2023年10月27日
フリオ・セサール・ラ・クルース 大会史上初4個目の金メダル獲得 パンアメリカン競技大会ボクシング
フリオ・セサール・ラ・クルース
Radio Habana Cuba、2023年10月27日、Prensa Latina
キューバ人ボクサー、フリオ・セサール・ラ・クルースがきょう(10月27日)、パンアメリカン競技大会史上、4個目の金メダルを獲得した初のボクサーとなった。今大会のキューバ選手団の団長を務めているラ・クルースは、チリ郊外の五輪トレーニングセンターでのブラジルのケノ・マーレイ・マチャドとの決勝戦で、第三ラウンド目に追加の打撃を決め、金メダルを獲得した。
今回で19回目となるパンアメリカン競技大会において、わずか5人のボクサー(全員キューバ人選手)が、3度の栄冠に輝いていた。オレステス・ソラーノ、フリオ・ゴンサーレス、ロランド・ガルベイ、ラサロ・アルバレス(今回はメダル無し)、そしてラ・クルース自身(すでに4大会王者となった)である。
プレンサ・ラティーナとのインタビューのなかで、ラ・クルースは、今回の金メダルが彼の大きな目標の一つであった、と告白した。地球上で最高のボクサーの一人として歴史に残るという彼の熱望によるものであり、それは五輪二大会制覇(2016年リオデジャネイロ、東京2020)、世界選手権五大会制覇(2011年バクー、2013年アルマトイ、2015年ドーハ、2017年ハンブルク、2021年ベオグラード)のおかげで確信していることである。
ラ・クルースは、すべての相手選手をつねに尊敬していると改めて表明し、これまで対戦していようと、していまいと、「私にとっては、すべての相手選手は強敵であり、彼らはメダルを求めて、自国をベストの形で代表しようとし戦っている」。
「私は、行っているトレーニングによって自身の大会に勝ち、そこから結果が生まれる。われわれは、あらゆる相手と戦う用意ができており、そしてベストの者が勝つ」、と誇った。
ラ・クルースは、今回のサンティアゴ2023での勝利により、2024年パリ五輪の出場権も確保したが、そこで彼は五輪3個目の金メダルを達成するかもしれない。
自身の将来について、このキューバ中部カマグエイ生まれの34歳のボクサーは、まだ正確な時期はわからないが、グローブを置くことを考えている、と告白した。
ちょうどハバナで第一回大会が開催されてから40年がたつ来年の世界選手権の開催地にキューバがえらばれた場合、そこで盛大におこなうことを彼は夢見ているようである。
フリオ・セサール・ラ・クルース、決勝後インタビュー
決勝 フリオ・セサール・ラ・クルース対ケノ・マチャド
3試合目 フリオ・セサール・ラ・クルース対フリオ・セサール・カスティージョ
2試合目 フリオ・セサール・ラ・クルース対アンドレウス・サルガド
1試合目 フリオ・セサール・ラ・クルース対ジャマール・タリー
Cuarta Cruz panamericana para Julio César
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/337656-cuarta-cruz-panamericana-para-julio-cesar
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