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2016年11月23日

古代ギリシア、戦争による光と影とは‐文学部史学科通信教育部専門過程(西洋史リポート)





古代ギリシア、戦争による光と影とは‐文学部史学科通信教育部専門過程(西洋史リポート)


 古代ギリシアでポリスと呼ばれる小国家が多数建国された背景として、地形的に山脈が多様に枝分かれし起伏が多く居住空間が分断され統一的な国家ができにくい地理的要因が考えられる。

国家間の紛争は絶えずあり、戦争は頻繁におこなわれ戦争の影響を多くうけた。


戦争による影響を考えると、密集隊戦術が原因の社会変化、軍事優先のスパルタ、ペルシアとの戦いによるアテネの変化、ギリシアの覇権をかけたペロポネソス戦争、コリントス戦争などの慢性化された戦争による社会の変化がある。これらのことを説明していきたい。


 古代ギリシアの民主政治成立には、戦争の影響があった。

ポリス創世記では戦争をするのは支配階級である貴族がするものであった。

しかし、ギリシア人は積極的に海外に進出し、数多くの植民都市を築き上げ、交易によって経済力を高めていった。

一般農民の中にも貿易に挑戦し、成功を治める者も現れ、貴族以上の財を有する者も現れた。

そして、交易ルートの拡大によりいままで入手しにくかった武器が手に入るようになると、貿易により成功を治めた経済的に裕福な平民のなかには、高価な武器を入手し、戦争に参加する者も現れた。


 次に戦争を行う際の戦い方として、密集隊戦術が成立した。

これは体を密着させ、相互の命を盾で守りあうという戦術である。

これにより、兵士の間では貴族、平民関係なく強力な結束と連帯感が生まれた。

これら、平民の戦争参加、密集隊戦術などの要因が影響し、平民と貴族の力の差は縮まり、平民は政治に参加しようようとして貴族と同等の発言力を求めるようになった。

また、それが可能となる社会ができてきた。そして、最終的に民主政治につながっていく。


 つぎにスパルタの軍事優先の社会について説明すると、スパルタ人はポリス形成の過程で周辺のラコニア地方を征服し、そして、全8世紀末、二度の侵略戦争で隣接するメッセニア地方を征服した。

この長い戦争中市民の結束を強化するために、市民間の平等化を推進した。また、占領した地域を統治する方法として武力による統治を選んだ。

そのためスパルタ人は7歳から集団生活に入り優秀な戦士になるための訓練をうけ、厳しい規律のもとでの軍事優先の生活を続けた。

生活は簡素で、食生活や衣類は質素なものだった。

これにより最強の軍隊をスパルタは有し、ペロポネソス同盟を結成し、ギリシアで位1,2を争う強力なポリスとなった。


 スパルタとならんで強力なポリスへと成長したアテネに関しても戦争が大きな影響を与えた。

前490年と前480年にギリシア本土に進行してきたペルシアとの戦いである。この戦いに際し、アテネは諸ポリスの中心となり大国ペルシア撃退の勝利に大きく貢献する。

この戦いの勝利によりアテネの軍事力を諸ポリスにしらしめ、前478年アテネを盟主とするデロス同盟が結成された。

ドロス同盟結成以降エーゲ海の制海権を握ったアテネでは海上貿易が活発となり、市民に経済論理にも変化の兆しが現れ、未発達であるが市場が成立し、貨幣経済が限定的だが進展した。

また、アテネは同盟諸都市の支払う税を自国の繁栄に流用し、アテネは繁栄を極め国内では、政治改革がおこなわれ、民主政治が実現する。


 ギリシア世界はアテネとスパルタによる覇権争いが行われ、これがペロポネソス戦争で、スパルタの勝利に終わり、アテネの権威は地に落ちた。

その後コリントス戦争やテーバイとスパルタのレウクトラの戦いがあった。これらの慢性的な長期の戦争は諸ポリスの力を弱めさせ国力は疲弊していった。

また、コリントス戦争時に再復興をとげたアテネでも侵略的なやり方のため、諸ポリスの反抗にあい同盟市戦争が勃発し国力は疲弊した。

とくにレウクトラの戦いで負けたスパルタは国力の疲弊はひどかった。

ギリシア国内のポリス市民は、経済的没落のため、生計を立てるのもままならず傭兵となることで生計を立てていった。

アテネでさえ将軍が個人的な利益のため外国に渡る者もあらわれ、スパルタでは国家政策として傭兵による収入で国家財政を補った。

ギリシア傭兵は当時では最強の傭兵であり非常に強かった。そのため各国はギリシア傭兵を必要とした。

アレクサンダー大王の東方大遠征でも多数のギリシア人傭兵が雇われ、ペルシア側でも多数のギリシア人傭兵が雇われた。

アレクサンダー大王の入植政策もあり、ギリシア文化が東方に伝わるきっかけとなった。

疲弊したギリシアは前338年カイロネイアの戦いでマケドニアに完敗し、ギリシアはマケドニアの支配下に置かれ、その後もローマなどの支配を受け他国に支配される歴史がつづき、ここに古代ギリシアは終演をむかえた。


 最後に古代ギリシアは戦争の影響で、貴族と平民が平等となり、古代では世界的に見ても珍しい民主政治が実現する。

そして、市民が団結し最強の軍隊を作り上げ戦争によりギリシアは繁栄を極める。だがその後皮肉なことに戦争によりギリシアは衰退した。

このことを考えると、短期の戦争は国を繁栄させる時もあるが長期の戦争は勝利しても国を疲弊させる時もある。

戦争というものは歴史を学ぶ上で非常に重要なことといえるだろう。


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