2021年04月06日
海神の族 その2
海神と天孫民族
忍穂耳尊の御子彦火火出見尊、海神の宮に到りて其の女豊玉姫を妃とし給ひ、鸕鷀草葺不合尊を生み給ふ。
海神其名を豊玉彦とも、叉綿積豊玉彦ともあり。
海を領してすべての魚類を掌れる神なりと傳へらる。
葺不合尊の妃玉依姫、亦海神の女にまします。
ここに於て神武天皇の皇兄稻氷命は、妣(はは)の國として海原に入り給ふともあるなり。
されば綿津見神は、皇家に於て二代の外戚と仰がれ給ふ神にてまししなり。
海神の後裔阿曇連の族は諸國に蔓延して、後世、筑前、近江、信濃、伯耆等の郡鄕に其の名を止め、其の他にもアツミを名とする地少からず。
蓋し山ツミに對するアマツミの義にして、海を領するの名なるべし。
忍穂耳尊の御子彦火火出見尊、海神の宮に到りて其の女豊玉姫を妃とし給ひ、鸕鷀草葺不合尊を生み給ふ。
海神其名を豊玉彦とも、叉綿積豊玉彦ともあり。
海を領してすべての魚類を掌れる神なりと傳へらる。
葺不合尊の妃玉依姫、亦海神の女にまします。
ここに於て神武天皇の皇兄稻氷命は、妣(はは)の國として海原に入り給ふともあるなり。
されば綿津見神は、皇家に於て二代の外戚と仰がれ給ふ神にてまししなり。
海神の後裔阿曇連の族は諸國に蔓延して、後世、筑前、近江、信濃、伯耆等の郡鄕に其の名を止め、其の他にもアツミを名とする地少からず。
蓋し山ツミに對するアマツミの義にして、海を領するの名なるべし。
タグ：海神
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