2021年01月04日
天孫降臨の意義 その2
天孫の人事的解釋
既に之を天降と云ふ。
其の遺蹟を天に最も近き高山の頂に求めんとするは自然の勢なりとす。
事もとより~聖に屬し、其の説幽幻にして、猥りに人事を以て忖度し得べきにあらず。
然りと雖、假りに之を地上の事蹟と解し、民族遷移の傍例を以て觀んに、天孫の降臨とは、我が皇室の御先祖が高天原と稱する或る祖國より、多くの臣民を率ひて此の島國に遷り給ひ、從來統率なく、保護なく、塗炭の苦に惱みたりし先住の民衆を綏撫し、不逞の徒を征服して、之を安國と治(し)ろし給ひしものと解すべし。
斯くの如くにして先住の民衆は、從來の苦患より脱離するを得、天孫に隨從し奉りて渡來せし民族と相依り相結びて、我が日本民族を構成し、相共に上に萬世一系の天皇を奉戴して、ここに光輝赫々たる大日本帝国は成立せしものなりと解すべし。
既に之を天降と云ふ。
其の遺蹟を天に最も近き高山の頂に求めんとするは自然の勢なりとす。
事もとより~聖に屬し、其の説幽幻にして、猥りに人事を以て忖度し得べきにあらず。
然りと雖、假りに之を地上の事蹟と解し、民族遷移の傍例を以て觀んに、天孫の降臨とは、我が皇室の御先祖が高天原と稱する或る祖國より、多くの臣民を率ひて此の島國に遷り給ひ、從來統率なく、保護なく、塗炭の苦に惱みたりし先住の民衆を綏撫し、不逞の徒を征服して、之を安國と治(し)ろし給ひしものと解すべし。
斯くの如くにして先住の民衆は、從來の苦患より脱離するを得、天孫に隨從し奉りて渡來せし民族と相依り相結びて、我が日本民族を構成し、相共に上に萬世一系の天皇を奉戴して、ここに光輝赫々たる大日本帝国は成立せしものなりと解すべし。
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