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2019年09月23日
16.タクシーの運転手
JFケネディ空港のロビーで考えた。
地下鉄でホテルのあるブルックリンまで移動するのか、乗合バスか、タクシーか、13時間を超える移動で疲れていたこともあり、瞬時にタクシーを決断。
空港で出ると、屈強な黒人の男たちが、多分何かの案内をしていると思ったのでタクシーOKと言ったところ、目の前の乗り場に連れて行ってくれた。
南米系の若い運転手に荷物を渡して、ヒルトンミッドタウンニューヨークと言ったがあまり通じず、マップルの地図を広げて指をさすと、OKと言われて、古い日産のボンゴに乗った。
私は、ついにニューヨークに降り立ったことと、タクシーに一人で乗ったことで気分が高揚していた。
どうにかなるさ。
ハウオーダーユー、年齢を聞いたところ、ツエンティーナイン(29才)と答えてくれた。
調子に乗った私は、ユアーヤングマンと言い。
それからも、単語の会話を続けた。
安くて美味しいものはどこと聞くと、チャイナタウンはビッグシティだがスモールシティのコリアンタウンがいいと教えてくれたり、
日本の車は優秀で、この日産車の兄弟ブランドはインフィニティと私が言ったりして、意外な程、単語の英会話が成立した。
車窓から遠くにブルックリンブリッジを見たり、地下鉄の蒸気が地上に溢れているのを見てニューヨークを実感していた。
ただ、車の運転が荒い、少しの車間で割り込んだり凄まじい。
日本や韓国は、まだまだ大人しいと感じた。
40分程でやっと、ヒルトンホテルが見えて来たのでお金を探していると、なんと通り過ぎてしまいシェラトンホテルで止まった。
ヒルトンとシェラトン、私の英語が通じていなかったのだ。
思わず苦笑い。
近くだったので、シェラトンホテルで降りてチップ込70$払った。
気さくな兄ちゃんだ。
タクシーの運転手とはいえ、英語で雑談が出来た事でみょうに自信を持ってしまった。