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2019年05月12日

大嘗祭

11月の大嘗祭(だいじょうさい)の中心儀式

「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」で、

神々に供える米を育てる地方を決める

「斎田点定(さいでんてんてい)の儀」が13日、

皇居・宮中三殿で行われた。


カメの甲羅を用いた古来の占い「亀卜(きぼく)」によって

今回は東が栃木県に西が京都府の田圃に決まった。


たぶん、欧米人には何故「亀卜」で決めるのか、

何故東西2ヶ所なのか、

そもそも何故そんな遠くで育てなければならないのか、

などなど理解しがたいことだらけだろう。


私の認識は、

天皇陛下や権力者が決めるのではなく、

人知を越えたものによって決めることで

天皇陛下も国民と同じ立場であることをしめしている。

リスクヘッジだろう。

東西の離れた場所で栽培することで、災害や凶作対策だ。

国民が等しく皇室の行事にも参加・協力できることを

天下に知らしめるため。


伝統とはそういうものだ。

先人たちが試行錯誤して、これが一番だ、と決めたことだ。

我々がゴチャゴチャ言う事ではない。

ましてや外国人に口出しなどして貰いたくない。

くやしかったら、やってみろ ! と言いたい。

やりたくても、そんな伝統がないだろう・・・・。



大嘗祭とは、皇位継承に伴う一世一度の重要儀式になる。

毎年行われる新嘗祭を、皇位継承があった年だけ、

大嘗祭として行う。

新嘗祭とは、天皇が毎年収穫に感謝し国家安寧を祈る儀式である。


即位に伴う儀式として行われるようなったのは、

第40代天武天皇の時からといわれる。

大嘗祭の中心となる儀式「大嘗宮の儀」は、

新嘗祭から区別され、やはり古代から行われていた。

戦乱などで室町〜江戸前期の約220年間中断した例を除き、

皇室の伝統として受け継がれてきた。


斎田点定の儀。 

大嘗宮の儀で神々に供える米を育てる

「悠紀」地方と「主基」地方を、

亀甲を用いた占い「亀卜」で決める儀式のことだ。

宮内庁によると、

47都道府県のうち新潟、長野、静岡を含む東側を「悠紀」地方、

残りの西側を「主基」地方として、

現在は県を選ぶ。


平成の斎田点定の儀では秋田県と大分県が選ばれた。

平成の時は昭和天皇陛下の崩御の方にしか目がいってなく、

新天皇ご即位にまつわる、これらの儀式は

全くと言っていいほど、知らなかった。

上皇陛下上皇后陛下には申し訳ないことをしてしまった。

全世界に、エンペラーとして人間としての

「範」を示してこられた。

これからは、ゆっくりと人生を楽しんでいただきたい。

一国民としての希望です。
posted by smile at 11:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム
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