2018年08月07日
山頭火 14
山頭火の行乞姿は、法衣を着て網代笠である。
行乞をするので、その姿で家の門に立ち、
念仏を唱えてなにがしかの報謝を受けるのである。
一握りのお米であり、1銭の硬貨である。
花の季節も、
炎天に汗を滴らせながらも、
秋風と共に、
雪の中凍える手に鉄鉢を掲げながら、
1軒1軒から功徳をいただくのである。
炎天をいただいて乞い歩く
法衣姿では暑さの中、
何よりも一杯の水が有り難かった時もあっただろう。
ある時は、老婆が一升瓶を持ってきて、
山頭火の鉄鉢に酒をなみなみと注いだ。
もちろん、山頭火は玄関先でゴクゴクと一気に飲み干した。
なにしろ、行乞中は
罵詈雑言であれ石礫であれいただいたものは
有り難く受け取らなければならない。
老婆は山頭火の飲みっぷりに感心して大変満足したようであった。
山頭火の鉄鉢は結構大きい。
三合や四合くらい入る大きさだ。
その後、さしもの山頭火もしばらくして、
道端で寝てしまったらしい。
行乞をするので、その姿で家の門に立ち、
念仏を唱えてなにがしかの報謝を受けるのである。
一握りのお米であり、1銭の硬貨である。
花の季節も、
炎天に汗を滴らせながらも、
秋風と共に、
雪の中凍える手に鉄鉢を掲げながら、
1軒1軒から功徳をいただくのである。
炎天をいただいて乞い歩く
法衣姿では暑さの中、
何よりも一杯の水が有り難かった時もあっただろう。
ある時は、老婆が一升瓶を持ってきて、
山頭火の鉄鉢に酒をなみなみと注いだ。
もちろん、山頭火は玄関先でゴクゴクと一気に飲み干した。
なにしろ、行乞中は
罵詈雑言であれ石礫であれいただいたものは
有り難く受け取らなければならない。
老婆は山頭火の飲みっぷりに感心して大変満足したようであった。
山頭火の鉄鉢は結構大きい。
三合や四合くらい入る大きさだ。
その後、さしもの山頭火もしばらくして、
道端で寝てしまったらしい。
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