大腸とは?
ストレスに弱い大腸
大腸の病気にかかる人が増えている。特に大腸がんは女性のがんによる死亡者数がトップを占め、若い世代を中心にクロ−ン病といった難治性の病気も増えている。心身の状態が如実に現れる繊細な消化器・大腸についてお伝えします。

大腸と脳の関係
脳と腸は約2000本の神経線維でつながっている。そのため、脳が不安、緊張などの精神的なストレスを感じると、その刺激はたちまち大腸の神経につたわって下痢や便秘などを起こす。そして、大腸が受けたストレス信号は逆ル−トで脳に伝わり、悪循環を繰り返す。便秘になると気分が優れず、不快な感じになるのはそのためです。
ストレスの要因
仕事、人間関係、生活の変化、家庭不和、その他

脳が腸にすぐ伝達し、下痢や便秘を引き起こす。

大腸は他の消化器官より過酷な環境である。
体内で汚物処理場のような役割を果たしている。そのため、食物中の発ガン物質や細菌、ウィルス、腸内の悪玉菌がつくる有機物質などが大腸の内壁を通過する。こうした物質の濃度は肛門に近づくほど高くなるため、長時間にわたって便がとどまると病気の危険性が高くなる。-便秘。
腸にはリンパ細胞という免疫細胞が詰まっているが、便秘が長期にわたると免疫細胞が低下するので注意が必要だ。

大腸の病気の種類
● 大腸がん−女性のがんによる死亡者数は03年、胃がんを抜いて大腸がんが1位になった(厚生労働省調べ)。ここ40〜50年で死亡率は男性で7倍、女性で6倍になっており、今後も急増すると予測されている。大きく分けて2つのタイプがある。
1、 ポリ−プががん化したもの−ポリ−ブとは粘膜の表面にできるイボのようなもので、大腸のポリ−プには「腫瘍性ポリ−フ(線種)」と「非腫瘍性ポリ−プ」がある。「腫瘍性ポリ−プ」は良性のイボで、ほかの臓器に転移することはない。ただし、5mmを超えると5%、2cmを超えると約80%でがんになる。内視鏡検査で5mm以上のものが見つかった時はその場で切除するのが一般的です。
2、 デノボがん−「デノボ」はラテン語で「はしめから」という意味。正常細胞がいきなりがん細胞に変化したもので、ポリ−プの痕跡がない。また、平たんで発見が難しく、急速に進行するのが特徴。最近はこのタイプが増え、大腸がんの3割はデノボがんから発生しているともいわれる。早期の場合は、内視鏡で切除することも可能。
大腸がんは早期に発見すれば怖くない
がんの中でも大腸がんは早期の段階で発見、治療すれば、ほぼ100%治るといわれる。これは、便に血液が混じっていないかどうか調べる便潜血検査や内視鏡検査を必要に応じて定期的に行うことで、死亡率を下げることができる。特に早期のがんは内視鏡で簡単に切除できる。
しかし、現実には検査を受ける人は約3割ほど(内閣府調べ)。特に女性は「恥ずかしい」などの理由で検査を受けない人が多く、すでにがんが進行していることも少なくない。

● 過敏性腸症候群−腸に炎症やがんといった病気がないにもかかわらず、下痢や便秘といった便通異常が慢性化する。ストレスが強く影響し、「会議中におなかが急に痛くなる」「通勤電車の中で腹痛を感じ、途中下車してトイレに駆け込む」といった症状がでる。下痢が続くタイプと便秘が続くタイプ、下痢と便秘を数日間ずつ繰り返すタイプと3つある。

若い世代で増加している2つの難病
1、 潰瘍性大腸炎−大腸の粘膜に炎症が起こって、表面が傷つき、ただれたり、潰瘍ができる病気で、20歳代に発症する人が多い。主な症状は、下痢、下血、血便などで、発熱や腹痛を伴うことも少なくない。近年、患者数は急増している。
2、 クロ−ン病−10〜30歳代の若い層に多く、20歳代が全体の3分の1を占める。欧米先進国に多く、発展途上国ではほとんど見られない。潰瘍性大腸炎とは異なり、炎症や潰瘍の発生部位は大腸を中心に口から肛門までのあらゆる消化管に及ぶ。また、潰瘍も深い所まででき、腸に穴があいてしまうこともある。

快眠・快食・快便を心がけよう
大腸は小腸から続く消化管で、約1.5mの管状の臓器です。小腸で吸収されなかった水分とミネラルの吸収を行い、食物残渣をまとめて便として排泄する役割を担っています。東洋医学では、「肝・心・脾・肺・腎」の五臓、それぞれの臓を助ける「胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦」の六腑のバランスを維持することで、健康でいられると考えられています。その五臓六腑の1つである大腸から排泄される便は、健康状態をチェックする重要で簡易なサンプルといえます。
1992年度より老人保険制度において、免疫法での便潜血検査が導入されています。また、大腸がん検診の方法として「効果あり」と判定された検査には「便潜血検査」「全大腸内視鏡検査」があります。便潜血検査では、約7%が「精密検査が必要」という判定を受けます。過去1年間に大腸がん検診を受けた人は、検診を受けていない人と比べて大腸がんによる死亡率が約70%低下するという報告もあります。近年、大腸がんは増加傾向にあり、女性では03年にがん死の1位となっています。男性では4位ですが、死亡率は女性より高くなっています。ほかに大腸の病気としては「便通異常」「炎症性腸疾患」などの若い人でも起こる病気があります。便通異常では、「過敏性腸症候群」が増えています。これは腸に明らかな病気がないのに下痢や便秘を繰り返す病気です。国際的な診断基準に当てはめると10人に1〜2人が診断される。大腸の運動は交感神経(活動時に働く「昼の神経」腸管運動の抑制)と副交感神経(休息時に働く「夜の神経」腸管運動の促進)のバランスにより、便の移動や排泄を行っています。この過敏性腸症候群の原因はストレスで、まさに現代病と考えられています。
便通異常だけでなく、下血も伴う「炎症性腸疾患」という病気もあります。「潰瘍性大腸炎」「クローン病」といった難病で、はっきりとした原因がわからず、根本的な治療法がありません。若い方でも年配の方でも大腸の病気は起こります。「快眠・快食・快便」を第一に、生活習慣の乱れを改善し一次予防を心がけ、便に異常があった場合やささいな症状でも感じた場合には、二次予防として大腸の精密検査をお勧めします。
(北里大学医学部外科学助教　池田　篤氏)

※ 下痢止め薬の安易な使用は慎重に−ウイルスや細菌の場合に下痢止め薬を服用すると、逆に病原体を体内にとどめることになる。過敏性腸症候群の下痢のケ−スを除いて、安易に下痢止め薬を使うのは症状の悪化を招くことにつながる。原因になっている病原体を含んだ便を体外に排泄することが大切で、下痢止め薬は医師の診断に基づいて服用することが望ましい。市販の薬局での下痢止め薬は避ける。
デザイナ−フ−ズ計画とは・・・・・

アメリカの国立がん研究所が世界中の食品を集め調査した結果、がん細胞の抑制効果の高い食べ物の頂点は、「にんにくとキャベツ」であることを発表しました。

にんにくの核心がにおいのあるイオウ化合物(気体)である「アリシン」です。

アリシンは、侵入物・体内菌に攻撃撃退する習性を持つ。その「アリシン」を１カプセルに90mg含有した製品が「アリシル」日本初!


「にんにく」から抽出された匂いの成分ががん抑制に効果が高いと研究発表された内容を何回も局は違えどテレビ放映されている。匂いの成分は、にんにくを傷つけると発生するイオウ化合物のガス体、ｱﾘﾅ-ｾﾞ酵素とｱﾘｲﾝとが反応したのがガス体の「アリシン」(別名ｼﾞｱﾘﾙﾁｵｽﾙﾌｨﾈ-ﾄ)
ガス体「アリシン」(別名　ｼﾞｱﾘﾙﾁｵｽﾙﾌｨﾈ-ﾄ)の封じ込めに成功し製品化されたのが当ｼｮｯﾌﾟ販売商品「アリシル」

※匂いの成分は、ガス体のため発生しすぐ消え去る性質を持つので封じ込めは難しいとされていた。

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