2024年08月11日
パリ五輪2024キューバ代表選手団声明 キューバは尊厳をもちスポーツの価値観を遵守して競技に臨んだ
Cubadebate、2024年8月11日
パリ五輪2024キューバ代表選手団の声明
フィデルに鼓舞され、キューバは尊厳をもち、スポーツの価値観を遵守して競技に臨んだ
キューバを代表しパリ五輪2024に参加した選手団は、最高司令官フィデル・カストロのレガシーならびにすべての試合において全力を尽くすという決意に鼓舞され、尊厳をもってわれわれのスポーツの価値観を遵守して競技に臨んだという満足感を胸に、祖国へ帰る。たとえ結果が必ずしも望んだものでなかったとしてもである。
キューバ代表選手団はまた、キューバから寄せられた多くの声援への感謝をもって帰国する。キューバでは、われわれに多大な声援を寄せてくれた国民が、革命の指導者たちとともに、この激しく過酷な日々の競技を関心高く詳細に至るまで追った。
この意味において、われわれの旗手ミハイン・ロペスのメダル獲得に際して革命軍将軍ラウル・カストロ・ルスから送られた祝賀メッセージや、共産党第一書記兼共和国大統領ミゲル・ディアス=カネル・ベルムーデスがミハイン・ロペスや他の競技の選手らと交わした電話について、われわれは光栄に思う。在フランスのキューバ大使館のサポート、ならびにトランブレ=アン=フランスに設置されたキューバの実情を発信するキューバハウス「Yo Soy Cuba(私はキューバ)」も、大きな役割を果たした。
われわれはまた、他の多くの仲間からも、選手たちへの愛情と尊敬の念が常に感じられる声援を受けた。加えて、さまざまな手段で、他の国々からも、数え切れないほどの応援の言葉が寄せられ、16種目、61人の選手たちが挑んだ戦いに、さらなるモチベーションを与えてくれた。
329種目のうち53種目に出場したキューバは、金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル6個を獲得し、国別順位は32位だった。20位以内という目標は達成されず、詳細な分析はまだではあるが、目標が勝利至上主義によるものではなかったことは強調しておくべきだ。
他の機会にも述べたことであるが、主要選手らがほぼ完璧な結果を出さなければメダルに手が届かないことを承知の上で、われわれはこの目標に挑んだ。そして、そのうちメダルを逃したのは1選手のみであったという事実は、この目標を生み出した調査の価値を証明している。
また、東京五輪2020の出場選手69名を下回るとはいえ、米国政府による経済・貿易・金融封鎖強化の影響下で、強豪国としての可能性を失っている国からの出場選手が61名であることは、あらためて称賛に値するということも確認しておくべきだろう。
このことは、アスリートとコーチが制限を乗り越え、これまでの準備の成果を最大限に発揮するため献身的に取り組んできたことをいっそう意義深いものとしている。準備段階は、われわれの国におけるスポーツの役割に関連する政治的意志に後押しされている。さらに、科学と技術革新の分野における一層の連携、フランス各地での滞在を確保してくれた連帯の友人たちによる貢献の意義も増した。
同様に、予選プロセスの門戸を閉ざすことなく、利用可能な資源に応じて競技ごとに強化選手を指定し、重点的に強化を図る取り組みを進めた。医療・心理ケア、アンチ・ドーピング管理、対戦相手研究などが実際の経験に裏打ちされた形で統合された。
選手代表団はキューバ・スポーツ界に所属する者のみで構成され、フェアプレーや規律、対戦相手への敬意、友好的交流の精神に則って倫理的に行動し、あらゆる場面において励みとなる応援の声を得た。われわれはキューバ革命のもつ国際的な評価に支えられ、健全なる誇りをもって感謝する。
結果に関しては、五輪5連覇を達成し、われわれに特別な瞬間を共有させてくれたレスリングのグレコローマンスタイル選手、偉大なるミハインは大いなる称賛に値する。
鮮烈な金メダルデビューを飾った若きボクサー、エリスランディ・アルバレスをはじめとするメダリストたちに拍手を送る。女子レスリングではユスネイリス・グスマン(銀)、女子カヌーではヤリスレイディス・シリロ(銅)がそれぞれの種目で、キューバ選手として初めて表彰台に上がった。
アルレン・ロペス(銅)は、3階級でメダルを獲得した2人目のキューバ人ボクシング選手となり、ルイス・アルベルト・オルタ(銅)は、複数の五輪メダルを獲得した4人目のレスリング選手となり、ラファエル・アルバ(銅)は、テコンドーのキューバ人選手として初めて二大会連続メダリストとなり、その名を歴史に刻んだ。ガブリエル・ロシージョ(銅)とミライミ・マリーン(銅)は、キューバ選手団のレスリングでの健闘を決定的なものとし、後者は、全体で3つのメダルを獲得した女子選手の代表的な存在となった。
メダリストになれなくとも、期待に応え、自己最高のパフォーマンスを披露した選手たちにわれわれは賛辞を贈る。そして、メダル獲得はならなかったものの、柔道のイダリス・オルティスやボクシングのフリオ・セサル・ラ・クルースのように、疑う余地なく栄光ある選手にも。
また、メダル獲得が期待される選手を擁していた競技においては、メダルを獲得できなかったこと以上に、期待を下回るパフォーマンスに終わってしまったことによる無念も感じている。
われわれが後にした今大会は非常に厳しいものであった。そこでは、成績に応じた国籍変更や不可解判定、アスリートの出身国以外で物的・人的資源を活用して強化されたパフォーマンスなどが見られた。この状況下で、経済封鎖や攻撃、誹謗中傷に晒されているキューバは、一人たりとも他国から招いた選手やコーチがいない中、再び中米カリブ地域のトップ、アメリカ地域では4位となり、少なからぬ先進国にとってすら未知のページを描いた。
フィデルの生誕98周年を数時間後に控えた今、誰もが手の届くスポーツ制度の創造者であり推進者であったフィデルをわれわれは特別な想いをもって偲び、アスリートへのわれわれの賛辞を再確認し、われわれがフィデルの功績の継続者であることを自覚するという決意のもと、われわれの残念な思いや弱さを受け止めるのだ。
キューバ代表選手団
2024年8月11日、パリ
キューバTV(2024年8月11日)
Declaración de la delegación cubana asistente a París 2024
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/08/11/declaracion-de-la-delegacion-cubana-asistente-a-paris-2024/
2024年07月13日
パリ五輪のキューバ代表選手発表 5連覇目指すミハイン・ロペスら61人
JIT、2024年7月13日
キューバはきょう(7月13日)、7月26日から8月11日まで開催されるパリ五輪2024に向けた16種目61選手の登録を公認した。
INDERのオマール・ベネガス副会長とアントニオ・ミランダ強化委員長は、五輪組織委員会の専門家との会合においてこの手続きを確認した。
きょう確定した人数(男子34人、女子27人)は、予選通過19人のうち18人となる陸上競技の登録における最終調整に対応したもので、陸上競技が最多出場選手の種目であることに変わりはなく、これにレスリング(10人)、ボクシング(5人)、柔道(4人)、射撃(4人)が続く。
このほかキューバ選手が出場するのは、カヌー(3人)、卓球(3人)、飛込(2人)、水泳(2人)、ローイング(2人)、テコンドー(2人)、ビーチバレー(2人)、アーチェリー(1人)、サイクリング(1人)、近代五種(1人)、ウエイトリフティング(1人)、となっている。
ミランダ強化委員長は、合計人数が当初の予定より少ないことを認めつつも、出場権が生まれた今回の長い過程の厳しさを強調し、国別メダル獲得数のベスト20に入るというキューバの使命を継続することを確認した。
「これまで説明してきた通り、これは金メダル5個を含めて達成すべき目標であり、われわれには優れたレベルの選手たちと、これを実現するためのコーチたちがおり、東京五輪2020での7個の金メダルに並ぶか上回ることをあきらめていない」、と委員長は明言した。
これがトレーニングの締めを活気づける雰囲気であり、トレーニングは大半が開催国を含むヨーロッパに移されているが、そこではフランスのキューバ協力協会の支援が鍵となった、と委員長は述べた。
キューバは開会式前日の7月25日に、アーチェリーのウゴ・フランコが初陣を飾る。フランコにとってもこのレベルの大会でのデビューとなる。
キューバ代表の選手とコーチ一覧
競技 種目 氏名 出身県
Atletismo 800 m-4×400 m Rose Mary Almanza Blanco CMG
Atletismo 800 m-4×400 m Daily Marlins Cooper Gaspar CMG
Atletismo 4×400 m Sahily Diago Mesa MTZ
Atletismo 100 m Yunisleidy de la Caridad García Abreu VCL
Atletismo 400 m-4×400 m Roxana Gómez Calderón CFG
Atletismo L. Disco Silinda Oneisi Morales Zenea CMG
Atletismo L. Disco Melany del Pilar Matheus Morejón HAB
Atletismo S.Triple Leyanis Pérez Hernández PRI
Atletismo S.Triple Liadagmis Povea Rodríguez PRI
Atletismo 4×400 m Lisneidy Inés Veitía Córdova VCL
Atletismo 4×400 m Melissa Padrón Monterrey PRI
Atletismo L. Disco Mario Alberto Díaz Torres MTZ
Atletismo 100 m Reynaldo Espinosa Colás LTU
Atletismo S.Triple Andy Eugenio Hechavarría Salazar HOL
Atletismo S.Triple Lázaro Martínez Santrayll GTM
Atletismo S.Triple Cristian Atanay Nápoles Urria HAB
Atletismo S. Longitud Alejandro Antonio Parada Isaac SCU
Atletismo S. Altura Luis Enrique Zayas Fernández HAB
Entrenador Lanzamiento Hilda Elisa Ramos Manes HAB
Entrenador Triple Salto Ricardo Moisés Ponce Paret VCL
Entrenador Triple Salto Yoelbi Luis Quesada Fernández HAB
Entrenador Salto Altura Juan Francisco Centelles Aizpurúa HAB
Entrenador 100 m-200 m Antonio Miguel Rendón Díaz MTZ
Boxeo 51 kg Alejandro Claro Fiz SSP
Boxeo 57 kg Saidel Iván Horta Rodríguez del Rey CFG
Boxeo 63,5 kg Erislandy Álvarez Borges CFG
Boxeo 80 kg Arlen López Cardona GTM
Boxeo 92 kg Julio César la Cruz Peraza CMG
Entrenador Masculino Rolando Acebal Montes GTM
Entrenador Masculino Víctor Sánchez Matos GTM
Entrenador Masculino José Ramón Amador López HAB
Canotaje C1 200 m C2 500 m Yarisleidis Cirilo Duboy GTM
Canotaje C1 200 m C2 500 m Yisnoly Franchesca López Lamadrid VCL
Canotaje C1 1 000 m José Ramón Pelier Córdova GTM
Entrenador Canoa Femenina Nelson Perales García GTM
Entrenador Canoa Masculina Yosniel Domínguez Sánchez ART
Ciclismo Ruta Arlenis Sierra Cañadilla HAB
Entrenador Ciclismo de Ruta Joel Leal Ríos PRI
Clavados Plataforma 10 m Anisley García Navarro HAB
Clavados Trampolín 3 m Prisis Leidys Ruiz Randich SCU
Entrenador Trampolín 3 m Hugo Francisco Pérez de Corcho García CMG
Judo 63 kg Maylín del Toro Carvajal SCU
Judo Más 78 kg Idalys Ortiz Bocourt ART
Judo 90 kg Iván Felipe Silva Morales MTZ
Judo Más 100 kg Andy Santiago Granda Álvarez MTZ
Entrenador Jefe Técnico fem. Yordanis Arencibia Verdecia HAB
Entrenador Jefe Técnico masc. Julio Julián Alderete Reyes HAB
L. de pesas 81 kg Ayamey Damiana Medina Roca VCL
Entrenador Yoani Giniebra Junco MAY
Lucha Greco 60 kg Kevin Yurán de Armas Rodríguez CMG
Lucha Greco 67 kg Luis Alberto Orta Sánchez HAB
Lucha Greco 77 kg Yosvanys Peña Flores MTZ
Lucha Greco 97 kg Gabriel Alejandro Rosillo Kindelán SCU
Lucha Greco 130 kg Mijaín López Núñez PRI
Entrenador Greco - Jefe Técnico Raúl de Jesús Trujillo Díaz MTZ
Entrenador Greco Héctor Milián Pérez HAB
Entrenador Greco Leonel Pérez Almeida HAB
Lucha Libre 50 kg Yusneylis Guzmán López HAB
Lucha Libre 76 kg Milaimy de la Caridad Marín Potrillé HAB
Lucha Libre 65 kg Alejandro Enrique Valdés Tobier HAB
Lucha Libre 74 kg Geandry Garzón Caballero HAB
Lucha Libre 97 kg Arturo Silot Torres SCU
Entrenador Libre fem. Filiberto Alberto Delgado Santiago HAB
Entrenador Libre masc. Julio Mendieta Cuéllar HAB
Natación 200 m Libre Andrea Alicia Becali Martí HAB
Natación 1 500 m Libre Rodolfo Javier Falcón Mojarrieta HAB
Entrenador Luisa María Mojarrieta Cuadra HAB
Pentatlón Moderno Individual Marcos Antonio Rojas Jiménez LTU
Entrenador Rigoberto Morejón Navarro HAB
Remo 1XF Yariulvis Cobas García GTM
Remo 1XH Reidy Cardona Blanco HAB
Entrenador Joan Manuel Paula Azcuy HAB
Taekwondo Más 67 kg Arlettys de la Caridad Acosta Herrera VCL
Taekwondo Más 80 kg Rafael Yunier Alba Castillo SCU
Entrenador Kyorugi Arlen Manuel González Núñez HAB
Tenis de mesa Doble X Daniela de la Caridad Fonseca Carrazana MTZ
Tenis de mesa Doble X Jorge Moisés Campos Valdés HAB
Tenis de mesa Single masc. Andy Mariano Pereira Diez CMG
Entrenador Osdani Romero García SSP
Tiro Fusil Aire 10 m Fusil 3 Posic. Lisbet Hernández Hernández SSP
Tiro Pist. Aire 10 m Pistola 25 m Laina Pérez Fagundo MTZ
Tiro Pistola Tiro Rápido Leuris Pupo Requejo HAB
Tiro Pistola Tiro Rápido Jorge Félix Álvarez Llanes HAB
Entrenador Pistola fem. Dariel Suárez Grecesqui HAB
Entrenador Fusil fem. Yoleisy Lois González HAB
Entrenador Pistola Tiro Rápido Meinardo Torres Moraga HAB
Tiro con arco Recurvo Hugo Yoan Franco Padrón PRI
Entrenador Reiter Téllez Velazco LTU
Voleibol de playa Equipo Noslen Díaz Amaro ART
Voleibol de playa Equipo Jorge Luis Alayo Moliner VCL
Entrenador Francisco Álvarez Cutiño SCU
キューバTV(2024年7月13日)
Cuba con 61 atletas a los Juegos Olímpicos de París 2024
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=823568
2024年06月08日
キューバ男子バレーボール代表 五輪王者フランスに勝利 パリ五輪出場圏内に踏みとどまる
キューバ対フランス
Cubadebate、2024年6月8日、Oscar Figueredo Reinaldo記者
タイブレークまで至った手に汗にぎる試合で、キューバ代表チームは現在の五輪王者フランスに襲いかかり、セットカウント3対2(25-18, 20-25, 23-25, 25-22, 15-10)で打ち破った。わが国の選手はすぐれたパフォーマンスを見せ、ロベルトランディ・シモンのリーダーシップのもと、熱望する五輪出場へ向けた重要なポイントをあげた。
第一セットを先取して始まった試合は、そのあと2セット連続で失ったが、キューバチームは自らを敗者とはみなさず、第4セットで挽回に成功し、最終セットは万全な形で勝利した。
この勝利により、キューバは9.55ポイントを重ね、ふたたび五輪出場予選枠にとどまり、同日のセルビア対アルゼンチン戦の結果待ちとなった。
キューバ代表チームは、ブロックポイント(13対7)で上回り、フランスチームの失策(29対22)をうまく利用し、先週の敗戦から一転、予選勝ち抜きに再度可能性を残した。
個人成績では、マルロン・ヤントが23得点、ミゲル・アンヘル・ロペスが21得点と際立った活躍を見せた。一方、ロベルトランディ・シモンは9得点(アタック3点、ブロック5点、サーブ1点)をあげた。
第三週目には、キューバはスロベニアの首都リュブリャナに向かい、地元スロベニアや、ブルガリア、セルビア、ポーランドと対戦する。
キューバTV(2024年6月8日)
キューバ対フランス(ハイライト)(2024年6月8日)
Voli: Cuba no cree en Francia y se mete nuevamente en zona de clasificación olímpica
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/06/08/voli-cuba-no-cree-en-francia-y-se-mete-nuevamente-en-zona-de-clasificacion-olimpica/
2024年05月24日
キューバ男子 フルセットの接戦の末、日本に敗れる バレーボールネーションズリーグ
Cubadebate、2024年5月24日
キューバは、バレーボールネーションズリーグでの日本戦で、最後の得点まで争ったが、フルセットの接戦の末、敗れた。キューバは第一セットと第四セットを25対18、25対19で取ったが、これ以外の3セットを22対25、23対25、20対22(タイブレーク)のスコアで失った。
キューバは現在2勝1敗の戦績である。
キューバTV(2024年5月24日)*開始時間設定済み
キューバ対日本 全編(2024年5月24日)
Cuba cae ante Japón en la LNV en reñido partido de cinco sets
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/05/24/cuba-cae-ante-japon-en-la-lnv-en-renido-partido-de-cinco-sets/
2024年02月25日
キューバ男子バスケットボール代表 53年ぶりの米国戦勝利 コパ・アメリカ予選
ペドロ・ボンビーノ
Cubadebate、2024年2月25日、Prensa Latina
バスケットボールのキューバ代表チームが、2025年に予定されているコパ・アメリカ予選での米国代表チームとの第二戦で、81対67で勝利した。
開始のホイッスルが鳴って以降、キューバチームは素早いトランジションと強い守備圧力を組み合わせたダイナミックなプレーで試合をコントロールし、米国チームはスリーポイントシュートを狙ったが、決まったのは6%だけだった。
ペドロ・ボンビーノがキューバチーム最多の19得点5リバウンドをあげ、米国チームではジェイス・ジョンソンが9得点10リバウンドで最多だった。この試合は両国間の第二戦であり、初戦は2月22日にホームチームの米国が100対79で勝利している。
今回キューバチームはメンバーのうち4選手が査証拒否にあうという著しく制限された試合となった。そのなかでボンビーノはきょうのシウダ・デポルティバ競技場でおこなわれた試合の最優秀選手になった。
キューバのミゲル・ディアスカネル・ベルムーデス大統領は、自身のXアカウントで勝利を祝った。
「なんと歴史的で、衝撃的で、希望に満ちたことか!バスケットキューバ代表チームの2025年コパ・アメリカ予選での米国戦での勝利を国民は祝っている。おめでとう選手たち。1971年以来わが国のチームは米国チームに勝てなかった。われわれはできる!」、と大統領は投稿した。
現時点で、両チームが3得点で予選グループDの首位に立ち、2得点のバハマ、1得点のプエルトリコがこれに続いている。
キューバ対米国 ハイライト(2024年2月25日)
!Histórico! Cuba vence a Estados Unidos en segundo partido clasificatorio para la Copa América de 2025
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/02/25/cuba-vence-a-estados-unidos-en-segundo-partido-clasificatorio-para-la-copa-america-de-2025/
2023年11月04日
キューバ人ボクサー ロニエル・イグレシアス メキシコでのプロサーキットで4戦全勝
ロニエル・イグレシアス
JIT、2023年11月4日
プロボクシングにおけるキューバ選手ロニエル・イグレシアスの4勝目は、各方面で好評なコメントを受けた。
メキシコのアグアスカリエンテスで、五輪二大会覇者のイグレシアスは、地元のマウリシオ・グティエレスをTKOで破り、自身の無敗記録を更新した。グティエレスは、148ポンド級8回戦の第五ラウンド開始を自身のトレーナー陣に阻止された。
ウェブサイト「ESPNノックアウト」のレビューは、ボディへの攻撃で相手をキャンバスに沈めた最初のラウンドから安定していた、2009年世界選手権王者でもあるイグレシアスの働きを称賛した。
そのあとも、イグレシアスは試合を支配し続け、これを同メディアの専門家たちは、力強さ、パンチ、スピード、スキル、頭脳と関連付けた。
鼻に大きなダメージを負ったグティエレスは、第四ラウンドから先に進むことができず、今回のサーキットで8戦して2敗目を喫した。
「破壊的なキューバ選手のパフォーマンス、打撃の雨あられで、"ブル"は大きなダメージを受け敗れた」、とJITによって参照されたこの文書は結んでいる。
Triunfo y elogios para Roniel en boxeo profesional
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=708638
2023年11月03日
キューバ女子 4×100mリレーで26年ぶり2個目の金メダル パンアメリカン競技大会陸上
4×100mリレーで優勝したキューバ女子チーム
Radio Habana Cuba、2023年11月3日、Alejandro García記者
報道陣や専門家はきょう金曜日(11月3日)、サンティアゴ・デ・チリで開催されているパンアメリカン競技大会での女子4×100mリレーでのキューバの活躍を称賛している。
若き女子選手4人組によって、キューバは、26年ぶりにこの壮観な種目で表彰台の頂点に復帰し、ここサンティアゴ2023大会でキューバ陸上界の忘れがたき記録の一つをきざんだ。
サン・サルバドール2023(中米カリブ選手権)大会で優勝したときに達成した43秒17のタイムは上回ることはできなかったが、もっとも重要なことは、王座につくことだった。
これまでキューバのリレーチームがこの種目で優勝できたのは、ウィニペグ1967大会が唯一であった。ホセ・フェリシアーノ・ビリルス(エル・ビリ)率いる女子選手たちの活躍は大いに楽しませるものであり、繰り返すが、ライバルたちがあまり考慮に値しなかったのは確かなため、結果の評価はおいておくが、成長が見てとれた。
ラウラ・モレイラ、エニス・ペレス、ヤリーマ・ガルシア、ユニスレイディ・ガルシア・アブレウの4選手は、パンアメリカン競技大会での4×100mリレーにおける二番目のキューバ人王者チームとして歴史に名を残し、これで今大会のキューバのメダル獲得数は現時点で10個(金2個、銀7個、銅1個)になった。
きょうの達成以前にこの種目で表彰台のトップに立っていたのは、26年前のマルシア・ガルベイ、ビオレタ・ケサダ、クリスティーナ・エチェバリア、ミゲリータ・コビアンのみであった。
また、パンアメリカン競技大会で最後に表彰台に上った女子4×100mリレーチームは、サントドミンゴ2003大会で銀メダルを獲得した、ダイネルキ・ペレス、ロクサナ・ディアス、ビルヘン・ベネビデス、ミスレイディス・ラソであった。
女子4×100m決勝 パンアメリカン競技大会
Relevo 4x100 (f) de Cuba sorprende con su oro en Santiago 2023(Audio)
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/338397-relevo-4x100-f-de-cuba-sorprende-con-su-oro-en-santiago-2023audio
2023年11月01日
ユニスレイディ・ガルシア キューバ陸上女子100mで32年ぶりの金メダル パンアメリカン競技大会
ユニスレイディ・ガルシア
Radio Habana Cuba、2023年11月1日
キューバ女子選手ユニスレイディ・ガルシアが、パンアメリカン競技大会の陸上女子100mで、キューバに30年以上ぶりの金メダルをもたらした。
今季絶好調の23歳ユニスレイディは、パンアメリカン競技大会の100mで、1991年ハバナ大会でのリリアナ・アレン以来、同競技を制した2人目のキューバ人女性選手になった。タイムは11秒36だった。
火曜日(10月31日)の決勝でユニスレイディは、ガイアナのジャスミン・アブラムス(11秒52)や、五輪・世界選手権で3度決勝出場のミシェル=リー・アイ(トリニダード・トバゴ、11秒53)を余裕で上回った。
「これまでにないほど集中していた。金メダルに手が届くとわかっていたから。号砲と同時に素早くスタートして、これは私の一番苦手なところだけど、改善していって、すべてがうまくいった、とガルシアは、チリ首都のフリオ・マルティネス・スタジアムのミックスゾーンで報道陣に対して答えた。
ユニスレイディスは、準決勝(11秒53)での状況から、金メダルに手が届く可能性があるとわかった、と強調した。「これまで多くのトレーニングをおこなってきたから、今回の偉大な結果が出た」、とビジャ・クララのロメディオス出身のスプリンターは語った。
「ライバルたちを過小評価するのは好きではないが、自分が王者になれるといつも考えていた。スタート地点に立ったとき、自分に言い聞かせた。ついに私はここにいる、今は全力を尽くすときだと」、と説明したアスリートの大きな夢は、五輪の100mでファイナリストになることである。
一方、彼女のコーチであるホセ・フェリシアーノ・ビレルスは、決勝での教え子の働きを称賛した。「戦闘的で技術的な彼女の走りがしっかり見れた」、と語った。
「われわれは銅メダルを計画していたが、午前中に北米の選手がいないのを見て、金を狙おうと言ったんだ。」
「もうすぐ11秒を切るだろう。筋肉面と技術レベルをもう少し改善したら、すぐに10秒90か10秒88で走る状況になり、それで五輪決勝に残れる」、とコーチは説明した。
ユニスレイディ・ガルシアの今回のタイトルは、サンティアゴ2023大会でのキューバ陸上初の王座であり、キューバ選手団としては14個目の金メダルで、国別獲得数では現在6位につけている。
♀️ !Relámpago en la pista de #Santiago2023 - Yunisleidy García 🇨🇺 #panamsports #santiago2023" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen>
パンアメリカン競技大会陸上女子100m決勝
パンアメリカン競技大会陸上女子100m決勝
Yunisleidy García pone a Cuba otra vez en el trono de la velocidad 32 años después
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/338057-yunisleidy-garcia-pone-a-cuba-otra-vez-en-el-trono-de-la-velocidad-32-anos-despues
2023年10月27日
フリオ・セサール・ラ・クルース 大会史上初4個目の金メダル獲得 パンアメリカン競技大会ボクシング
フリオ・セサール・ラ・クルース
Radio Habana Cuba、2023年10月27日、Prensa Latina
キューバ人ボクサー、フリオ・セサール・ラ・クルースがきょう(10月27日)、パンアメリカン競技大会史上、4個目の金メダルを獲得した初のボクサーとなった。今大会のキューバ選手団の団長を務めているラ・クルースは、チリ郊外の五輪トレーニングセンターでのブラジルのケノ・マーレイ・マチャドとの決勝戦で、第三ラウンド目に追加の打撃を決め、金メダルを獲得した。
今回で19回目となるパンアメリカン競技大会において、わずか5人のボクサー(全員キューバ人選手)が、3度の栄冠に輝いていた。オレステス・ソラーノ、フリオ・ゴンサーレス、ロランド・ガルベイ、ラサロ・アルバレス(今回はメダル無し)、そしてラ・クルース自身(すでに4大会王者となった)である。
プレンサ・ラティーナとのインタビューのなかで、ラ・クルースは、今回の金メダルが彼の大きな目標の一つであった、と告白した。地球上で最高のボクサーの一人として歴史に残るという彼の熱望によるものであり、それは五輪二大会制覇(2016年リオデジャネイロ、東京2020)、世界選手権五大会制覇(2011年バクー、2013年アルマトイ、2015年ドーハ、2017年ハンブルク、2021年ベオグラード)のおかげで確信していることである。
ラ・クルースは、すべての相手選手をつねに尊敬していると改めて表明し、これまで対戦していようと、していまいと、「私にとっては、すべての相手選手は強敵であり、彼らはメダルを求めて、自国をベストの形で代表しようとし戦っている」。
「私は、行っているトレーニングによって自身の大会に勝ち、そこから結果が生まれる。われわれは、あらゆる相手と戦う用意ができており、そしてベストの者が勝つ」、と誇った。
ラ・クルースは、今回のサンティアゴ2023での勝利により、2024年パリ五輪の出場権も確保したが、そこで彼は五輪3個目の金メダルを達成するかもしれない。
自身の将来について、このキューバ中部カマグエイ生まれの34歳のボクサーは、まだ正確な時期はわからないが、グローブを置くことを考えている、と告白した。
ちょうどハバナで第一回大会が開催されてから40年がたつ来年の世界選手権の開催地にキューバがえらばれた場合、そこで盛大におこなうことを彼は夢見ているようである。
フリオ・セサール・ラ・クルース、決勝後インタビュー
決勝 フリオ・セサール・ラ・クルース対ケノ・マチャド
3試合目 フリオ・セサール・ラ・クルース対フリオ・セサール・カスティージョ
2試合目 フリオ・セサール・ラ・クルース対アンドレウス・サルガド
1試合目 フリオ・セサール・ラ・クルース対ジャマール・タリー
Cuarta Cruz panamericana para Julio César
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/337656-cuarta-cruz-panamericana-para-julio-cesar
2022年07月02日
キューバ人ボクサー、ロニエル・イグレシアス判定勝ち プロ2勝目を飾る
ロニエル・イグレシアス判定勝ち
Cubadebate、2022年7月2日、JIT
メキシコのモンテレイで、キューバ人ボクサーのロニエル・イグレシアスがきょう金曜日(7月2日)、地元メキシコの選手アグスティン・ルゴに勝利し、プロとして自身2勝目をあげた。
キューバ選手イグレシアスはきょうの8回戦でルゴに対し優位を示し、それは審判の判定に反映し、うち1人は2ラウンドでイグレシアス劣勢としたものの、 (79-73, 78-74, 80-72)の3対0で判定勝利した。
世界王者イグレシアスの今回のプロ勝利は、7月22日のラサロ・アルバレスの出場の序章となった。
世界王者で五輪銅メダリストのアルバレスは、ボリビアのサンタ・クルース・デ・ラ・シエラでのスーパーフェザー級8回戦で、アルゼンチン人選手アレクシス・トーレスと対戦する。
(JITの情報による)
Roniel Iglesias consigue segunda victoria en el boxeo profesional
http://www.cubadebate.cu/noticias/2022/07/02/roniel-iglesias-consigue-segunda-victoria-en-el-boxeo-profesional/