日々のつぶやき

陸上男子短距離のサニブラウン選手が、10秒をきった。

まず、ご本人にはおめでとうと言わせていただく。

しかし、目標はここではないと思う。

また、素晴らしいニュースを期待したい。


日本でのリレーの大会で、バトンミスをして失格になり、

ガッカリしていたら、

米大学南東地区選手権の

男子100メートル決勝で記録をだしたという。

追い風1・8メートルというのも、後押ししてくれたようだ。


私には、せっかく記録を出したのに、

それを報じる記事の文面が気に入らない。


自己記録を0秒06一気に更新し、

「10秒の壁」を【簡単に】打ち破った。


何てことをいうのか。

【簡単に】とは何て表現だ。

サニブラウン選手が、どれだけ努力し、

怪我を克服してきたのか。

どうしてその過程を【簡単】と言い切されるのか。


記者が記者でいられるのは、

このような選手達が活躍してくれるからだ。

取材の対象に対して、敬意を払うことが出来るならば

【簡単に】などという言葉は使えないはずだ。


最後に「まだまだ記録を伸ばしていきそうな雰囲気がある」

と宣っている。

ヤレヤレ。雰囲気か・・・。

せっかくのグッドニュースが、どうもスッキリしない。


当方が年と共にヒネクレテきたのだろうか。