2018年04月03日
細菌やウイルスについて!通信教育部一般教養生物リポート
細菌やウイルスについて!法政大学通信教育部一般教養生物リポート
現在、地球上において、温暖化、異常気象、大気や海洋の汚染、種の絶滅、オゾン層の破壊、などの環境破壊が進み、地球の生態系に悪影響を与えている。近い将来必ずや地球は生物が住めなくなると思われる。地球の誕生からの歴史で考えるとものすごいスピードで環境破壊が行われている。原因は何かというと、人間という種の現代における生命活動が原因である。人間は地球上において食物連鎖の頂点に立つ。地球上では人間に勝てる生命はいない。だが、食物連鎖の頂点に立つ人間でも勝てない生物がいる。それは、ウイルスや細菌などの病原性微生物である。人間の天敵となる微生物の存在はなぜだろう。病原性微生物の存在意義を考えると、増えすぎる人間の数の抑制、自然を破壊する人間に対する戒め、ウイルス進化論などの更なる生物の進化の為、今の人間の価値観や科学では分からない別の存在意義、など、いろいろと考えられる。このような現代考えられる地球浄化の唯一の存在、病原性微生物問題を考えることに、生物学を学ぶ意義があるのではないだろうか。
人間と病原性微生物の戦いは、人間が抗生物質で病原性微生物を淘汰していった。病原性微生物が原因で死ぬ人間の数は、急激に減った。しかし、抗生物質には大きな落とし穴がある。それは副作用である。人間の体内には、無数の細菌が住んでいる。彼らは人間と協調して共に進化したもの達で、人間の消化機能と免疫力の重要な部分となっている。人間にとっては味方の細菌で彼らによって人間は健康を保ち、人間を支え、微生物による病気の侵入から人間を保護してくれる、いわば、重要な臓器の一部となっている。抗生物質は、これら人間にとって味方の細菌にも悪い影響を与える。このため、元々人間に備わっている消化能力や免疫力が低下し、人間がさらに病気になりやすい環境を作ることがある。いわば諸刃の剣である。また、人間と病原性微生物の戦いは更なる問題を引き起こした。地球上の生物は定説では、環境に対応するために進化を繰り返す。進化により今まで住めなかった環境でも住めるようになり、適応できない生物は淘汰され、環境に適応するために進化した生物は生き残る。これは細菌の世界でも同じで、抗生物質によって淘汰されたかに見えた病原性の細菌は、抗生物質が効かない抗体を持った生物に進化を遂げる。微生物の世界ではこの進化のスピードはとても速い。抗生物質がある環境に病原性微生物は適応していく。そして、人間はまた新しい抗生物質を開発するのだが、しかし、細菌は、また、新しい抗体を持った生物に進化し環境に適応する。このように、人間と病原性微生物の戦いは果てしなく続くのである。
人間の自然を破壊する開発、それはいまだに未知の眠っていた病原性の微生物を目覚めさせることになった。これからも確実にふえるであろう。自然破壊が新たな問題を引き起こす。現代では、エボラやエイズウイルスなどが人類の脅威となっている。近い将来これらのウイルス以上の殺人ウイルスが人間に感染するかもしれない。
エイズウイルスは今もっとも人間にとって天敵となるウイルスである。最初サルから人間に感染したとされるが詳しいことは不明である。1981年に初めてこの病気に犯された患者の記載があったが、それから、わずかの間、現代にいたるまでに世界中にエイズウイルスはひろまった。エイズは感染から発病の期間がとても長く、検査をしないと感染したことに気づかない。そのため、エイズに感染したことを知らずに性交渉を行い爆発的に広がっていく。感染率は非常に低いが人類が繁栄のためには必要な性交渉を媒体として感染するため人間の存亡の危機に近い将来なるかもしれない。これはけっして大げさなことではない。実際にエイズ検査を全ての人間がしているわけではないので、今現在人間の人口の何人がエイズに感染しているかは不明で、実際は世界中で数字には見えないが、かなりの数の感染者がいると思われる。このウイルスの特徴は免疫を攻撃するところにある。他の病原性ウイルスが自然に時間がたてば完治するのに対して。発病すればかならず死が訪れる所にその怖さがある。
最後に、ウイルスとはなんであろうか。ウイルス進化論のように他に目的をもっているのだろうか。そして、彼らは一人では生きられない。何かに寄生して初めてその生命活動を維持することができる。その為、生物であるか無生物であるか難しい存在である。そして、寄生した生物内でウイルスは増え続けると、病気を引き起おこす。そして、最後にはウイルスに寄生された生物は死を迎え、もちろん一人では生きられないウイルスも死んでしまう。ウイルスは自分自身が最後には死んでしまうのになぜ増えつづけるのだろうか。地球を一つの生命と考えると、人間が地球にとっての病原性ウイルスになると考えられる。人間もウイルスもなんで宿主を破壊して増えつづけるのであろうか。しかし、きっと、この先、地球も人間もウイルスも共存の方法があると思われる。これからの時代考えていかなければならない生物学のテーマなのではないかと思われる。
(超細菌の報復 ジェフリー・キャノン 三田出版会 参照)
(ウイルスの脅威 マイケル・B・A・オールドストーン 岩波書店 参照)
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現在、地球上において、温暖化、異常気象、大気や海洋の汚染、種の絶滅、オゾン層の破壊、などの環境破壊が進み、地球の生態系に悪影響を与えている。近い将来必ずや地球は生物が住めなくなると思われる。地球の誕生からの歴史で考えるとものすごいスピードで環境破壊が行われている。原因は何かというと、人間という種の現代における生命活動が原因である。人間は地球上において食物連鎖の頂点に立つ。地球上では人間に勝てる生命はいない。だが、食物連鎖の頂点に立つ人間でも勝てない生物がいる。それは、ウイルスや細菌などの病原性微生物である。人間の天敵となる微生物の存在はなぜだろう。病原性微生物の存在意義を考えると、増えすぎる人間の数の抑制、自然を破壊する人間に対する戒め、ウイルス進化論などの更なる生物の進化の為、今の人間の価値観や科学では分からない別の存在意義、など、いろいろと考えられる。このような現代考えられる地球浄化の唯一の存在、病原性微生物問題を考えることに、生物学を学ぶ意義があるのではないだろうか。
人間と病原性微生物の戦いは、人間が抗生物質で病原性微生物を淘汰していった。病原性微生物が原因で死ぬ人間の数は、急激に減った。しかし、抗生物質には大きな落とし穴がある。それは副作用である。人間の体内には、無数の細菌が住んでいる。彼らは人間と協調して共に進化したもの達で、人間の消化機能と免疫力の重要な部分となっている。人間にとっては味方の細菌で彼らによって人間は健康を保ち、人間を支え、微生物による病気の侵入から人間を保護してくれる、いわば、重要な臓器の一部となっている。抗生物質は、これら人間にとって味方の細菌にも悪い影響を与える。このため、元々人間に備わっている消化能力や免疫力が低下し、人間がさらに病気になりやすい環境を作ることがある。いわば諸刃の剣である。また、人間と病原性微生物の戦いは更なる問題を引き起こした。地球上の生物は定説では、環境に対応するために進化を繰り返す。進化により今まで住めなかった環境でも住めるようになり、適応できない生物は淘汰され、環境に適応するために進化した生物は生き残る。これは細菌の世界でも同じで、抗生物質によって淘汰されたかに見えた病原性の細菌は、抗生物質が効かない抗体を持った生物に進化を遂げる。微生物の世界ではこの進化のスピードはとても速い。抗生物質がある環境に病原性微生物は適応していく。そして、人間はまた新しい抗生物質を開発するのだが、しかし、細菌は、また、新しい抗体を持った生物に進化し環境に適応する。このように、人間と病原性微生物の戦いは果てしなく続くのである。
人間の自然を破壊する開発、それはいまだに未知の眠っていた病原性の微生物を目覚めさせることになった。これからも確実にふえるであろう。自然破壊が新たな問題を引き起こす。現代では、エボラやエイズウイルスなどが人類の脅威となっている。近い将来これらのウイルス以上の殺人ウイルスが人間に感染するかもしれない。
エイズウイルスは今もっとも人間にとって天敵となるウイルスである。最初サルから人間に感染したとされるが詳しいことは不明である。1981年に初めてこの病気に犯された患者の記載があったが、それから、わずかの間、現代にいたるまでに世界中にエイズウイルスはひろまった。エイズは感染から発病の期間がとても長く、検査をしないと感染したことに気づかない。そのため、エイズに感染したことを知らずに性交渉を行い爆発的に広がっていく。感染率は非常に低いが人類が繁栄のためには必要な性交渉を媒体として感染するため人間の存亡の危機に近い将来なるかもしれない。これはけっして大げさなことではない。実際にエイズ検査を全ての人間がしているわけではないので、今現在人間の人口の何人がエイズに感染しているかは不明で、実際は世界中で数字には見えないが、かなりの数の感染者がいると思われる。このウイルスの特徴は免疫を攻撃するところにある。他の病原性ウイルスが自然に時間がたてば完治するのに対して。発病すればかならず死が訪れる所にその怖さがある。
最後に、ウイルスとはなんであろうか。ウイルス進化論のように他に目的をもっているのだろうか。そして、彼らは一人では生きられない。何かに寄生して初めてその生命活動を維持することができる。その為、生物であるか無生物であるか難しい存在である。そして、寄生した生物内でウイルスは増え続けると、病気を引き起おこす。そして、最後にはウイルスに寄生された生物は死を迎え、もちろん一人では生きられないウイルスも死んでしまう。ウイルスは自分自身が最後には死んでしまうのになぜ増えつづけるのだろうか。地球を一つの生命と考えると、人間が地球にとっての病原性ウイルスになると考えられる。人間もウイルスもなんで宿主を破壊して増えつづけるのであろうか。しかし、きっと、この先、地球も人間もウイルスも共存の方法があると思われる。これからの時代考えていかなければならない生物学のテーマなのではないかと思われる。
(超細菌の報復 ジェフリー・キャノン 三田出版会 参照)
(ウイルスの脅威 マイケル・B・A・オールドストーン 岩波書店 参照)
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