パチンコ依存症からの脱出

15年前くらいは派遣、サラ金全盛期だったと思います。

私はガッツリそれにのっていた典型的なダメ人間でした。
派遣が悪いとは言いませんが
派遣のイメージは「フラフラしている奴」
私自身そうでしたので、私は今でもそう思っています。

大きな工場で３交代制で勤めていた時
周りをみると「カップル」「50代くらいのおっさん」「暗そうなやつ」「普通っぽいやつ」
他にもいましたが、派遣の来る人はそういう方が多かったような気がします。

派遣同士、いろいろ話す機会もあるのですが
「仕事が無くて・・・」「次の仕事までの繋ぎ」「給料が高い」などが多数を占めていました。



私自身選んだ理由が
「日払い制度（週払い）」
これはパチンコ依存症にとって致命的な制度でした。
※この制度はどの会社も大きく載っていたので
お金に困っている人をターゲットにしている部分はあったと思います。


簡単に言うと
その日働いた分が、次の日（もしくは次の週）には手に入るという事です。
一般的な企業は１か月後、２か月後に支給されると思います。

こんな事もちろん話せる訳がないので
聞かれた時は「何の仕事をしていいのかわからなくて」と言っていました。
その当時は若かった為、おっちゃんに「まだ時間あるから焦らんで決めればいい」
と言われた記憶があります。


私はその制度をフル活用していました。
その金でパチンコに行っていました。
もちろん勝てないので昨日働いた分がなくなります。

「昨日頑張って8時間働いた金が30分ももたないという恐怖」


これはたまらなかったですね。
と、普通の人はここでやめますが
私は逆に「取り返そうと」通い続けるきっかけを作ってしまいました。


結局
家賃、光熱費、携帯代を滞納してしまった時期が続きました。
ずっと１月遅れみたいな状態です。
携帯はよく止まっていましたね。
派遣の人にも電話した時ありますが、よく止まっていました笑
つまりそういう事なんでしょう。
プリペイド式の携帯も多く感じましたね。








そいんな状況であれば
もちろんサラ金の返済も遅れがちになります。
朝出勤時、電話来ます。昼、15時、19時と定期的に。

私はよく携帯が止まっていたので
繋がらないと会社に電話が来ていました・・・。
それは大変恥ずかしいので
優先順位は携帯が１番と決めるようになりました。



〜サラ金の催促の電話〜
４社から借り入れを行っていました。
レイ●、アコ●、プロミ●、アイフ●

最近のＣＭは大物有名タレントを使っていますが
ひと昔前は意味不明のダンス、犬など良く分からないＣＭが多かったです。

催促の電話は
「いつ入金出来るのか」
私からすれば払えないものは払える訳がありませんが、そんな事言えるはずもなく。

たまに嘘をついていた時もありました。
そうすれば電話が止まるので・・・。



〜直接訪問〜
サラ金大手でも
結構怖い感じの男性が催促の電話をかけてくる時がありました。

ある時、「明日中に振り込みます」と言ったものの
支払い時間の15時以内にタッチの差で振り込めず
支店が近かったので直接支払いに行った時があります。

その時、みんな優しそうな感じだったのを今でも強く残っています。
そこからたまにではありますが、直接返済しに行くようになりました。

「多分この人が電話では怖いんだろうな」という人も
爽やかな対応をしてくれたと記憶しています。

すると催促の電話も怖くないというか
相手もなんとなく私の素顔を分かっているので強く言えていないような感じがしました。


今振り返ると
闇金に手を出していなくて良かったと思っています。
電柱に貼っている闇金の電話を控えた時もありますし、駅前を徘徊し立ち止まった時もあります。