2018年06月13日
お墓で
『墓場で転んで出来た傷は治らない』という言い伝えがある。
これは言われていた当時はれっきとした根拠があったもので、一概にただの迷信、と断ずることはできない。
いまでこそ死者の埋葬に関しては火葬が一般的であり※、土葬の習慣はほとんどなくなった。
だが、古くはほとんどが土葬であったため、墓地で転んで傷を作ると雑菌・ばい菌に晒されることが多かった。
もちろん抗生物質などもなく、コレが原因で最悪死に至ることもあったようである。
これを防ぎ、また子供が走り回らないように戒めるため、このような言い伝えが出来上がったものと思われる。
※
現在、埋葬方法に関しては『墓地・埋葬法』に定められている。
これによれば、現在の法律でも土葬は禁止されていない。
ただし、条例によって禁止している地域(東京都)や、「火葬が望ましい」としている地域もある。
土葬は現在高知県、山梨県で1割以上行われており、東京都でも都営多磨霊園では宗教上の理由に限り土葬が認められている。
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