食道の病気

食道は同じ消化器である胃や腸に比べると、病気に対する関心の薄い人が多いようです。そのため、見逃されがちで、気づいたときには病気が進行しているケ−スも少なくありません。

● 構造と働き
食道は口から入った食べ物を胃に送る消化管で、消化機能は無く、ふだんはつぶれて閉ざされた状態にある。

1、 食べ物は食道を落下するのでなく、筋肉の収縮運動によって胃へ送られる
2、 酸やアルカリに弱い為、炎症を起こしやすい。
※食道の長さは、約25cm

胃の病気と間違えやすい
※ 逆流性食道炎


食道と胃の接合部にある「噴門」には下部食道括約筋があって、強酸性の胃液や内容物が逆流しないようになっている。しかし、それがさまざまな理由で逆流すると、食道の粘膜が炎症を起こしてしまい、のどの違和感が生じる。(胸やけなど)

原因
1、 食道裂孔ヘルニア
ヘルニアとは、内臓の一部が本来あるべきところからはみ出した状態をいう、この場合、胃液の逆流防止の弁の役割を果たす下部食道括約筋がゆるんで胃が上の方へはみ出してしまう。肥満のほか、加齢によって腰が曲がるなどの姿勢の変化が原因とみられる。

2、 胃酸の出すぎ
脂肪摂取量の増加など、ライフスタイルの変化に関係している。

3、 機能低下
食道から胃へ食べ物を送り込む機能が低下し、逆流した食べ物が食道内に長くとどまって、その部分に炎症を起こす。高齢者に多い。

● 治療方法
症状が進行すると、炎症が広がり、潰瘍になってしまうことがある。貧血状態になることもあるので、治療は早めに行うことが必要。
胃酸の分泌を抑えるプロトンポンプ阻害薬などの薬物療法が有効で、正しく服用すれば胸やけなどの症状はほぼ解消される。


早期発見が第一
食道がん
日本では胃や肺、大腸のがんが多く、食道がんは発生率では高くない。しかし、発見が遅れると、ほかの部位より治療の難しいがんとも言われる。
また、ほかの消化管に比べてがん細胞が転移しやすい構造であるうえ、周りに重要な臓器(肺、心臓、胃、)や大動脈、リンパ管があるため、早期発見が鍵となる。

リスク
1、 がんの拡散を防ぐ「漿膜」(しょうまく)がない。
大腸壁や胃壁の外側には、がんの拡散を防ぐ「漿膜」(しょうまく)という膜があるが、食道にはない。そのため、周囲にある肺や気管などの臓器組織や大動脈にがん細胞が転移しやすい。
2、 近くのリンパ系ががんの増殖基地に変身する。
食道の近くには、病原体と戦い、身体を守る重要な役割を担うリンパ節が多く点在している。さらに体内最大のリンパ管「胸管」もすぐ近くを通っている。
がん細胞がリンパ管に入り込むと、リンパ節にがんが転移する。ここで、がん細胞が勝ってしまうと増殖して身体全体に転移してしまう。

症状と検査・診断
ほかのがんと同様、食道がんも初期の段階では9割が無症状といわれる。
そして、がんの進行とともに、食道が狭くなる為、食べ物がつかえが生じる。

● 治療法
外科手術によってがんとともに食道やリンパ節を取り除くのが一般的。ただし、手術は6〜8時間と長時間に及び、体力的に負担が大きい為、抗がん剤と放射線治療の併用で行うケ−スも増えている。なお、がんが粘膜にとどまって転移が無い場合は、内視鏡的粘膜切除で済ますことができる。
※ 陽子線治療法・重粒子線治療法など副作用の少ない新しい治療法として広がってきている。

気をつけたいふたつの病気
1、 胃食道逆流症
食道の病気の中で最近、増加傾向にあるのが逆流性食道炎です。これは、胃の内容物、主に胃酸が逆流するために起こる食道粘膜の炎症です。特徴的な症状は、食後2〜3時間に起こる胸やけです。医師から「胃食道逆流症」という病名で説明された方がいるかもしれませんが、この病名は食道粘膜の炎症の有無は問いません。逆流性食道炎の原因は、食道裂孔ヘルニア、食生活の欧米化、胃潰瘍などの治療でピロリ菌を除菌したために、胃酸の分泌が活発になり、食道に炎症を生じる人が増えていることなどが挙げられます。また、脂肪摂取量の増加やライフスタイルの変化による胃酸の出過ぎ、食道から胃へ食べ物を送り込む機能(蠕動運動)の低下など見逃せません。

2、 食道がん
食道がんも増加傾向にある。年間2万人くらいの方が発症していますが、他の多くのがんに比べて予後が悪く、今尚治りにくいがんのひとつです。50歳以上の男性に多いことが特徴で、危険因子として、アルコ−ルと喫煙が挙げられます。アルコ−ルの量だけでなく、アルコ−ルの代謝にかかわる酵素活性の個人差が食道がんのリスクに関わっていることが知られています。早期がんの段階では、無症状のことが多く、時に食道が「しみる」感じを訴えるようになります。進行がんになると硬いものが飲み込めなくなり(嚥下障害)、そのために体重減少などがみられます。
(東京慈恵会医科大学消化器肝臓内科　主任教授　田尻久雄)


食道の病気を予防するポイント
食道は重要な臓器・気管・器官・動脈・リンパ節への入り口であり、口から入る外敵病原体(ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞ・食中毒など)や内的病原体(がん・ｳｨﾙｽ性肝炎・病原菌など)が侵食しやすい位置にある。その臓器気管の食道には、病原体を防護する「漿膜」(しょうまく)が無いことを知らない人が多く、食道の病気に対しての警戒度は少なく、軽視している向きがある。その重要性を知ることで、予防策を考えることになる。

※ 食道は25cmの長さだが、他の臓器のように、がんの拡散を防止する「漿膜」(しょうまく)がない無防備な気管であり、周りには、肺や心臓・そしてリンパ節と隣接して全身へと転移する臓器類があるので、その入り口を阻止することは最も重要となる。抑制をするためには、毎日「漿膜」(しょうまく)の代わりに病原体(がん細胞など)を攻撃し撃退するアリシンは予防の有効的な手段となる。

※ 逆流する胃の中にいる胃潰瘍の元凶でもある「ピロリ菌」に対しても攻撃し抑制する働きもアリシンは持っている。

胃潰瘍は重症化すると胃がんへと進行したり、腫瘍ができる。
成人の85%は「ピロリ菌」を保持している。
「ピロリ菌」を毎日抑制することも重症化させない防護策となる。
デザイナ−フ−ズ計画とは・・・・・

アメリカの国立がん研究所が世界中の食品を集め調査した結果、がん細胞の抑制効果の高い食べ物の頂点は、「にんにくとキャベツ」であることを発表しました。

にんにくの核心がにおいのあるイオウ化合物(気体)である「アリシン」です。

アリシンは、侵入物・体内菌に攻撃撃退する習性を持つ。その「アリシン」を１カプセルに90mg含有した製品が「アリシル」日本初!


「にんにく」から抽出された匂いの成分ががん抑制に効果が高いと研究発表された内容を何回も局は違えどテレビ放映されている。匂いの成分は、にんにくを傷つけると発生するイオウ化合物のガス体、ｱﾘﾅ-ｾﾞ酵素とｱﾘｲﾝとが反応したのがガス体の「アリシン」(別名ｼﾞｱﾘﾙﾁｵｽﾙﾌｨﾈ-ﾄ)
ガス体「アリシン」(別名　ｼﾞｱﾘﾙﾁｵｽﾙﾌｨﾈ-ﾄ)の封じ込めに成功し製品化されたのが当ｼｮｯﾌﾟ販売商品「アリシル」

※匂いの成分は、ガス体のため発生しすぐ消え去る性質を持つので封じ込めは難しいとされていた。

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