明日死んでも後悔しない生き方をする

今年も雪祭りが始まります。

会場付近を歩けば雪像を作ってる人たち、
雪を運ぶ自衛隊の車、足場を組む業者さんが大勢。

ここ数日はものすごく冷え込みが厳しい中、
外で仕事している人の大変さを憂いてます。

そんな中、メイン会場の目立つ場所に
北方領土に関するブースが設置されてることに
毎年すごく疑問を抱いているので、そのお話を。

せっかく楽しみに来てるのに

歴史ある有名なイベント、
国内外から大勢の人が来ます。

人が集まる場所へ設置すれば、
単純に多くの人の目に触れ、問題提起ができます。

大きな影響力が期待できますが、
だいたいの人は雪祭りを楽しみに来てるんだと思うんです。

せっかく楽しみにに来てるのに
何もここで叫ばなくてもいいのに。

故郷が外国の領土になってる人たちのことや、
国同士が抱えてる問題と向き合うために
雪祭りに来てる人はそんなにいないと思います。

この季節は世界中で雪祭りが開催されていて、
その中で日本のここを選んで来てくれたのに、

領土を返せ返せ言ってるところを見せつけられては
せっかくの楽しみに水を差すことになります。

限りある会場スペース、
楽しみに来てくれてるんだから、
120％楽しませられるブースを設置しましょうよ。

スポンサーの思惑

せっかくのお祭りなのに
どうしてあんなに目立つ場所に設置されるんでしょう。

設置したらそこにスタッフを配置したり、
パンフレットやニュースなど、
情報発信のためのコストが発生します。

コストをかけてそれを回収できる見込みがなければ、
こんなことしないと思います。

ということは、
北方領土問題のブースを設置することは利益になる
と考えられてる側面はあるのでは。

この雪祭りにお金を出してる人がそう言ったから
逆らえなくて設置してる裏事情もあるでしょう…。

資金を出す側はもちろんのこと、
交通規制や地下鉄、バス、宿泊施設など、
自治体にも相当の負担がかかります。

何十年も続いてる一大イベント。
開催資金が不足したらどうなるかわかってるでしょ
という思惑が透けて見える気がします。

個人的に、すごく世知辛いお話だと思います。
心が痛い。

知ってほしい人たちの想い

お金、評判、力関係、というような
黒いお話をしてしまいましたが、

設置されてる経緯はともかく、
北方領土問題を知ってほしい人たちがいることも事実です。

国単位のいろんな問題が絡み合う複雑な話、
僕らにどうにかできるかなんてわかりませんが、
知ることで何かが変わる可能性は十分あります。

北方領土のご出身の家族や知人がいたり、
実際にそこへ行った経験に突き動かされた人も、
大勢いることでしょう。

僕は実際にそのブースへ足を踏み入れたことがなく、
恥ずかしながら目の前を通り過ぎるだけですが、

ただリターンがあるからというだけでは
計れないのかな、とも思います。

ある以上、何かを考えていきたい

雪祭りのメイン会場に毎年設置される
北方領土問題に関するブース。

僕が抱く疑問点と、感じたことを
大まかにお話させてもらいました。

楽しみに来てる会場にあのブースが必要かどうかは、
優柔不断な僕は是非を論ずることが難しいです。

でも、
さっき会場近くを歩いたら今年も設置されてたので、
ある以上は何かを考えたいし、

今日書いたこと以外にも見逃してることは多いでしょうから、
一度覗いてみるのもいいかな、と思ってます。