アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2020年02月25日

【夢分析】母に怒る夢。

話をうやむやにして
それとなく立ち去ろうとする母の姿。

自分の考えを言うでもなく、
冷たく突き放すわけでもない、

やんわりと苦笑いしながら、
少しずつ後ずさりする母の姿。

そんな態度に業を煮やした僕は
ついにこう叫ぶ。



「どうしていつもそうなの、逃げるなよ。

いつもそうやって自分の意見を言わないで、
よそよそしい愛想笑いばかりじゃないか。
うやむやにして立ち去ろうとするなよ」



「あなたはおとうちゃんとおかあちゃん(祖父母)に
溺愛されたか放置されたんだろ?

近すぎたか遠すぎたか、
本来の自分が心地よい距離感を取ることを
許されない環境だったんだろ?

だから他人との距離感の取り方がわからなくて、
自分の子どもにもどう接していいかわからないんだろ?」



僕の叫びに対しても、母は大きく態度を変えず、
「いやあ、ははは…」と、よそよそしい苦笑い。

何とか間をもたせながら、少しずつ遠ざかり、
ごまかすように、上りのらせん階段へ近づいていく。

納得いかない僕は、再びこう叫ぶ。



「話は終わってない、
1つでいいから質問に答えてくれよ。
答えないなら言わせてもらうからな。

僕の返事が何か自分の基準と違った時、
あんたはいつもばっさり人格否定したよな。

『あまりに自己中心的』
『わがまま』
『居候』

あんたは忘れてるだろうが、
こっちは忘れてないからな。」



「ばっさり否定する時だけは
そうやってちゃんと言い切るくせに、
それ以外の時はどうしてうやむやを貫くんだよ。

自分の意見を言わなければ責任もないから、
何となくその場を乗り切ろうと思ってるの?
それとも言い方がわからないの?

あんたの幼少期を考えたら、
支配的で口うるさかったらしいひいばあちゃんと
召使い同然のおかあちゃん(祖母)の関係に疲れて
構ってもらえなかったことは想像できたよ。

それはすごく気の毒だと思う。

でも、それを持ち込まないでくれよ。
寂しさを連鎖させないでくれよ。
図星なら図星、的外れならきっちり否定してくれよ!」



ーーーーーーーーーー



両親2人に対して怒る夢と、
父に怒る夢は見たことがあった。

シリーズではないけど、
母1人に怒りをぶつける夢は初めて。

→「親に怒る夢。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/127/0

→「父に怒り、叫ぶ夢。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/349/0



【キャスト】

・階段
 人生の方向性、将来の見通し、向かうべきゴール

 らせん階段
 →遠回り、迷い、混迷状態

 遠くから階段を見る
 →運命には逆らないことに薄々気づいている



今回の夢はほとんど分析するまでもない、
僕が親に言いたいことの凝縮ではある。

1つ、深堀りできる点があるとすれば、
母がらせん階段に向かって後ずさりしたこと。



母は自分から発信することがほぼない、
もしくは成育環境でそうなってしまい、
できなくなったままであること。

意見を言わずに黙ることで心身を守ってきた、
生き抜いてきた処世術の側面もあること。

その気質は僕が実子だろうが誰だろうが
本人以外はもう変えようがないし、
その事実から目を逸らすことはできないこと。

僕は薄々気づいている。



気づいているが認めたくない。

認めると、自分がほしかった形の愛情が
あの人からはもうもらえないことが確定する。

その時の苦しみに心が耐えられないから。

逃れようのない事実へ向かう母に
必死で叫び続けたのは、

諦めた時に襲ってくる悲しみや嘆きから
最後まで逃げていたいから。

受け入れなければならないのに
受け入れて傷つきたくないという葛藤。

きっと、そんな心の叫び。



たとえ不健康な心理的結びつきでも、
切り離すとなれば大きな喪失感に襲われるのが普通です。

しかし、それはどうしても
通り抜けなくてはならない、必要な喪失です。

コントロールばかりする親が
精神的に守ってくれるようになるとか、
親しい関係になってくれるなどという希望や幻想は、
どのみち捨てなければなりません。

彼らとほのぼのとした親子関係を築くことなど、
目標にはなり得ないというのが現実でしょう。


『不幸にする親』第六章 より
でも、もう朝だから、目を覚まさないとな。

ほしかった人から、ほしかったものをもらえない。
薄々気づいてるなら、そのまま受け入れてしまいなよ。

受け入れたら深い悲しみが襲ってくるし
心に大きな傷が増えるよ。きっと苦しいよ。

でも、その苦しみの先に、親への諦めきれない執着や
心を縛る親の声から自由になった自分がいるなら
受けて立ってもいいんじゃない?



コントロールばかりする親の多くは、
自分が体験した喪失をはっきり見つめて
深く嘆き悲しむことをしなかったために、

周囲をコントロールしていないと
気が済まない人間になったのです。


『不幸にする親』第六章 より
だとしたら、
僕は今、チャンスなんじゃないの?

母から愛情はもらえない、その悲しい事実に
真正面から対峙し、乗り越えるための。

気づていながら二の足を踏んでいる僕の背中を、
押しに出てきてくれたと解釈して、

ありがたく悲しませてもらうよ。


posted by 理琉(ワタル) at 19:14 | TrackBack(0) | 夢の話

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9635434

※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
検索
プロフィール
理琉(ワタル)さんの画像
理琉(ワタル)
自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
プロフィール
最新記事
カテゴリーアーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。