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2022年08月11日

中国共産党愛国者の一喜一憂

中国共産党の「雇われ愛国者」がなかなか大変だったようだ。

米国下院議のペロシ議長が台湾を訪問することに関して、

中国共産党の動きをみていると、とても、面白い。


中国の「報道官」が、もしペロシ氏が台湾を訪問したら、何だかんだとと御託を並べていた。

大きな「罰」を受ける・・・などと、脅していた。

台湾は中国共産党の一部なのだから、共産党の許可なく上陸してはならない。

という事らしい。

しかし、台湾と中国共産党との間には「中間線」というのがあって

双方ともそれを守っている(ように見える)。

いうことは、台湾は中国共産党が主張する中国の領土ではないのでないか。


「報道官」レベルでさかんに牽制したが、

いよいよペロシ氏がフィリピンから台湾に向かうとなったら、

今度は御用メディアの「元編集張」を使って、より過激な発言をさせた。

ペロシ氏が搭乗した飛行機に戦闘機を並走させ、

台湾空域に入ったら「撃ち落とせ」などと発言させている。


さぁ、これを聞いた「小粉紅」などの「愛国者」は喜ぶまいことか・・・。

上を下への大興奮状態になったらしい。


ところが、ペロシ氏は何ごとまなく、台湾に着陸し、

翌日、蔡総統とペロシ氏は会談をし、共同記者会見をし

米台の親密さを世界にアピールした。


「元編集長」の記事もいつのまにか消されている。

さぁ、そうなると喜びで大興奮していた「小粉子」などの愛国者は失意落胆し、

手当たり次第に「物」を投げ飛ばして壊し、その無念さを表した。

そうすると、かれらの不満はどこに向いて行くか、

となると、もちろん、中国人民解放軍であり、中国共産党であり、習近平だ。


そこで「愛国者」たちをなだめるため、潰された「面子」を取り繕うため

キンペーさんは台湾近海で大々的に「軍事演習」をやって見せた。

つまり、今回の「軍事演習」の目的は国内向けのデモンストレーションなのだ。

もちろん、南シナ海に米国の航空母艦が2隻来ていると

いくら中国のオンポロ航空母艦2隻が出動したところで

何も出来ない。

台湾人はそのことを分かっているので、落ち着いたものであり、全く心配をしていない。

中国共産党は国内のメディアを使って、「愛国者」向けに勇ましいニュースを流し

「愛国者」に「やってますよ」と言っている。


このあたりは、小中国の朝鮮半島も同じで、

「強制労働」がどうたらこ―タラ言い続けているのと同じだ。

つまり、一部の国内向けのパフォーマンスなのだ。

だから、日本はいちいち反応する必要はない。


そして、今回の米国のように強く出れば、引っ込む。

日本も尖閣諸島でもっとハッキリさせた方か良い。

あわせて、竹島も同じだ。







posted by smile at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム
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