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2018年04月09日

山頭火

山頭火という俳人をご存知でしょうか。

昭和初期、萩原井泉水の唱える「自由律俳句」に参加して多くの句を残し、

行乞の俳人として、その生き様とともに人々に愛された人です。


「俳人」というよりアル中の「廃人」ではないか、

とおっしゃる向きもあるかもしれませんが、

ここは、広い心で受け止め、認めてあげていただきたいものです。


ほら、よく言うではありませんか。良質な文芸は狂気によって生まれる。

聞いたことアリマセン ? ?    ナイ ?     ナイデスカ ! !  ! 



beiz2.jpg

  『分け入っても 分け入っても 青い山』

 
行乞の旅に出て、九州の山中の細い道を歩きながら、

もしかして、ゴールの見えない長い旅の行く末を思い描いていたのかもしれません。


2本の足と、

1本の杖を頼りに、

地図さえ持たない、

一人の旅は、

無か内省か自然と向き合うか、

句作するしかない、

毎日が長い遠い旅であったことだろう。












posted by smile at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常
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