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2018年08月15日

仲良きことは 親日 スディルマン将軍

東京・市ケ谷の防衛省構内に、

インドネシア独立戦争の英雄で、

初代軍司令官であるスディルマン将軍(1916〜50)の像が

設置されている。

スデイルマン.jpg


同国の独立記念日である8月17日、

毎年日本人有志によって献花式が行なわれている。

(国際政治学者:藤井厳喜氏のSNSをご覧ください)


自国の独立記念日という多忙な日に係わらず

駐日インドネシア大使も参加され、

例えば 「みなさんが、わが国の英雄を称えていただいたことは、

本当にうれしい。両国には深い絆があります」

と挨拶をされている。



この「防衛省構内」に注目していただきたい。

ここは戦時中には参謀本部と陸軍省があり、

戦後は「日本がアジアを侵略した」と断罪した

東京裁判が行われた場所だ。



将軍の像は2011年1月、

インドネシア国防省から日本に贈られてきたもので、

以前は別の場所にあったものをこの防衛省の敷地に移転している。

独立戦争の英雄の像が

この場所に設置されているということの意義は大きい。


大東亜戦争における、アジア諸国と日本の関係、

特にインドネシアとの関係は

決して侵略ではなかったことを証明しているのではないか。


またこの像が両国の絆を確認し、

歴史の正確な事実を示すことにならないだろうか。

まさに、東京裁判の欺瞞(ぎまん)を示す意味がある。

東京裁判の正当性を根底から覆すことになるのではないか。




1945年11月12日、

スディルマンは軍高官による最初の会合で軍の総司令官に選出された。

29才の時の話である。

その後の4年間、彼は粘り強く戦った。


1948年12月19日には「戦術指令 No.1/PBD/D/48」を発し、

インドネシア軍兵士は訓練通りゲリラとして戦うよう命じた。

正規の軍に対してゲリラ戦を指令したのである。

日本軍が米国軍と戦った作戦のように。


内容は

『# 我々は攻撃を受けた 

1.1948年12月19日、オランダ軍は

ジョグジャカルタ市内とマグウォ飛行場を攻撃した 

2.オランダ政府は停戦を拒否した 

3.すべての兵士は通達通りオランダ軍の攻撃に対処せよ。』



彼は34才の若さで他界している。

29才で軍司令官に推されたのも、

その若さで英雄たりえたのも

彼の清廉潔白な人柄によるところも大きいのではないか。


彼は兵士になる前は学校をつくり、

子どもたちの教育に携わっている。


そしてクーデターを企てていたのではないか、という疑念には

「軍は政治の中にいかなる居場所もなく、

逆もまた真である」と述べている。



1948年12月28日、

インドネシア・オランダ両政府の数ヶ月に渡る討議の末、

ジャカルタはかつてのように再び国の首都となった。


スディルマンはその後の国の発展をみることもなく、

1950年1月29日の18:30に亡くなった。


葬儀の日、

インドネシア政府は国中の旗を半旗にするよう命じた。


インドネシア国内のほぼすべての都市に

スディルマン通りがあると言われている。


彼の像が防衛省の中にもあることは

インドネシアの人々の心が日本にもある、

ということになる。


国民から愛された英雄である。





posted by smile at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治
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