2021年03月21日
【オリジナル歌詞】『ハルユメ』
- 歌詞
- 制作背景
1.歌詞
<作詞:2012.6.5>
あれは夢だったのか 確かに残る記憶 薄もやの明け方
うららかな風が優しく まぶしい日々を撫でた
通り過ぎてく走馬灯
誰が悪いわけでもなく それぞれ思うままの道を
信じて進んだ隣に ただきみがないだけなのに…
凍てついたあの冬が ぬくもり溢れてたのは
すぐそばで手をつなぎ 歩いてくれたから
寒い部屋 写真の中 2人の笑顔 遠く見えて
駆け抜けた季節を やけに鮮やかに染めてゆく
いつか2人で行った 雪深い片田舎
今も煌々と夜月に照らされ またたいている
2人で居る未来を照らすことはないと いま知ったよ
まるで夢を見ているような季節は 儚く揺れ動き
おもかげ残る小春日も いつしかぼやけて にじんでく
いつからか気づいてた 迷うきみの心に
触れるのが怖くて 何も言えなかった
やがて春が新しい風 運んでなびく頃
夢から醒めるように きみの足音 消えていた
弱さ見せてばかりの僕は 心配ばかりかけてしまった
それでもきみは こんな僕と笑っていてくれた
凍てついたあの冬が ぬくもり溢れてたのは
すぐそばで手をつなぎ 歩いてくれたから
別々の旅路だけど 信じて進んでくきみを
ずっと応援するよ 春一宵の夢そえて
2.制作背景
「誰かと一緒にいるとは何か」
について考えた末にできた歌詞です。
本当にこの人と一緒にいたいのか?
ただ自分の弱さを隠すためじゃないか?
迷いと向き合うことから逃げ、取り繕う自分がいるんじゃないか?
それすらも直視できない自分がいるんじゃないか?
この歌詞を書いた当時は、
弱い自分から目を逸らす自分が嫌でした。
ですが、ただ1つ、事実がありました。
それはあのとき、確かに救われた自分がいたことでした。
⇒過去作品
【オリジナル歌詞】『色恋シゴト』
【オリジナル歌詞】『権力という虚像』
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