2024年02月22日
サンティアゴ・デ・クーバ港で死亡事故 作業中の労働者3人が窒息死
Radio Rebelde、2024年2月22日、Carlos Sanabia Marrero記者
「ギジェルモン・モンカダ」港の当局は、昨夜の労働者3人の窒息死を悼む。彼らは米を積んだ船舶から荷下ろしをしているとき、同市での荷下ろし対象ではない、密閉され燻蒸された倉庫に入りこみ、有毒ガスを吸い込む結果となった、とオリエンテ港湾サービス会社の社長ホセ・アルバレス・ディアス技師がラジオ・レベルデに暫定情報として伝えた。
同僚たちや救助隊の素早い対応にもかかわらず、3人の港湾労働者は、サンティアゴ港付近にあるホアキン・カスティージョ・ドゥアニ軍事病院に着いたときにはすでに息絶えていた。
亡くなった3人の港湾労働者の名前は、ライコ・カルサード・キンデラン、ヨスバイン・パアテルソン・ドゥアニ、ロイベル・ベヘラーノ・エルナンデスである。
この事故が知らされ、同港湾やその後の病院には、サンティアゴ・デ・クーバの党第一書記ベアトリス・ジョンソン・ウルティアと同県副知事のマヌエル・ファルコン・エルナンデスがすぐにかけつけ、この痛ましい事故の原因に関心を寄せながら、遺族に対して最大の配慮を向けた。
保健資格者と内務省は、その他の専門家たちとともに、この痛ましい事故が生じた原因を確定させるために取り組んでいる。
Lamentan muerte de tres trabajadores portuarios en Santiago de Cuba
https://www.radiorebelde.cu/lamentan-muerte-de-tres-trabajadores-portuarios-en-santiago-de-cuba-22022024/
2024年02月21日
書籍『シルビオ・ロドリゲスの歌のなかのフィデル」発表 キューバ
Cubadebate、2024年2月17日、CUBA en RESUMEN
チリの歴史家で、雑誌「コレオ・デル・アルバ」の編集長であるハビエル・ラライン・パラダが、カサ・デ・ラス・アメリカスのマヌエル・ガリチ・サロンにおいて、自著「フィデル・エン・ラ・カンシオン・デ・シルビオ・ロドリゲス」(シルビオ・ロドリゲスの歌のなかのフィデル)を発表した。ハバナの国際ブックフェアに際して開かれたこのイベントには、キューバ人作家で映画人のビクトル・カサウスも同席した。
この作品は、キューバのトロバドール、シルビオの詩作と、そのシルビオの歌曲のなかで不可避の存在となっているフィデル・カストロの人物像との結びつきを記録している。また、ララインによるこの作品は、彼にキューバ革命の変遷と、キューバ国民とチリとの友好を知らしめたシルビオの作品との、著者自身の関係についての証言ともなっている。
この作品に反映している著者の調査の成果は、カサ・デ・ラス・アメリカスとの深い関係を示している。著者はハバナ大学での学生時代の数年間、そこで過ごし、キューバとの関係を深めた。
カサ・デ・ラス・アメリカスでの発表会(2024年2月16日)
Presentan el libro “Fidel en la canción de Silvio Rodríguez“
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/02/17/presentan-el-libro-fidel-en-la-cancion-de-silvio-rodriguez/
非正規移民25人がキューバに送還 今年合計131人
Cubadebate、2024年2月21日、ACN
米国沿岸警備隊はきょう水曜日(2月21日)、アルテミサ県オンダ湾のオロスコ港を通じて、合計25人の非正規移民をキューバに送還した。
当該移民グループは、2月15日にアルテミサのバラコア・ビーチから不法出国した男性16人、女性8人、未成年1人で構成されており、米国当局によって海上で拘束された。
報告によると、送還されたうちの2人は、キューバを出国した時点で、刑に服するための保護観察中だった。現在、その恩恵を取り消すための当該裁判所の処分を待つことになる。
今年に入って、米国当局は海路による送還作業を7回実施し、合計131人の非正規移民が送還されている。
キューバ内務省は、安全で秩序ある移住の重要性を改めて強調し、海路による不法出国がもたらす、特に未成年が関与する場合の、危険と生命へのリスクについて警告している。
キューバTV(2024年2月21日)
Devuelven a Cuba 25 migrantes irregulares
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/02/21/devuelven-a-cuba-25-migrantes-irregulares/
2024年02月20日
エステバン・ラソ国会議長 ケニアへ渡航 キューバ人医師死亡情報の調査へ
エステバン・ラソ国会議長
Cubadebate、2024年2月20日、キューバ外務省
キューバ共和国外務省コミュニケ
エステバン・ラソ・エルナンデス全国議会議長兼国家評議会議長は、2019年4月12日にケニア共和国で誘拐された2人の医師アセル・エレーラ・コレアとランディ・ロドリゲス・エルナンデスが死亡した可能性を伝える先日の未確認ニュースを受け、ケニアの最高当局との協力と説明を求める緊急手続きを実施するため、ハイレベル特使としてケニア共和国へ渡航した。
キューバ政府は、このニュースを受け取って以来、われわれの同胞の状況を確認できるあらゆる可能性が尽きるまで、いろいろな国際的関係者が、いろいろな手段によって、事件に関するもっとも客観的な情報を得るために実施している手続きを、最優先に置いている。
この観点から、2月18日の日曜日以降、ケニア政府との連絡および手続きに加えて、ソマリア政府との公式な接触を開始し、報告されている軍事作戦についての正確さを求めてきた。
米国アフリカ軍司令部(AFRICOM)の発表を引用するさまざまな報道メディアによると、事件は、2024年2月15日の夜、拉致被害者が拘束されていたソマリアのジリブの町で、米軍による無人機爆撃の最中に生じた。CNNの報道によると、この情報は2月19日にAFRICOMのスポークスマンによって確認されている。
キューバ外務省は2月18日の日曜日、外交ルートを通じて米国政府に説明を求めたが、依然として回答を待っているところである。
これまでのところ、米国政府や米軍が、誘拐されたキューバ人医療活動従事者に関するニュースを確認したり、あるいは報道された内容を否定する公的な声明は記録されていない。AFRICOMのスポークスマンが発生を確認した軍事作戦の状況や特徴、それが正当なものであったかどうか、巻き添え被害を避け、民間人や罪のない人びとを保護し、国際人道法を尊重するという義務的配慮のもとに実行されたかどうかについて、情報が与えられていない。
これこそが、過去に国際機関が深刻な懸念を表明してきた問題である。
(キューバ外務省)
キューバTV(2024年2月20日)
Esteban Lazo viaja a Kenia para buscar esclarecimiento sobre muerte no confirmada de médicos cubanos
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/02/20/esteban-lazo-viaja-a-kenia-para-buscar-esclarecimiento-sobre-el-fallecimiento-no-confirmado-de-medicos-cubanos/
2024年02月17日
ケニアで誘拐されたキューバ人医師2人が爆撃で死亡との未確認情報を報告 キューバ外務省
アセル・エレーラ・コレア医師(左)とランディ・ロドリーゲス・エルナンデス医師(右)
Cubadebate、2024年2月17日
キューバ外務省は、最近のツイート (@CubaMINREX)で、2019年4月12日にケニアのマンデラ地区で誘拐されたキューバ人医師、アセル・エレーラ・コレア医師とランディ・ロドリーゲス・エルナンデス医師の二人が、2月15日木曜日に爆撃で死亡したと数時間前に非公式情報筋が伝えた、と発表した。
「現時点まで、この情報は未確認である。この件についてキューバ当局はケニアとソマリア側と連絡を取り続けており、キューバ国民にはすぐにお伝えする」、と外務省はツイートした。
公衆保健相のアンヘル・ポルタル・ミランダ医師も、自身のXアカウントにおいて、この非公式情報について報告し、この件について確認が取れたら国民にはお知らせする、と述べた。
テロリスト集団がテレグラムに流した声明によると、事件はソマリアの下部ジュバ地域のジジブ市で米国がおこなった無人機攻撃で起きたとしている。
ソマリアのいかなる公式筋もこのニュースを確認していない。
キューバ人医師アセル・エレーラ・コレアとランディ・ロドリゲスは、2019年に誘拐されたとき、ケニアの農村地域での医療活動に従事していた。
解放に向けた努力にもかかわらず、その試みは実を結んでいない。
(キューバ外務省とPrensa Latinaの情報による)
ディアスカネル大統領:キューバは、公式確認がないうちは、彼らを元気な姿で見つける希望を失わない
キューバのミゲル・ディアスカネル・ベルムーデス大統領は、自身のX(旧ツイッター)アカウントにおいて、ケニアで誘拐されたキューバ人医師たちを元気な姿で見つける希望をキューバは失わない、と書いた。
彼らが死亡したという公式情報が存在しない限り、われわれはそうしよう、と大統領は述べた。
「アセルとランディは、自分たちが持たないものさえ現地の貧しい人びとと共有するという、キューバ国民の気高く寛大な精神を代表している。キューバは彼らを元気な姿で見つける希望を失わない。死亡したという公式確認がない限りそのようにしよう」、と大統領はSNSで述べた。
「わが国の医師アセルとランディのご家族にあらん限りの連帯と愛情を表明する。不安で増大する苦しみのさなかの、未確認の悲劇的ニュースに対して、その解明に国際当局とともに必死で取り組む」、と大統領は投稿した。
キューバTV(2024年2月17日)
Minrex sobre médicos cubanos secuestrados en Kenia: Circulan informaciones sobre su muerte en un bombardeo, pero no han sido confirmadas
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/02/17/minrex-sobre-medicos-cubanos-secuestrados-en-kenia-circulan-informaciones-sobre-su-muerte-en-un-bombardeo-pero-no-han-sido-confirmadas/
2024年02月14日
第63期キューバ野球リーグの準備日程を発表
JIT、2024年2月14日、José Luis López Sado記者
キューバ野球コミッション(CNB)は、次期国内リーグのシステム、日程、規則など詳細について討論するため、全国を巡回する。
2月19日から3月3日にかけて予定されているこの手続きにおいて、16チームが組織され、各球場が点検され、準備完了の宣言がなされる。
また、CNBの幹部たちが、2024年の野球日程と主要事項を発表する。
これは、2024年のキューバ野球ソフトボール連盟の規約、契約、競技システムの規律制度、2024年中の育成戦略管理に関する法的テーマを周知する好機となる。
巡回は2回に分けておこなわれる。第一弾は、ピナール・デル・リオ、アルテミサ、マヤベケ、マタンサス、ハバナで、各チーム編成以外のあらゆるテーマが扱われる。編成については、第一弾が第63期キューバ野球リーグ開幕からとても隔てた時期におこなわれるため、このテーマは第二弾の際に実施される。CNBメンバーは、2月19日にマタンサスとマヤベケで、2月20日にピナール・デル・リオとアルテミサで、2月21日にハバナで巡回を実施する。
第二弾は2月27日から3月5日にかけて予定されている。2月27日はサンクティ・スピリトゥスとシエゴ・デ・アビラで、2月28日はカマグエイとラス・トゥナスで、2月29日はオルギンでおこなわれる。3月1日はグアンタナモ、サンティアゴ・デ・クーバ、グランマ、3月2日はビジャ・クララ、3月3日はシエンフエゴスを回る。
ハバナでは、第63期リーグに向けた3つの講習が開かれる。スコアラー講習(2月28日と29日)、審判講習(3月3日から8日)、各チーム監督と県コミッショナー講習(3月6日と7日)である。監督会議も首都ハバナで開催される。
第63期シリーズは、前期王者ラス・トゥナスの本拠地、フリオ・アントニオ・メジャ球場で3月9日に開幕する。
Avanzan preparativos para 63 Serie Nacional de Beisbol
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=741309
シエンフエゴスの農民を殺害した犯人に終身刑 キューバ
Cubadebate、2024年2月14日
シエンフエゴスの農民ひとりを殺害した犯人の男に対して、口頭・公開での裁判において、終身刑が課せられた。
当局は、証言や文書および法医学証拠を集め、4人を牛の窃盗・畜殺の罪で検挙し、そのうち1人が殺人の容疑者だった。
検察は、個人のもっとも基本的な権利である「生きる権利」を侵害した重い犯罪であるとみなした。
その結果、有罪判決はもっとも厳しい「無期懲役」となった。
キューバTV(2024年2月13日)
Imponen cadena perpetua a acusado por asesinato y robo de ganado (+ Video)
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/02/14/imponen-cadena-perpetua-a-acusado-por-asesinato-y-robo-de-ganado-video/
キューバと韓国、外交関係を樹立
Radio Habana Cuba、2024年2月14日、Prensa Latina
キューバと韓国がきょう(2月14日)、両国の国連常駐代表間の外交文書交換によって、外交・領事関係を樹立した。
キューバ外務省の声明によると、両国間の外交関係樹立は、国連憲章の目的と原則や、国際法、および1961年4月18日の「外交関係に関するウイーン条約」に定められた精神と規範に従って実現した。
大韓民国、通称韓国は、東アジアの国であり、朝鮮半島の南半分を占めている。
キューバTV(2024年2月14日)
Cuba y la República de Corea establecen relaciones diplomáticas
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/347168-cuba-y-la-republica-de-corea-establecen-relaciones-diplomaticas
2024年02月12日
移民恐喝の犯罪集団「キンタナ・ローのキューバン・マフィア」のメンバーに禁固刑 米フロリダ
人身売買の被害者たちは心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しむ(イメージ画像)
Cubadebate、2024年2月12日、EFE
2009年からキューバ、メキシコ、スペイン、フロリダ南部で活動していた犯罪組織一味での役割のため、マイアミ・ビーチの男におよそ8年の禁固刑が言い渡された、と米国司法省(英語略称DOJ)が月曜日(2月11日)発表した。
ハビエル・エルナンデス50歳は、移民の密入国や、マネーロンダリング、賄賂などに関係した罪で有罪となり、連邦刑務所での95か月服役を宣告された。
この男は、メキシコで「キンタナ・ローのキューバン・マフィア」として知られる組織犯罪の暴力集団の一員であったことから、当局の監視下にあった、とDOJは声明で説明した。
エルナンデスは、彼の仲間、ラモン・レジェス・アランダ38歳とともに、複数のボートを含む乗り物をフロリダで盗み、メキシコに運んでいた。これらは、同組織が米国を目指している移民たちを密入国させ、恐喝するために利用されていた。
この組織の一味が移民の家族へ連絡を取り、身代金1万ドルを要求し、さもなくば拷問し殺害すると脅した。
同組織は身代金を受け取ったあと、被害者を解放し、政治亡命を申請する指示を与え、米国とメキシコ間の国境までバスで送っていた。
その家族が要求された額を払えなかった被害者たちは、メキシコ当局にようやく救出されるまで、殴打され、ナイフや銃で脅されていた、とDOJは述べた。
メキシコに居住していたキューバ出身者7人を含む10数名が、「キンタナ・ローのキューバン・マフィア」に対する作戦で逮捕された。
Condenan en Florida a miembro de ‘La Mafia Cubana en Quintana Roo' que traficaba y extorsionaba migrantes
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/02/12/condenan-en-florida-a-miembro-de-la-mafia-cubana-en-quintana-roo-que-traficaba-y-extorsionaba-migrantes/
フランク・カミロ・モレホン イタリア野球セリエAのパルマ・クリマのコーチに就任
フランク・カミロ・モレホン
Radio Habana Cuba、2024年2月12日
野球の元キューバ代表でインドゥストゥリアレスの捕手フランク・カミロ・モレホンがイタリアのパルマ・クリマ・ベースボールの首脳陣の一員となる、とポータルサイトCubaliteが伝えた。
今年フランク・カミロはひじょうにつらい日々を過ごしている。まず父親が亡くなり、先週には母親も亡くなった.。各種メディアや、野球に関するフェイスブックのページやグループが伝えている通りである。
彼に力強さを願うすべての人への感謝のしるしとしてモレホンは、フェイスブックの自身のアカウントに次のメッセージを投稿した。「両親の死はわたしやわたしの近しい家族にとって、ひじょうにつらく、にがく、大きな痛みを伴う日々です。痛みのなかでわたしは多くの支援や哀悼のメッセージを受け取っています。友人たちや知人、生徒たち、近所の人びと、そしてわたしの両親を偲んでそれぞれの支援のメッセージを共有してくれたすべてのページやサイト、野球ファンたちに心から魂を込めて感謝したい。永遠の感謝を」。
まもなくモレホンは、自身の短く、しかし有能なコーチとしてのキャリアにおいて、新たなチャンスを得ることになり、そこでは両親との永遠の思い出がある意味、間違いなく、彼がその役目を最大限に果たす後押しとなることだろう。二年連続して、彼はイタリア野球に関わることになる。
今回の場合、イタリアのセリエAのベストチームの一つであるパルマ・クリマ・ベースボールのコーチ陣の一人となる。同チームの幹部の一人がCubaliteに伝えたところによると、モレホンはベンチ・コーチという大きな責務を果たすことになり、つまり、マルチェロ・サッカルディ監督の右腕となることになる。
フランク・カミロは、自身のキャリアでの大きな前進の一歩となるこの役目を果たすことになる。それは彼の顕著な技術の知識と、15年以上もの選手としての経験、そしてマッシモ・フォッシ総合監督が喝破した彼の人間的価値のおかげであり、これは4月末に開幕する来季に向けたこのチームの意思とひじょうに合致するものである。
インドゥストゥリアレスで16年間プレーした捕手モレホンは、2018年にパルマの選手として活動し、打率.250、22安打、長打は二塁打4本、16打点、6四球、7三振という成績だった。
現在38歳のモレホンは昨年、イタリアのセリエAに所属するチーム、チェンメ・オルトレトッレンテのコーチの一人だった。
Frank Camilo firma nuevo contrato con el béisbol de Italia
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/346971-frank-camilo-firma-nuevo-contrato-con-el-beisbol-de-italia