2024年03月29日
米国のジャズ歌手ローリン・タリーズ キューバでの公演決定 4月4日・5日
米国のジャズ歌手ローリン・タリーズ
Cubadebate、2024年3月29日、Cubarte
キューバ首都ハバナのマルティ劇場と国立美術館劇場では、それぞれ4月4日と5日、米国の歌手ローリン・タリーズ・フリアソンの公演がおこなわれる。これは、米国で開催される「女性とジャズ」の歴史を記念する祝賀式典の一環である。
4月1日から6日までを予定しているローリンのキューバでの滞在は、在キューバ米国大使館と、キューバ文化省・キューバ音楽庁との協力の成果であり、予定にはキューバ人女性芸術家たちとの交流も含まれている。
ローリンはオハイオ州のクリーブランドで生まれ、クリーブランド音楽院でクラシックの訓練を受け、そのあとフィラデルフィア芸術大学でクラシックとジャズの歌唱を学び、声楽科を卒業。その独自のトーンと心を揺さぶる歌詞で、大衆の好評を獲得している。
絶賛されたデビューアルバム「ゴージャス・ケイオス」では、アダム・ブラックストーン、ロバート・グラスパー、クリスチャン・マクブライドといったスターミュージシャンたちと共演している。
タリーズの才能は、世界中をツアーすることを可能にしており、ニューポート・ジャズ・フェスティバル、ジャズ・アット・リンカーン・センター上海、ジョン・F・ケネディ・センターといった国際的に名声のある多くの場所でパフォーマンスしている。ニュージャージー・パフォーミング・アーツ・センターでは2018年に第9回サラ・ヴォーン国際ジャズ・ヴォーカル・コンペティションで優勝している。
また、米国国務省教育文化局がイニシアチブをとり、アメリカン・ヴォイシズ協会が実施する米国音楽海外文化使節において、米国を代表するという栄誉に浴している。
自身の地元地区でさまざまな審議会で貢献することも楽しんでおり、そのなかのレコーディング・アカデミーズ・フィラデルフィア・チャプターでは副議長を務めた。
ヤニック・ネゼ=セガン指揮のフィラデルフィア管弦楽団と共演し、自作曲の「ディス・ラヴ」を含むレパートリーを歌唱した。2022年にローリンは、チェンバー・ミュージック・アメリカの依頼により、自身の最新作「ミュージアム・オブ・リヴィング・ストーリーズ」を初演した。
2023年には、フィラデルフィア・シアター・カンパニーでの「レディ・レイ・アット・エマーソンズ・バー&グリル」で主役ビリー・ホリデイを演じ、演劇デビューを果たした。その後ローリンは、この役を再度演じ、現在はこれをロチェスターのゲヴァ・シアター・センターで主演している。
The Philadelphia Jazz Project Presents: Laurin Talese
LADY DAY AT EMERSON'S BAR & GRILL
Cantante estadounidense Laurin Talese Frierson actuará en Cuba para conmemorar historia de la Mujer y el Jazz
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/03/29/cantante-estadounidense-laurin-talese-frierson-actuara-en-cuba-para-conmemorar-historia-de-la-mujer-y-el-jazz/
今季キューバ野球リーグで歴史的記録を達成間近な選手たち アルフレド・デスパイネ フレデリク・セペダら
アルフレド・デスパイネ
La Demajagua、2024年3月29日、Prensa Latina
自身のキャリアでの重要な記録の達成がいま、今季キューバ野球のベテラン選手たちのモチベーションの一つとなっている。
統計家ベニグノ・ダキンタの資料によると、なかでももっともメディアの注目を浴びるのは、フレデリク・セペダとヨルダニス・サモンによる通算二塁打の史上1位をめぐる争いである。
キューバ野球リーグでの自チーム、サンクティ・スピリトゥスの愛称にちなんで、「ガージョ・マヨール」として知られるセペダが今季4本を放ちその分リードしており、一方サモンは今季二塁打がまだ出ていない。
今リーグでの達成はほぼ可能性がないが、セペダはキューバ野球リーグ史上最多安打王にも手をかけようとしており、現在通算2434安打で史上2位につけている。
セペダがもし冬季リーグでプレーすればすぐに2500安打に達し、今年2502安打で引退したレジェンド、ダネル・カストロを抜く可能性がある。
同じサンクティ・スピリトゥスの選手ユニエル・メンドーサは、メディアでの注目が低い選手ではあるが、26シーズンのあいだひじょうに安定した活躍を見せ、通算2375安打を記録しており、2356安打のサモンとともに、キューバ野球リーグでの2400安打クラブに次に加わる選手と考えられる。
今季1000安打に届きそうな強打者には、ギジェルモ・アビレース(974本)、ヤリエル・ドゥケ(971本)、アンドレス・デ・ラ・クルース(966本)がいる。
現在ホームランダービートップ(7本)のアルフレド・デスパイネは通算270本を達成したが、その力のあるスウィングにリーグ投手陣の低い質が組み合わされれば、通算300本に近づく可能性は多分にある。
これは十分に超えるべきノルマである。というのも、デスパイネはキューバではまだ数年プレーできる年齢(37歳)であり、キューバリーグは40歳を超えた選手の主役がひじょうに日常的となっている。
通算100本塁打を目指す4人の打者、ヤリエル・ドゥケ(97本)、アリエル・サンチェス(96本)、ヨルダニス・アラルコン(95本)、元大リーガーのアレクセイ・ラミレス(92本)による争いもひじょうに活発となっている。ラミレスは今季ピナール・デル・リオチームに復帰し、すでに2本塁打を放っている。
セペダとサモンによる争いに期待が高まる一方、サンティアゴ・デ・クーバのベテラン投手陣のアルベルト・ビセとダニー・ベタンコートの動きもこれに負けてはいない。この2投手はそれぞれ通算163勝をあげ、現役投手最多勝利数を分けあっている。
通算100勝に近づいているのは、ダチェル・ドゥケンス(95勝)、アライン・サンチェス(94勝)、レアンドロ・マルティネス(93勝)である。
ホセ・アンヘル・ガルシア投手の場合、セーブする1試合1試合が大記録となる。先日キューバ野球リーグでの通算300セーブを達成したが、キューバでは彼のほかは誰も200セーブにすら達していない。
全75試合の正規日程の5分の1を終え、打撃が優勢で、投手陣と守備がダメージを負った、打高投低の最もアンバランスなキューバリーグの一つとなっている今季のプレーオフへの出場権8枠の争いに伴う個人のモチベーションはさまざまである。
アルフレド・デスパイネ、今季初本塁打(2024年3月9日)
Jugadores se aproximan a marcas históricas en el béisbol cubano
https://lademajagua.cu/jugadores-se-aproximan-marcas-historicas-beisbol-cubano/