2016年12月09日
≪長谷川穂積が現役引退表明≫ 現役世界王者のまま引退で17年間のプロボクシング人生に終止符を打った
WBC世界スーパーバンタム級王者の長谷川穂積(35)=真正=が9日、神戸市内で会見し、現役引退を表明した。
国内ジム所属選手ではただ一人の2ケタ防衛と世界3階級制覇を達成した名チャンプが、17年間の現役生活に終止符を打った。
11月中旬に決断し「これ以上、証明するものがなくなった。前回以上の気持ちをつくるのが難しくなった。思っていた以上の足跡を残せた。これからもボクサー長谷川穂積として生きていきたい」と壇上であいさつした。
長谷川は9月のWBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチで王者ウーゴ・ルイス(メキシコ)を9回終了TKOで破り、5年5か月ぶりに世界王座返り咲きを果たした。
2年5か月ぶりの世界戦で国内男子最年長の35歳9か月で王座を奪取し、国内ジム所属選手では5人目の世界3階級制覇を達成した。
長谷川は1999年11月にプロデビューし、2003年5月に東洋太平洋バンタム級王座を奪取した。
3度防衛後の05年4月にWBC世界同級王者ウィラポン(タイ)に世界初挑戦。元WBC世界同級王者の辰吉丈一郎が2度敗れ、元WBC世界スーパーバンタム級王者の西岡利晃氏が4度戦って、一度も勝てなかった名王者に判定勝ちし、新王者に輝いた。
その後は日本ボクシング界のエースとして、WBC世界同級王座を10度防衛。
10年4月のV11戦でモンティエル(メキシコ)に4回TKO負けし、王座から陥落したが、10年11月に国内初となる飛び級(フェザー)での世界2階級制覇を達成した。
11年4月の初防衛戦でゴンサレス(メキシコ)に4回TKO負けし、王座から陥落。
14年4月のIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチでもマルティネス(スペイン)に7回TKOで敗れた。
何度も引退の危機を乗り越え、現役世界王者のままグラブをつるすことになった。
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