ミチクサ。

夕方になり
晩御飯の
お味噌汁の出汁の香りだったり
炊き立てのご飯の
シュシュという音だったり

家庭にはそれぞれ
時間とともに
流れてくる香りがある。

中学の時
友人と部活の帰り道に
カレーの香りが
どこからともなく流れてきて
今日はカレーだったらいいのに。

そんな会話が
当たり前だった。

色々な家庭が
夕刻になると
その家々の音や香りがする。
それが
私たち日本人には
普通のこと。

色々な家の香りが
漂う

こういう当たり前のことを
最近は懐かしく感じることがある。

その家の
香り。

香りはいろいろなものを
思い出させてくれる
記憶の片隅に
残る香り
その香りを手繰り寄せて
私たちは
思い出を愛でる。

私もいつかは
家庭を持ち
色々な香りを生み出していくのであろうか・・・
そこには
楽し気な空気
優しい物音など
人間らしい存在感が
醸し出されていたのなら
私はそれだけで
満足

そう感じる
少し寒い日の
温かい春。

人には相性があるんだな・・・

と痛感することが
時折ある。

それは
人だったり
物だったり

例えば土地という人もいると思いますし
水だったり。

私は
本当に
天然石と相性が良く
色々今までも
助けてもらっていたのですが、
高ければいい
レアであるほどいい！
と勘違いをしていたんです。

自分でも
びっくりですが
一番相性のいいのは
数百円で買えるオニキスでした(笑)

それと
淡水パールですね
こちらも安いです。

色々渡り歩いてきたのですが
この２点で収まりました。

でも、
仕事の時は
すこし
可愛いルビーとかのほうが
調子が良かったり
得意不得意はあるようなのですが
それが
相性なんだろうな
と考えると
本当に面白い。

引き寄せだったりとか
類は友を呼ぶだったり

色々な縁だったり

考え出すと
きりがないけれど
自分が心地いいと感じるのなら
それが
相性だったり
縁だったりなのだろうとおもいます。

高いものじゃなくてよかったんだ

何となく
肩の力は落としましたが
壊れてしまっても
直ぐ買える
気軽さを考えると
オニキスでよかった

そう感じる
いつもより気分のいい今日の日。

今日は着付け教室で、

色々な年齢の
生徒さんが集まっているのですが、

お年を召された生徒さんも
いらっしゃって、
いつも感嘆するのが

素晴らしいお着物の数々。

今日も素敵な
大島の着物を着ておられ、
その時感じたのは
私では似合わないな・・・
やはり
大島は人を選ぶ
そう思い
その渋い
男着物のような
さっぱりとした大島に
ため息。

さっぱりした着物ほど
人を選ぶものなんだということと
大島のような
少し軽い感覚でも着ていける
着物は
やはり
上品な人が来てこそなのだと
痛感しました。

今度
大島の単衣を買いに行こうと思うのですが
流石に
値打ちのいいものは
そう簡単には手が出ませんし
一番思うことは
私にはまだ早いです。

年季が入ってこその艶

その年齢ごとに
似合う着物もあるわけで
いい年の取り方をしないと
良い着物も着れないんだなと

見事な着物を
拝見しながら
人間の品格も
考えさせられてしまう

良い着物は
人を選ぶ

日本人はすごい民族衣装を
身にまとっていたんだな
そう感じる
着付け教室。

感嘆の声が
今日も響き渡る。

夢中になることを
教えていただいた
高校時代。

私は余り出来の良い高校とは違って
結構な(笑)
ちょっと・・・
な高校を出ています。

頭が悪かったのですが
友人にも恵まれ
幸せな高校時代でした。
高校時代は
頭の悪い高校でしたが
先生の見立てが良く
高校時代はよく勉強しました。

短大の模擬試験を
高校2年から
勉強していき
私は美短大に行くので
美術の先生
恩師を頼り
何とか現役で一般入試突破することができました。

３年間お世話になった
担任の先生恩師も
現国の面白さや
勉強の楽しさ
何となく
それ以上の
私たちでも勉強すれば
良い成績を残すことができ
楽しい高校時代を
勉学にも励みながら
過ごすことができる
そういう
勝ちパターン
頑張れば出来る
ということも
教えていただいたと思います

その教え
頑張れば絶対に出来る
という成功体験
このおかげで
世間に出ても
一生懸命仕事ができるんだと思います。

教育の場
というのは
本来なら
そういう場なのだと思います。
勉強以上の大事なことを
経験していく場。

私は
確かに頭のいい高校ではなかったですが
先生たちの
見立てで
人生を生まれ変わらせてくれた
先生たちのおかげで
何が大切か？
ということ
学ぶことができた

本当に
感謝の気持ちでいっぱいです。

いつまでも
この気持ちを忘れないで

私も
誰かの気づきになれるように
頑張ります。