい。その他、全身倦怠、食欲不振、腹痛などを伴うことがある。尿中のビリルビンが陽性の場合は肝障害があることを意味する。
※ ビリルビン (bilirubin) はヘモグロビンなどに含まれるヘムの生分解産物で、赤褐色の胆汁色素である。ヒトなど多くの動物の糞や尿の色の原因となっている。ピロールが4個連なった構造を有するテトラピロール化合物の一種。血液中のビリルビン量は変動が大きいが、種々の疾患でさらに大きく上昇するため、血液検査で重要な項目である
● 肝炎
急性肝炎と慢性肝炎の違い
1、 急性肝炎
殆どの場合の原因は、肝炎ウィルスに感染し、潜伏期の後、風邪に似た症状が続き、黄疸などの症状が急に出現して肝炎と気づく。適切な治療で、1〜2ケ月で治るが、場合によっては重症化し、劇症肝炎に移行することもあるので入院治療が必要となる。急性肝炎でもC型肝炎は慢性化することが多いためウィルスの確実な駆除が目指される。
2、 慢性肝炎
一般に6ケ月以上にわたり肝臓の機能障害が続いたり、肝臓の腫れや炎症が続いているものを言う。急性肝炎から移行したものもあるが、ある時期までは無症状で経過し、健康診断などで発見されることが多い。その原因は、B型肝炎ウィルスが約30%、残りの約70%はC型肝炎ウィルスによる感染。慢性肝炎の治療は、長期に及ぶが予後を正しく過ごさなければ、肝硬変、肝臓癌に移行する。
血液検査
総ビリビリン0.2〜1(基準値)、
AST(GOT)10〜40(基準値)、
ALT(GPT)6〜40(基準値)、
血液検査で自身の肝臓の数値を確認する。
● 肝炎の種類
肝炎はいろいろな原因で起こる。日本でもっとも多いのは肝炎ウィルスに感染しているウィルス肝炎である。現在、A型、B型、C型、D型、E型の5種類が確認されている。最近新たにG型の発見が報告されている。ウィルスによる感染のほかに、薬剤、アレルギ−、アルコ−ルによるものがある。
患者数が多く、問題になるのはA型、B型、C型である。
★ A型肝炎
急性肝炎として発病し、慢性化することはない。ウィルスに汚染された魚介類などを生で食べ、生水を飲むなど、飲食物が原因となる。38〜39度くらいの発熱が数日続き、頭痛や悪寒を伴う。また、食欲不振、倦怠感、吐き気、下痢などの自覚症状も現れる。
治療
安静と食事療法が基本となり、約1ケ月で治癒する。
★ B型肝炎
急性肝炎として発病するが、慢性化することはない。感染後、数ヶ月経って発病し、その後、2ケ月で治る一過性感染と体内にウィルスがいても発病しない(キャリアという)持続性感染がある。原因は血液、精液、唾液、粘膜などの体液が何らかの原因で体内に入って感染する。母子感染や医療従事者による針刺し事故は要注意である。かつて輸血による感染経路も存在したが、現在はない。
初期症状は発熱、食欲減退、全身のだるさ、頭痛、吐き気、下痢などが1〜2週間続く。その後黄疸が出る。白目の部分や手のひら、顔などが黄色に変色する。2〜4週間続き、その後、少しずつ回復する。2〜3ケ月間食事療法、薬物療法するのが一般的。
※ 母子感染=B型肝炎ウィルス・キャリア(ウィルスに感染しているが、肝炎が発症していない状態が長い間持続している人)の母親が出産するときに、子供にウィルスが感染する。
★ C型肝炎
自然治癒することがほとんどなく、慢性化しやすい性質をもっていて、慢性肝炎患者の70%を占めている。慢性化すると肝硬変に移行し、肝癌になる。原因は主に輸血、医療事故、イレズミなどによって感染する。発熱、食欲不振、だるさ、頭痛、吐き気、下痢、腹痛などがみられるが、症状が軽いことが多く(自覚症状なし)、気づかずに慢性化することがある。
治療
入院による安静と食事療法が必要。
● 脂肪肝
本来、正常な肝臓は2〜4%の脂質を含んでいるが、肝臓に脂肪が異常に蓄積し、30%をこえた状態を脂肪肝という。原因は生活習慣によるところが多く、飲酒や過食による肥満、運動不足、糖尿病などが原因となる。肝臓では食事としてとりいれた糖質や脂肪、アルコ−ルなどの分解成分の脂肪酸から中性脂肪という脂肪が合成される。残りはたんぱく質の一種と結合してVLDL(超低比重リポたんぱく)というリポたんぱくとなり、血液中に送り出され全身に運ばれ、エネルギ−源として使われる。しかし、糖質や脂肪、アルコ−ルを多く摂り過ぎ、肥満などで皮下脂肪などの脂肪組織が増えると、肝臓に入ってくる脂肪酸の量が過剰になり、リポたんぱくを作るスピ−ドが追いつかず、中性脂肪が肝臓に蓄積しすぎて脂肪肝となる。
自覚症状はほとんどなく、なんとなく体がだるい、疲れやすい、吐き気がする、右わき腹が張るなどの症状が現れる場合もあるが、治療は食事療法・運動療法・生活習慣の改善を行う。
● 肝硬変
肝炎や脂肪の蓄積、アルコ−ル性肝障害が進行して、肝細胞が破壊され、繊維化して硬くなり機能が低下する。肝臓は小さくなる。
@ 肝臓機能低下
肝機能が低下することにより、解毒障害が起こり口臭、肝性昏睡、羽ばたき振戦、黄疸、女性化乳房、手掌紅班、くも状血管腫がおこってくる。合成障害から浮腫、低コレストロ−ル血症、出血傾向になる。
A 門眽亢進
門脈系にはもともと肝臓を経由せず大静脈に通ずるバスパスが多く存在するが、普通は極めて細かいものである。これが門脈圧亢進の際には拡張し、大量の門脈血が流れることになる。その結果、食道静脈瘤、痔、肝性脳症、覆水等が起きる。
B 短絡形成
門脈圧亢進の側副血行路の1つとして門脈血が直接、静脈系(冠状脈、大静脈)へ流れる。
肝硬変で現れる主な症状
★ 腹水−腹部に水が溜まって異常にふくれる。
★ 動脈怒張−へその周りの静脈が膨らんで放射状に広がる
★ 出血班−皮下出血がみられる
★ 手掌紅班−手のひらが赤くなる(特に親指と小指の付け根の部分に出現)
★ 女性化乳房−男性の場合、乳房が女性化して大きくなる
★ くも状管腫−上胸部などに血管がくも状に浮き出る
★ 肝性脳症−肝臓の機能が低下して、アンモニアなどの有害物質が分解されずに、血流に乗って脳に運ばれるために脳の働きに影響を与える。方向がわからなくなったり、手が震えたり、昏睡などひきおこす
★ 羽ばたき振戦−手首のところから先の手全体がピクンピクンとふるえる。両手を伸ばすと鳥が羽ばたくようにふるえる。肝性脳症の症状の1つ。
★ 食道静脈瘤−肝臓の中の血流が悪くなることでおこる。静脈瘤が破裂すると大出血がおこり、死に至ることもある。
★ バチ指−指先が大きくふくらみ、つめが丸く大きく指先を包むような形になる。
治療法
安静療法と食事療法を中心。
症状がおこっている場合は、対症療法。
● アルコ−ル性脂肪肝
● アルコ−ル性肝炎
● アルコ−ル性肝繊維症
● アルコ−ル肝硬変→肝臓癌に移行する可能性が高い
薬物性肝障害
● 中毒性肝障害→肝硬変に移行することがある。
● アレルギ−性肝障害→アレルギ−体質の人に出やすい
症状改善するのにインタ−フェロン療法を用いる。
問題点
副作用が強い
費用が高い
すべての人に効果があるわけでない。
血液検査表示の見方。基準外の場合
GOT(AST) GPT(ALT)⇒急性肝炎を疑う
GOT<GPT =慢性肝炎を疑う(それぞれ軽度から中等度の上昇)
GOT>GPT=肝硬変、肝癌(それぞれ軽度の上昇)
GOT>GPT=アルコ−ル性肝炎、脂肪肝(それぞれ中等度の上昇)
r-GTPは肝臓、腎臓、脾臓に含まれる酵素の数値。
肝臓病の予防
★ 脂肪肝・アルコ−ル肝障害
アルコ−ルの過剰摂取と栄養の過多から起きるので、暴飲暴食を避け、適度な運動をこころがける。
★ ウィルス性肝炎
ウィルス性肝炎の予防は、ウィルスの種類によって感染経路が異なるため、予防の仕方が変わる。感染経路はおもに経口感染と血液感染の2種類。
A型肝炎は、経口感染する。牡蠣などの生食により多発するため、生食を避ける。特に海外旅行 東南アジアなどの際に感染するケ−スが多く見られる。
B、C型肝炎ウィルスへの注意
@ 自分以外の血はなるべく触らない
A 自分でできる傷の手当ては、自分でするようにする。
B 血便や生理の後始末など、最初から血液に触れることがわかっている時は、使い捨ての手袋などを使用する
C 性交渉の時はコンド−ムを使用する
D カミソリや歯ブラシなどを他人と共用しない
血液検査の数値
AST(GOT)ALT(GPT)数値・CK(CPK)数値・総コレストロ-ル値・中性脂肪・HDL・LDL数値・コリンエステラ-ゼ・ALP・血清総たんぱく・ZTT・アルブミン・総ビリルビン
上記検査数値を把握すること。
アリシン研究者 ピ−タ−ジョシリング翻訳原本引用。
肝炎(HEPATITIS)
医学定義
肝臓の炎症で、ウィルス、毒性物質又は免疫性異常が原因です。種類が幾つもあり、性感染種や、感染者からの体液の交換を通して移る種類もあります。
毎年、アメリカ国内だけで40万人が、B型又はC型肝炎感染を患っています。肝炎は治療が非常に難しく、原因ウィルスの多くは、ヘルペスの仲間です。EB(Epstein-Barr)ウィルス感染症も含んでよいでしょう。既知の事ですが、アリシンは、これらの微生物を撃退し、人体での激発を予防する能力を備えています。従って、アリシン処方は何らかの効果がありますが、肝炎の複雑さとその性質上、この結果を発表する事が難しいのです。しかし、免疫システムを高めるアリシンの性質が、有益な活動をするでしょう。
商品アリシル(アリシン)ショップ
やっとかめマ−ケット
http://yatokame.shop-pro.jp
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