2019年08月25日
ロベルトランディ・シモン キューバ代表復帰戦でMVP 東京五輪出場を目指す
ロベルトランディ・シモン(左から4人目)、MVPとベストブロッカーに輝く
Radio Habana Cuba、2019年8月25日
男子バレーボールのスター選手ロベルトランディ・シモンは、自身のキューバ代表チームへの復帰を高らかに祝った。米国コロラドスプリングスでのNORCECAチャンピオンズカップでチームを優勝に導いたシモンは、大会MVPとベストブロッカーにも選ばれた。
現在32歳で、身長2m6cm、ハバナ生まれのシモンは、今大会でのキューバチーム優勝の鍵となった。チームはカナダ戦(3対2)、米国戦(3対1)、プエルトリコ戦(3対0)と3連勝した。
シモンは3試合合計で38得点をあげ、そのうち9得点がブロックポイントだった。
「チームに復帰できてめちゃくちゃ幸せだ。若い選手たちと歴史を作っていくんだという熱い思いでとてもわくわくしている。それが実現するよう願っている」、とシモンは、来年1月の東京五輪予選での予選突破の可能性について問われ、語った。
2010年世界大会準優勝のキューバ代表メンバーであるシモンは、今年7月にキューババレーボール連盟から選手登録を再び認められた。彼と、ミカエル・"エル・ルーソ"・サンチェス、ライデル・イエレスエロの3選手が復帰を公式に申請してから1か月後のことだった。
2010年のキューバ出国後、シモンのキャリアは成功に満ちたものだった。およそ10年間にわたってイタリア、ブラジル、韓国、カタールのプロリーグで活躍を続け、2019年にはルーベ・チヴィタノーヴァの一員として、イタリアンリーグとチャンピオンズリーグを制覇し、そのキャリアの頂点に達した。
しかしその間、つねにキューバ代表のユニフォームを着る願望を示し続け、何度か復帰を試みた。
復帰が承認され、キューバのリゾート地カヨ・ココで短い休暇をとったシモンは、五輪出場を目指す代表チームとの練習をできるだけ早く始めるために、重要な家族との約束をキャンセルした。
先日のロシアでの五輪予選では加入調整する時間がなかったが、そのわずか数日後のコロラドスプリングスでは、彼とチームのパフォーマンスで結果が出て、金メダルと来年1月(開催地未定)の五輪予選への出場権を獲得した。
キューバにとってこの来年1月の大会は2020年東京五輪出場権を得るための最後のチャンスとなるが、チームはまとまってきており、シモンや、あるいは他の海外で活躍しているスター選手の加入により、より高いレベルに到達する。
世界の多くの人びとは、栄光あるキューババレーボールの黄金期への復活を願っている。
シモンのほか、4人のキューバ選手がコロラドスプリングスでのNORCECA(北中米カリブ)カップのベスト選手に選ばれた。ヘスス・エレーラ(サービス)、アドリアン・ゴイデ(トス)、ヨンデル・ガルシア(リベロ、レシーブ)、オスニエル・メルガレホ(NO.2アタッカー)。
ロベルトランディ・シモン(中央)
優勝したキューバ代表チーム
Simón celebra con título y distinción de MPV su regreso al voli cubano
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/199955-simon-celebra-con-titulo-y-distincion-de-mpv-su-regreso-al-voli-cubano
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9121546
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック