2015年01月14日
没落した王家の剣
あたたかな、春の頃でした。邪悪な竜が、気まぐれに人の国を襲いました。竜は王族をみな殺しにしました。竜がお城でひと寝入りしていると、剣を持った女の子が入ってきました。女の子は竜をゆり起こして言いました。
「わたしが殺そうとしていた王様はどこ?」竜は少しきょとんとして言いました。「もう食べてしまったぞ?」すると、女の子はていねいに竜におじぎをしました。そして、「ありがとう!」と元気いっぱいに竜に言いました。竜は聞きました。「お嬢ちゃん、どうしてお礼をするのかな?」
女の子は言いました。「あなたが食べた王様は偽物なの。私のパパからお城を盗んだって、死んだママに教わったの。」女の子は、この国の本当の王女さまだったのです。「だから、わたしはあいつを殺してお城を取り戻さなきゃいけなかったの!」
少女は竜をまっすぐ見て言いました。「あなたにお願いがあるの。パパを見殺しにした国のみんなを焼き殺して!」竜は大笑いして、「わかったよ、王女さま。わしの力をおまえの体と剣にやろう。」王女は竜と心臓を交換して、竜の力が注がれた剣で国のみんなをざくざく、ぐちゃぐちゃにやっつけたとさ。めでたし、めでたし。
「わたしが殺そうとしていた王様はどこ?」竜は少しきょとんとして言いました。「もう食べてしまったぞ?」すると、女の子はていねいに竜におじぎをしました。そして、「ありがとう!」と元気いっぱいに竜に言いました。竜は聞きました。「お嬢ちゃん、どうしてお礼をするのかな?」
女の子は言いました。「あなたが食べた王様は偽物なの。私のパパからお城を盗んだって、死んだママに教わったの。」女の子は、この国の本当の王女さまだったのです。「だから、わたしはあいつを殺してお城を取り戻さなきゃいけなかったの!」
少女は竜をまっすぐ見て言いました。「あなたにお願いがあるの。パパを見殺しにした国のみんなを焼き殺して!」竜は大笑いして、「わかったよ、王女さま。わしの力をおまえの体と剣にやろう。」王女は竜と心臓を交換して、竜の力が注がれた剣で国のみんなをざくざく、ぐちゃぐちゃにやっつけたとさ。めでたし、めでたし。
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