2024年05月05日
キューバ 中国市民に対するビザ要件を免除
Cubadebate、2024年5月5日、キューバ外務省
観光業を奨励し、旅行者の流れを容易にし、中華人民共和国との友好関係と協力を促進し続けることを目的として、キューバ共和国領土に入国・通過・出国・滞在を希望し一般旅券を所持する中国市民に対して、ビザ要件を免除することが決定された。
入国から90日を超えてキューバ共和国領土に滞在を希望する中国市民は、対応するビザを申請しなければならない。
労働、勉学(両国双方の公式機関によって組織されたコースを含む)、居住、ニュース報道、あるいはキューバへの入国のために許可されたのとは異なる何らかの活動に従事するために、キューバ領土に入国する中国市民は、キューバ領土に入国する前に、対応するビザを申請しなければならない。
今回の手続き簡素化は、まちがいなく、両国国民の交流促進に貢献することになる。
キューバTV(2024年5月5日)
Cuba exime del requisito de visado a los ciudadanos chinos
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/05/05/cuba-exime-del-requisito-de-visado-a-los-ciudadanos-chinos/
中国でキューバへの観光検索が顕著な増加 ビザ免除と直行便再開のニュース後
Radio Habana Cuba、2024年5月5日、Prensa Latina
中国はきょう日曜日(5月5日)、中国人へのビザ免除の発表のあと、キューバ行きの航空便チケットやホテルの検索で40%の増加を記録した。
地元紙ザ・ペーパーによると、旅行サイトCtripは前日比でこの増加を記録し、北京、上海、広東、浙江、江蘇、天津、山東、福建の住人がこのテーマに大きな関心を見せたことを明らかにした。
同じく旅行サイトのQunarは、5月17日に就航するエアチャイナによるマドリード経由の北京-ハバナ間の直行便ルートがすでに取り扱い可能となっている。
Qunarによると、最も人気のあるキューバの観光都市はハバナとバラデロであり、カリブ諸国4か国(メキシコ、キューバ、コスタリカ、パナマ)をめぐる14日間のツアーがもっとも検索されているルートの一つである。
CtripグループのQin Jing副会長は、ビザ免除と直行便の再開によって旅行者の時間とお金の費用がひじょうに削減され、そのことによってより多くの中国人観光客がこれらの行き先を探索することが期待できる、と述べた。
観光国際フェア(FITCUBA2024)の閉会式において、キューバのフアン・カルロス・ガルシア観光大臣は、一般旅券を所持する中国市民はビザ不要でキューバに入国できるようになる、と発表した。
同大臣はまた、アジアの大国中国は、来年のこのイベントで主賓国として招待される、と発表した。
キューバ観光省アジア部門のエリザベス・クリスティーナ・ベラ顧問は、最近のプレンサ・ラティーナとの会見のなかで、キューバは安全さと自然とのつながりという特徴の促進に集中している、と述べた。
エアチャイナによる北京・ハバナ間の直行便の再開は、国際的な観光業のゆるやかな回復後における、両国の主要な目標の一つである。
キューバのマヌエル・マレーロ首相は、最近の中国訪問において、中国のツアーオペレーターや観光業労働者に対して、キューバをお気に入りの行先にならしめているその魅力を説明した。
同首相は、北京のキューバ大使館本部での交流フォーラムにおいて、米国による経済封鎖と新型コロナウイルスの影響による困難な経済状況にもかかわらず、キューバは成長への道を歩み続ける喜びに満ちた国である、と強調した。
マレーロ首相は、2018年に記録したおよそ5万人という、1年間における中国人のキューバ訪問者数の記録を破るよう願った。
China registra aumento notable en la búsqueda de destino Cuba
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/353953-china-registra-aumento-notable-en-la-busqueda-de-destino-cuba
エア・チャイナ キューバへの運航再開 5月17日より
北京-マドリード-ハバナのルートは、週2便(CA865とCA866)運航される
Cubadebate、2024年5月5日、Oscar Figueredo Reinaldo
アジアの大国中国のフラッグ・キャリアであるエア・チャイナが、5月17日からキューバでの運航を再開し、これにより両国間の関係がよりいっそう強化される、とキューバにおける同社の代表者、Zhang Xinが本サイトに語った。
キューバでのエア・チャイナ代表者Zhang Xinは、ハバナへの直行便は週二便運航されるが、将来的には頻度を増やすことが見込まれている、と説明した。
「将来的には、航空便と貨物運送サービスを増やすために、より便利ですぐれたサービスを提供することに集中していく」、とZhangは述べた。
同幹部は、ハバナからマドリード、北京間の航空便の運賃について詳しく説明した。
ハバナからマドリードへの片道運賃は406米ドルで、往復運賃は602米ドルであり、この両方の場合とも手荷物と無料の受託荷物2個を含む。これは他の航空会社と比較してひじょうに競争力があるものになっている。
ハバナから北京への航空便については、片道運賃が812米ドルで、手荷物と無料受託荷物1個を含む。ハバナから北京への往復運賃は1350米ドルで、これも手荷物と無料受託荷物1個を含む。
エアチャイナは2015年からキューバで運航していたが、新型コロナウイルスのパンデミックのため活動を停止した。最近、キューバ当局は、キューバという目的地への関心を引き起こし、キューバの観光産業の回復に貢献するという目的で、キューバと中国を含む他の国のあいだの直行便を増やしたいという希望を表明した。
キューバ観光省アジア部門のエリザベス・ベラ顧問は、北京とハバナ間の直行便の再開をふまえ、中国からキューバへの観光促進のため、中国の旅行代理店とキューバ企業による共同戦略に取り組む、と説明した。
ベラ顧問は、キューバをカリブ地域における中国人観光客の好む行き先にするという目的をもって、中国の観光の好みに合う観光商品を開発している、と述べた。
クバーナ航空のジョアンカ・アコスタ商業局長は、キューバと中国のあいだの経済戦略を促進するために、航空会社と観光業との結びつきを強化する重要性を強調した。アコスタ局長は、今回のエアチャイナの運航再開は、アジアの国、中国との大きな交流機会を開くものである、と強調した。
公式統計によると、2019年に中国は、キューバへの旅行者がおよそ4万5000人おり、キューバへの旅行者をもっとも送り出した国々の13位を占めた。2023年3月、ハバナトゥールと、中国のツアーオペレーター「Tumei International Travel」は、中国人観光客のキューバ訪問を促進するための同意書に調印した。
キューバTV(2024年5月4日)
Air China vuelve a volar a La Habana
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/05/05/air-china-vuelve-a-volar-a-la-habana/