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2013年11月19日
肺炎と風邪・インフルエンザ-2
肺炎と風邪・インフルエンザ-2

風邪と思っても受診を マイコプラズマ肺炎


■マイコプラズマ肺炎とは

 マイコプラズマは正式には「Mycoplasma pneumoniae」という名前の微生物。細菌より小さく、ウイルスより大きく、細菌にもウイルスにもない性質を持っています。ウイルスはヒトの細胞の中でしか増えませんが、マイコプラズマ肺炎はウイルスと異なり、栄養があればヒトの細胞外でも増えていきます。

 また、細菌には体を保つために外側に細胞でいう膜のような壁がありますが、マイコプラズマ肺炎には細菌のもつ壁がありません。ペニシリン、セフェム系などを代表とする抗生物質の多くは細菌にある壁を壊して細菌を殺す作用を持ちますが、これらの抗生物質では壁の無いマイコプラズマに対して全く効果がありません。この微生物は、気管や喉などの気道に感染することが特徴です。

■マイコプラズマ肺炎の症状

 マイコプラズマ肺炎は主に気道に感染します。呼吸系に感染すると、上気道炎、咽頭炎、気管支炎、肺炎になります。肺炎は、肺炎球菌による肺炎と違うため、「非定型肺炎」「異型肺炎」と呼ばれています。

 主な症状は以下の通り。

 ・ノドの痛み
 ・鼻水、鼻づまり
 ・37度程度の微熱から39度以上の高熱
 ・せき、たんのからむせき(解熱しても1ヶ月近く続く症状)
 ・喘息があると、喘息の悪化、喘鳴(ゼイゼイ・ゴロゴロ・ヒューヒューといった呼吸)
 ・呼吸がしにくい呼吸困難

 乳幼児に感染した場合は風邪程度で済みますが、学童期頃になると肺炎を起こします。同じように大人が感染した場合も肺炎になります。

■マイコプラズマ肺炎の感染・潜伏期間

 感染から発症までの潜伏期間は1〜3週間ぐらいで、4週間におよぶこともあります。一度流行すると、どんどん広がります。季節では秋から冬に多いのが特徴です。

 発症年齢は8〜9歳がピーク。たんやだ液、せきで人にうつる飛沫感染です。そのため、学校や会社など集団生活している環境で感染が広がってしまいます。年齢的に、小学校や中学校での流行が多いです。大人の場合は何回もかかることで多少の抵抗力がつきますが、免疫を長くは維持しにくいのが特徴です。

■マイコプラズマ肺炎の診断

 血液検査で診断できます。30分で分かる迅速検査もありますが、検査キットを置いていない医療機関もあります。たんを培養する検査もありますが、こちらは1週間以上かかります。遺伝子を増やして診断する遺伝子検査は、実施できる施設が限られ、一般的に検査できません。

 また、聴診しても肺炎を疑う音を発生しないため、肺炎かどうかは、胸部X線で診断します。本来黒く見える肺が大きく白くなっていますが、胸部X線だけではマイコプラズマ肺炎が原因の肺炎を確定できません。いずれにしても、断定するためには血液検査を行い、マイコプラズマ肺炎に対する抗体を検査するのが確実です。

■マイコプラズマ肺炎と喘息の関係・その他の合併症

 もともと気管支喘息がある場合、マイコプラズマ肺炎によってせきがひどくなり、喘息発作を引き起こされてしまうことが多いです。喘息で使用する気管支拡張薬であるテオフィリンは、マイコプラズマ肺炎に効く抗生剤と相互作用を持つため、使用する前に注意が必要。

 喘息以外にも、マイコプラズマは肺炎だけでなく、時に脳炎や脳症、下痢やおう吐などの消化器症状、肝腫大、肝機能異常などの肝炎、じんましん、多型滲出性紅斑などの発疹、心筋炎、赤血球が壊れる溶血性貧血などを起こすリスクもあります。

 もし以下のような症状が出た場合は注意が必要。

 ・おうだん
 ・疲れやすい
 ・けいれん、意識がなくなる意識障害
 ・盛り上がった赤い発疹、かゆみのある地図のような湿疹

 肝炎、脳炎、じんましん、多型滲出性紅斑などの可能性があります。

■マイコプラズマ肺炎の治療法

 マイコプラズマ肺炎に効く抗生剤を使用します。子供にとっては苦い抗生剤であることが多いので、飲むのを嫌がる子が多いようです。アイスクリームなどに混ぜたりするといいでしょう。スポーツ飲料に溶かすとより苦くなるので、注意しましょう。

 □抗生物質

 ・マクロライド系抗生剤
 ・テトラサイクリン系抗生剤
 ・ニューキノロン系抗生剤

 前述の通り、マクロライド系抗生剤は、喘息の治療薬であるテオフィリンと相互作用で、テオフィリンの副作用を引き起こす可能性があります。

 問題になっているのが、このマクロライド系抗生剤が効かないマイコプラズマ肺炎が増えていることです。2000年頃は15パーセント程度でしたが、2006年では30パーセントになっています。

 せきや鼻水・鼻づまりがひどいときには、咳や鼻水を抑える薬や鼻づまりを抑える薬を使います。

■マイコプラズマ肺炎の予防

 マイコプラズマ肺炎は抗生剤で治りますが、予防が重要です。特に流行している時期には、人混みを避けて、十分な睡眠と栄養・うがい・手洗いをしましょう。家族内で感染しやすいです。子供をマイコプラズマ肺炎と診断したとき、付き添ってきた母親がひどいせきをしていることがあります。その場合はマイコプラズマ肺炎かもしれません。

 以前は、4年ごとの夏季のオリンピックの開催年に流行が見られたため、「オリンピック病」と呼ばれたこともありましたが、現在では毎年みられるようになりました。

 また、一度かかっても一生免疫力がつくわけでなく、何度も感染することがあります。このマイコプラズマ肺炎は外来でも治療できるので、必ずしも入院する必要はありません。肺炎の中でも、家族の入院負担がまだ少ない肺炎です。
デザイナ−フ−ズ計画とは・・・・・

アメリカの国立がん研究所が世界中の食品を集め調査した結果、がん細胞の抑制効果の高い食べ物の頂点は、「にんにくとキャベツ」であることを発表しました。

にんにくの核心がにおいのあるイオウ化合物(気体)である「アリシン」です。

アリシンは、侵入物・体内菌に攻撃撃退する習性を持つ。その「アリシン」を1カプセルに90mg含有した製品が「アリシル」日本初!


「にんにく」から抽出された匂いの成分ががん抑制に効果が高いと研究発表された内容を何回も局は違えどテレビ放映されている。匂いの成分は、にんにくを傷つけると発生するイオウ化合物のガス体、アリナ-ゼ酵素とアリインとが反応したのがガス体の「アリシン」(別名ジアリルチオスルフィネ-ト)
ガス体「アリシン」(別名 ジアリルチオスルフィネ-ト)の封じ込めに成功し製品化されたのが当ショップ販売商品「アリシル」

※匂いの成分は、ガス体のため発生しすぐ消え去る性質を持つので封じ込めは難しいとされていた。

商品アリシル(アリシン)ショップ
やっとかめマ−ケット
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