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2016年08月04日

お金を使えない、という病気

◆こんな人は「お金使えない症候群」です!チェックしてみましょう
あなたはいくつ当てはまりますか?

■買い物をすると「買っちゃった〜」と後悔する
■パン屋さんで食べたいパンより安いパンを選ぶ
■同じ値段の野菜なら大きい物を選ぶ
■来ている服は全てバーゲン
■安く買わなきゃ損だと思う
■出来るだけおみやげは買いたくない
■タダで済ませる方法を常に考えている
■1ポイントでも多く集めたいと思う
■お金を貯めるためなら我慢できる

いかがですか?1つでもYESがあれば、「お金使えない病」の素質は十分あります。

お金を貯めるのはいい事です。そのために生活費のムダを見なおすことも大切です。でも我慢してお金を貯めるのは、まず生活費の3カ月分貯めるところまで。ココまでは、ケチケチ作戦が大事ですが、その後毎月手取りの10%〜25%をちゃんと貯められているのに必要以上にケチケチすると、お金使えない習慣が身についてしまいます。

◆『お金使えない症候群』のこんな人あんな人
深刻な症状については専門家に譲るとして、お金の相談に来るお客様の中でお金が使えない人は、大きく分けて3つのタイプがあります。「将来が不安で使えない人」「お金を使う事がいけない事だと思っている人」「自分だけトクしたいと思っている人」です。

◆30代に多いのは将来の不安が強いタイプ
バブル期を謳歌した40代後半以上とは違い、親は団塊の世代でお金を持っているけど、自分は親の年収を超えるとも思えず、とにかく貯めなければ親のように暮らせないと思うタイプ。1000万円以上貯金があるにもかかわらず、旅行にも行かず食費節約に精を出したりします。

節約が当たり前の時代ですから、手っ取り早く効果が出る食費を削る人が多いのですが、「食費は2人で4万円くらいあっても大丈夫ですよ」「老後に旅行に行くのもいいけれど、たっぷりお金が貯まる前に寿命が来ることもありますよ」と言うと、肩の力がへなへな〜と抜ける人もいます。

◆お金を使う罪悪感と後悔タイプ
お買い物で、なりたい自分になれる人がいる一方、お金を使わないことで、なりたい自分になれる人もいるのです。何をやってもうまくいかないけど、お金だけは貯められる!という人です。また、子どもの頃から欲しい物が買えなかった人は、自分が買い物をする事がいけない事だと思ってしまいます。

こういう人は買い物をすると、ワクワクするどころかがっかりして自分を責め続けます。でも本当は自分のお金ですから、たとえお金を貯めている最中でも、欲しい物を選んでいいのです。

「お金はありがとうという気持ちの対価です。(コンビニで)遅くまでお店を開けていてくれてありがとう!(スーパーで)遠くから食材を運んでくれてありがとう!(レストランで)私よりおいしい料理を作ってくれてありがとう、(デパートで)こんなに見やすく暖かいお店にあれこれをそろえてくれてありがとう!…こんな風に思って買い物をしてみてください」とお話しすると、「悪い事ではなかったんですね」という答えが返ってきます。

◆ケチで自衛タイプ
以前私がテレビに出演した時に、『スーパーの試食品をあれこれ試して、夕食の食材を一品減らせた』という再現VTRを見て、これは「あり」か「なし」かでスタジオの意見が真っ二つに分かれました。

これを「あり」にしてしまうと、スーパーは食材を買わない人のために、試食品をたくさん用意しなくてはいけなくなり、そもそも試食販売が成り立たなくなります。買わずに試食することは一見得したように思えますが、販売員や店の人の、歓迎されないお客さんになっているという事を十分承知しておいた方がいいでしょう。

「人に迷惑がかからない節約はOK、でも人に迷惑がかかる節約はNGです」損したくないという気持ちは誰でも多かれ少なかれ持っていますが、度を超すと、日常生活や、人間関係がうまく行かなくなります。

◆ ステップ1
■好きな物10個を書き出してみる
自分が熱中できる事にお金を使える人はしあわせです。たとえそれが、5円玉で宝船を作るとか、ウミウシを探すとか、動かない外車を毎日磨くとか他人に理解されない趣味だとしても。本人にとって充実した時間を過ごすことで、また生き生きと日常生活を送れるのですから。

子どもの頃は「ピンクが好き」「オムレツが食べたい」「公園で遊びたい」と好きな物ややりたい事が毎日思い浮かんだはずです。ところが、大人になって買いたい物ややりたい事の我慢を続けていると、考える事さえいけないと思い、考えられなくなってしまいます。

苦手な物や自分の欠点ならすぐに思いつくのに、自分の本当に好きな物や、やりたい事は普段から考えていないとなかなか思い浮かびません。好きな物を10個思い出して、紙に書いてみましょう。どうしても思いつかない人は、嫌いな事の反対を思い浮かべてみましょう。お金がかかる事でも、書くのはタダで自由なのですから。

◆ステップ2
■宝くじに当選しても貯金しない
ジャンボ宝くじの発売日、テレビのインタビュー「宝くじに当たったら?」のお決まりの答えは「貯金」「ローン返済」「生活費の補てん」です。宝くじは夢を買うといいますが、とても現実的ですね。

宝くじを買った人は、夢を見るべきです。最終的には、貯金や返済に使ったとしても、好きなことにお金を使う自分を想像してみましょう。(宝くじを買わなくても想像しましょう)例えば、世界一周旅行!が浮かんだとします。本当にやりたい事は貯金や返済ではなく、あちこち旅行することだということが分かります。

ならば、今、実現出来る事はないか考えてみます。英語を勉強することならインターネットを使って500円で出来るかもしれません。自分の夢に一歩近づくために、お金を使う事が出来ます。

◆ステップ3
■自分の本当のおこづかいを作る
毎月わずかなお金でも、自分が本当に喜ぶ事に使いましょう。お金は使えばなくなりますが、その時自分に投資したリターンは必ず残ります。心地よかった気持ち、新しいアイテムは明日からの仕事や日常をサポートしてくれるでしょう。

たとえ消しゴムでも、消えない消しゴムを節約と称して使うよりは、新しい物を100円ショップで買った方が、使うたびに快適でうれしくなります。(先日100円ショップで買ったMONO消しゴムは2個入りでした!よく消えてうれしいわ)誰かにプレゼントをあげたりごちそうしたりするのもいいですね。たとえ、クッキーひとつでもちょっとした心遣いが、人間関係を円滑にしてくれます。

いかがでしたか?毎日いきいきと過ごすためにお金を上手に使いたいものですね。
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数年前ブラック企業の壮絶なパワーハラスメントに嫌気がさして独立。 幼子が複数いるので保険を検討するのをきっかけに「資産運用」を知り投資の世界に入りました。 現在 保険を使った積み立て、海外の長期積立て投資、海外不動産、暗号通貨、株式投資、トランクルーム投資、駐車場投資など運用中。失敗しながらまだまだ勉強中です。
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