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2014年09月01日
秋の暮らし方・養生
秋の暮らし方・養生

秋は、朝夕と日中の気温差が激しく、日中は汗ばむような陽気の日でも、朝夕
はグッと冷え込むことが多くなる。同時に、夏のムッとするような湿気が薄れ、空気の乾燥が著しくなります。
秋に最も気をつけなければならないのは、空気の乾燥です。乾燥した空気にさらされると、皮膚や髪は、かさつき、口は渇き、鼻や口から吸い込んだ乾いた空気を侵して、呼吸器(喘息、気管支炎、肺炎など)系の症状が起こりやすくなります。
また、秋は朝夕に冷え込むことで皮膚表面の毛穴が閉じてしまうことも、肺や呼吸器への負担になります。気温が高ければ毛穴は開き、汗をかくことで水分や老廃物の代謝もスム−ズに行われますが、気温が下がって毛穴が閉じると、汗線や皮脂線からの排泄が減り、皮膚からの代謝分を鼻や口などの呼吸器が肩代わりしなければならなくなります。秋はこうした空気の乾燥から身体を守り、冬に備えて免疫力を高めることが大切です。

● 肺の働きが乱れる秋
肺は胸中に位置し、五臓六腑の中で最も高い位置にあり、他の臓腑を傘のように覆っています。「肺は宣発・粛降を司る」といわれ、気や水を全身に発散させ、汗などとして体外へ発散させる(宣発)働きや、酸素や栄養素を体の下の方へ送り出す(粛降)働きをしています。肺の抵抗力である肺気の働きの乱れからくる呼吸器系の症状が現れます。全身的な症状としては、抵抗力が弱く病気になりやすい、元気が無い、息切れ、風邪を引きやすいなどの症状が挙げられる。
また、肺は大腸と協力し合って機能するため、大腸への影響も見られる。
● 協調して働く肺と大腸
東洋医学の陰陽の関係
肺と大腸と協調して働く関係は経絡によって結ばれている。
肺気の粛降作用と大腸が糟粕を外へ出そうとする伝道作用は、どちらも気が主体となっている作用です。肺の粛降作用と大腸の伝道作用は相互に協調して呼吸器や排便活動を促進しています。肺の働きが低下して水(津液)が十分に届かないと、大腸の働きが低下して大腸のトラブルにもつながります。
大腸は、糟粕から余分な水分を吸収して便に変える働きを持っていますが、大腸が乾燥することによって便秘になってしまいます。反対に大腸の働きが肺の呼吸を助けているともいえます。
秋の乾燥期に風邪を引いている人の中には、便が乾燥することによって便秘になる人がいます。これは、乾燥のために肺の水が損傷されて粛降作用が失調し、水が不要になったものを排出する働きがある下焦(下記で説明)にまで到達しないために大腸も潤いを失ったためです。
一方で、普段から便秘の人の中には、辛い物などを多く食べ過ぎて便秘を悪化し、せきが出て胸が詰まることで苦しくなる人がいます。これは、辛い物を多く食べすぎると、大腸が乾燥して伝道作用が失調し、腑気(下記に説明)が悪くなったため、肺気の粛降が影響を受けて呼吸活動が障害を受けるためです。
※ 下焦−五臓六腑の1つである三焦の一部。三焦は「上焦」「中焦」「下焦」の3つに分けられる。
上焦−気を取り入れ、邪気を排出する。みぞおちから上の部分を指す。
中焦−食べ物を取り入れ、血(栄養)に変える。みぞおちからへその上を指す。
下焦−不要になったものを排出する。へそから下の部分を指す。

※ 腑気−大腸の動きをよくして排便を司る。
● 秋に起こりやすい病気の症状
病気の原因になるものを「病因」という。病因には、外から侵入してくる「外因」と、体内で何らかの異常が起きることによる「内因」がある。
1、 外因からの症状
自然界の季節や季候の変化など、体の外の環境が病因となるものを指す。「風」「暑」「火」「湿」「燥」「寒」の6種類があり、「六淫」と呼ばれている。
「淫」は「おかす」という意味があり、六淫は、体表や口、鼻から侵入することによって発病させる。(風邪・インフルエンザ等)
この六淫が通常範囲であれば問題ないが、過剰であり、季節はずれであると、急激な気候の変化が身体に負担をかけ、害を及ぼし病気を引き起こす。
※ 温暖化により、季節はずれの異常気候が続くと、病気を引き起こしやすくなる。
2、 内因からの症状
過度の精神状態が病因となるものを指す。「喜」「怒」「憂」「思」「悲」「恐」「驚」の七種類あり、「七情」と呼ばれている。七情は健康な人も感じますが、これらの感情が過度であり、長時間持続的に続く場合は正常でなく、病気を引き起こす。七情が正常なときは、体の気、血の流れもスム−ズに臓腑の機能もよくなります。しかし、七情が正常で無いと気、血の流れが悪くなり、臓腑を直接傷つけます。
肺を傷つけるものは「憂」と「悲しむと気が消耗する」と言います。
秋は物悲しい季節といいますが、悲しむときは気持ちが沈み、落ち込みやすく、元気がなくなり、肺を損なって肺気を消耗します。肺気が少なくなるとため息ばかりつき、気力がなくなる、意欲がなくなるといった症状がみられます。

秋の食養生
秋は「食欲の秋」と呼ばれるように、残暑が終わり夏に疲れた胃腸の調子も整い、食欲が増進する季節です。また旬の食材が多く、食事のおいしい時期になります。秋は動物が冬眠に備えるように、私たちの身体も冬に向けて栄養分を蓄えようとします。東洋医学では、「医食同源」という考え方があります。健康な身体づくり、自然治癒力を高めるのには食べ物は欠かせません。
秋から冬にかけては、乾燥を嫌う肺の機能が下がって、風邪を引きやすくなります。体調を整えるためには、水の不足を補うことが大切です。潤いを与える作用のある食べ物を積極的に摂りましょう。
● 肺を補う辛味の食べ物を摂ろう
東洋医学では食べ物の味をその性質によって「酸味」「苦味」「甘味」「辛味」「鹹味(塩味)」の5種類に分類します。「五味」と呼ばれ、酸は「すっぱさ」苦は、「苦さ」甘は、「あまさ」辛は、「からさ」鹹は「塩からさ」です。この5つの味は、肝・心・脾・肺・腎に対応していて、それぞれの対応する臓腑を補い調整する作用があります。辛い食べ物には、気や血の流れを促進し、発汗、発散の作用があります。特に、肺気の巡りを活発にします。風邪の初期や食欲不振などに効果を発揮します。
代表的な食べ物
にんにく、ねぎ、しょうが、こしょう、唐辛子、わさび、ニラ
これらの辛味の食べ物には空気の乾燥や気温の低下で働きの弱まった肺や呼吸器の負担を軽減する効用がある。
しかし、辛味を多く食べ過ぎると、大腸へ負担がかかり、逆に大腸が乾燥してしまうので、食べすぎには注意が必要。ほとほどの量を摂取。
● 肺や呼吸器を潤す食べ物
秋の食べ物の中で、特に潤いを与えるのが「梨」です。
秋に見られる「柿」や「ぎんなん」にも肺に潤いをあたえます。
● 冬に向けて免疫力を高める食べ物
食物繊維の一種 β−グルカンを含む「キノコ類」(シイタケ・シメジ・えのき等)

● 大腸の調子を整える食べ物
食物繊維が豊富な麦ごはんや玄米・寒天


コラム−いつまでも元気でいられる食生活のポイント

食事をするとき、先に食べた物は、体に吸収されやすくなります。同じメニユ−でも食べる順番を変えるだけで、男女それぞれの体に合った食べ方をすることができます。老化のステップや体の不調の現れ方が違う男女が同じ食卓を囲みながらも、ともに元気でいられる食生活のポイント。
● 女性は交互に
女性は男性に比べて老化のスピ−ドが早く、少しずつ「補う」ことが必要になってきます。効率よく栄養素を補えるよう、主食、主采、副采を偏り無く交互に食べることが大切です。食べたい物を先に食べてしまうと、後に食べるものの吸収が悪くなってしまいます。また、体の潤いを補う為には食後のフル−ツがお勧めですが、冷たいものをたくさん食べ過ぎると体が冷えてしまうので、食べすぎに注意しましょう。
● 男性は野菜から
男性の30〜40代は、まだ体の機能はピ−クにある時期です。その分、働きすぎや乱れた食生活で「余分なもの」が体にたまりやすい年代でもあります。そのため、余分なものを追い出しながら、必要な潤いや栄養を補給できる野菜から食べるようにします。野菜から食べることで、主食の食べすぎを防ぎ、炭水化物の吸収率も下がる為、肥満や生活習慣病(癌・心疾患・脳血管疾患・糖尿病等)の予防にもつながる。

デザイナ−フ−ズ計画とは・・・・・

アメリカの国立がん研究所が世界中の食品を集め調査した結果、がん細胞の抑制効果の高い食べ物の頂点は、「にんにくとキャベツ」であることを発表しました。

にんにくの核心がにおいのあるイオウ化合物(気体)である「アリシン」です。

アリシンは、侵入物・体内菌に攻撃撃退する習性を持つ。その「アリシン」を1カプセルに90mg含有した製品が「アリシル」日本初!


「にんにく」から抽出された匂いの成分ががん抑制に効果が高いと研究発表された内容を何回も局は違えどテレビ放映されている。匂いの成分は、にんにくを傷つけると発生するイオウ化合物のガス体、アリナ-ゼ酵素とアリインとが反応したのがガス体の「アリシン」(別名ジアリルチオスルフィネ-ト)
ガス体「アリシン」(別名 ジアリルチオスルフィネ-ト)の封じ込めに成功し製品化されたのが当ショップ販売商品「アリシル」

※匂いの成分は、ガス体のため発生しすぐ消え去る性質を持つので封じ込めは難しいとされていた。

商品アリシル(アリシン)ショップ
やっとかめマ−ケット
http://yatokame.shop-pro.jp


















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