2021年01月02日
FXで損失が出てしまった場合の対処法
何だか新年あけて早々、損失とか不吉なタイトルですみません
しかしながら、世知辛いFXの世界、もしかすると2020年の投資成績が損失で終わってしまった方もいるのではないでしょうか
今回は、そんなFXで損失が出てしまった方に向けて、希望を持っていただくためのちょっとした情報をお伝えしようと思います
その情報とは、2020年で発生した損失を無駄にしない方法なのですが、端的に言うと「確定申告をすること」になります。
「え?確定申告って儲けが出た時にするものじゃないの?」って思われた方もいるかもしれません。
確かに、FXで利益が出た時は確定申告することが義務になりますが、FXで損失が発生した場合は確定申告をする「権利」があります
どういうことかというと、FXで損失が発生した場合、確定申告によりその損失を申告することで、向こう3年間の利益と相殺することが出来ます
(ここでいう損失とは、確定損の事であり、法人でなければ、評価損については、評価益と共に、そもそも課税計算の対象外ですので今回の話は関係がありません)
つまり、2020年に仮に100万円の損失が確定していて、それを確定申告しておけば、向こう3年(2021年〜2023年)の間に発生する利益が100万円までならば2020年の損失と相殺して免税(厳密にいえば利益がなかったこと)になります
(3年間の間で累積利益が100万円を越えた場合は、超過分に対してのみ税金が課せられます。)
逆にもし、2020年に損失が発生していてそれを確定申告しておらず、2021年以降に利益が出た場合は、2020年の損失はなかったこととされ、利益に対して全額が課税されてしまいます
何だかこんなのはやるせないですよね
というわけで、もし、2020年にFXで損失が出てしまった方は、是非確定申告をして翌年以降の利益を相殺できる状態にしておくことをおススメします
ちなみに確定申告って、なんだかよくわからなくて面倒くさいと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、国税庁の確定申告書等作成コーナーには、一つづつ言われる通りに自分の状況を入力していけば勝手に確定申告書を作成してくれるサービスがあるので思った以上に簡単に対応することが出来ます
(ページ中ほどにある「作成開始」のボタンを押せば申告書作成フローが始まります。)
是非試してみて下さい
また、FXの課税項目である「先物取引に係る雑所得等」に属する取引としては、FXの他にCFDや先物取引などがありますが、もし2020年の間にこれらの取引で利益が出ていた場合は、確定申告によってこれらの利益とFXの損失を相殺することも出来ます
(逆に、会社の給与や株式の利益などはそれぞれ給与所得、上場株式等に係る譲渡所得となり、FXの所得区分とは異なるため、FXの損失と相殺させることはできません)
確定申告の制度をうまく利用して、納めすぎた税金の還付や、将来発生する可能性のある課税を回避して利益を積み増していきたいですね
<お知らせ>
来週1/9の投資お役立ちコラムのコーナーはお休みします
・・・というか、今年から投資お役立ちコラムのコーナーは原則2週間に1回の更新にしようと思います
元々、投資ブログを始めた時は、この投資お役立ちコラムが一番伝えたい情報ではあったのですが、やっぱりこのコーナーが一番書くのに時間がかかり、毎週更新がちょっと難しくなってきたので、2週間に1回の更新にしようと思います
(旅行の予定などが入った場合は、さらに更新が遅れる見込みです)
そんなわけで、投資お役立ちコラムの更新頻度は、落ちてしまいますが、これからも何卒よろしくお願いいたします
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