2020年04月05日
FXの魅力
FXとは、Foreign eXchangeすなわち「外国為替証拠金取引」の略で、簡単に言えば、二国間の為替レート変動を利用して売買差益を得る投資手法です
今日は、このFXについての魅力である以下の3点について説明しようと思います
1.基本的に土日を除く、ほぼ24時間取引可能
2.手持ち資金の最大25倍まで取引ができる
3.ポジションを持つだけでお金を得る方法もある
基本的に土日を除く、ほぼ24時間取引可能
FXは日本市場にとどまらず、全世界の金融市場で取引されています。
従って、オセアニアの金融市場が日本時間の早朝に開いてから、東京市場⇒ロンドン市場⇒アメリカ市場とリレーパスをするように取引市場が翌朝まで途切れることなく移っていくため、すべての市場が閉まっている土日を除き、実質ほぼ24時間ずっと取引をすることが可能です
(FX会社によってはシステムメンテナンスなどで、一部時間帯の取引ができないことがあります。)
つまり、日本市場が開いている昼間しか取引ができない株式取引と違い、FXは、昼間は仕事で忙しく余裕のない方でも、夜中に取引ができるため、大変便利です
それどころか、FX市場では取引が活発なのは日本時間で23時頃〜翌午前1時頃のロンドン市場やアメリカ市場が開いている時間帯であるため、短期売買を中心に考えられている方はむしろ23時前後からの取引の方が都合がいいと考えられます
(ただし、翌日の仕事に影響が出ないように睡眠時間の管理にはご注意ください)
手持ち資金の最大25倍まで取引ができる
海外旅行に行く際の外貨購入など通常の為替取引の場合、外貨に相当する日本円を支払い、外貨を取得します。
例えば100米ドルを購入しようと思った時、レートが1米ドル=100円であれば、10,000円の支払いとなります。(なお、本来はここに手数料がかかりますが、今回は以後計算の簡略化のため、手数料はないものとして計算します。)
しかし、FXの場合は、手持ち資金の最大25倍まで外貨の取引が出来ます
例えば、最初の例では、日本円10,000円に対して100米ドルの購入しかできませんでしたが、FXの場合では、25倍の2,500米ドルまで購入することが出来ます
(ただし、これは将来的に日本円に戻すことを前提とした取引であるため、最初の旅行向け外貨取引のようにこの2,500米ドルで何かを購入したりすることはできません)
この、手持ち資金に対して実際に取引ができる額を増やすことをレバレッジをかけるといいます。
(現在の日本の法律では、FXのレバレッジの上限は25倍となっています。)
このレバレッジのシステムにより、FXは非常に資金効率の高い取引をすることが出来ます。
例えば、先ほどの例、1米ドル=100円の時に日本円10,000円で米ドルを買った後、1米ドル=110円にレートが変わった場合を見てみましょう
普通に購入していれば手持ちの米ドルを売却すると100米ドル×(110円-100円)=1,000円の儲けになります。
ところがFXでレバレッジ25倍の取引をしている場合は、2500米ドル×(110円-100円)=25,000円の儲けとなります。
このように同じ日本円10,000円を元手にしてもFXを利用することで儲けを最大25倍に膨らませることが可能となります。
ただし、気を付けてほしいのは、損失も25倍になる可能性があるということです
先ほどの例では、うまく自分の想定通りの方向に為替レートが変化しましたが、もしレートの動きが逆向きに1米ドル=90円となっていたらどうでしょうか
当然、25,000円の損失が発生し、FXを使用しない場合と比べて、25倍の損失が発生することになります
従って、レートの動きがあまり予想できないFX初心者の頃は、レバレッジは最大でも3倍程度で取引することを強く推奨します
(機会があればまたどこかで書きますが、私が最初にFXを始めた頃、レバレッジ10倍くらいで取引をして大ヤケドを負いそうになったことがあります・・)
ポジションを持つだけでお金を得る方法もある
FXとは基本的には最初に述べた通り、二国間の為替レートの変動を利用し、売買する(安値で買って高値で売る、または高値で空売りして、安値で買い戻す)ことで利益を得るのが普通です。
しかし、この方法とは別に、最初の取引だけ(買ったままで売らずに手持ちに置いておく、または空売りしたままで買い戻さない)でお金を得ることもできます
どういうことかを説明する前に、先ほどのレバレッジのシステムに一旦戻りましょう
先ほど、FXではレバレッジをかけて手持ち資金の最大25倍まで取引ができると言いましたが、日本円でレバレッジをかけて米ドルを買うケースでは実際には以下のようなことが行われています。
@取引に必要な日本円を借りる。
A借りた日本円を使って米ドルを購入する。
B購入した米ドルを貸し付ける。
従って、@で日本円を借りる金利を支払い、Bで米ドルを貸し付ける金利を受け取ることになるため、この場合では『アメリカの金利』−『日本の金利』の相当額を得ることが出来ます
このシステムを見ていただいたら分かる通り、売りと買いの取引が逆になれば逆に二国間金利差分を支払うことになりますし、二国間の金利差が大きいほど、受取額や支払額は大きくなります。
また、先の例では、ここ数年の実績に基づき、日本円で米ドルを購入した場合は金利差分を受け取れると記載しましたが、2020年4月時点では、アメリカ・日本間の金利が逆転しかけており、今後、米ドルを購入した場合、金利差相当分を支払うことになるかもしれないなど、各国の金利情勢によりお金を受け取るか、支払うかさえも変わることがあるので要注意です
ちなみにこの二国間の金利差により生じる調整金のことをスワップポイントといい、新規で建てたポジションを持って営業日を跨いだ際に日割り相当に換算した額を受け取りまたは支払うことになります。
(スワップポイントが付与されるタイミングは各FX会社の規約をご覧下さい)
例えばDMM.com証券が取り扱うDMM FXでは、4/2のAM6時(取引開始)以降に米ドル/日本円の買い玉を1Lot(1万米ドル相当)新規発注し、4/3のAM6時(4/2の取引終了時)まで買い玉を持ち続けていると10円のスワップポイントが付与されています。
このようにFXでは二国間為替の変動を利用した売買差益を目指すだけでなく、二国間金利差を利用したスワップポイントの収益を目指すことも可能です
とはいうものの、スワップポイントを主体とした取引は為替の大幅な変動に耐えるためにレバレッジをかなり下げる必要があり(最大でもレバレッジ3倍程度を推奨)、FXの利点を生かすという意味では、為替差益の取得を目指す短期売買がFXの主体になってくると思います
長期的に安定的な資産形成を目指す方にはFXはあまりお勧め出来ず、投資信託の積み立てなどの方が向いているかもしれません。
投資信託の魅力についてはこちらもご覧ください〜
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