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2018年08月24日

クラゲが放つ毒入りカプセル!?

海水浴中にクラゲに刺された経験を持つ人もいるのでは。
泳いでいる最中にチクっ!とした刺激を覚えたかと思うと
たちまち腫れ上がってミミズ腫れに。

クラゲの触手には刺胞と呼ばれている毒入りカプセルがあって
触れると反射的に刺胞から針が飛び出し毒が注入される。
この仕組みは餌を麻痺させるための仕組みなのだけれど
人がうっかり触れてしまった時にも発動され
刺胞から毒が注入されてしまう。

クラゲと言っても全てのクラゲが毒を持っているわけではない。
クラゲの種類によって毒の強さも違う。

クラゲの中でも人間に恐れられているクラゲがカツオノエボシ!
別名、デンキクラゲとも言われています。
カツオノエボシに刺されると刺された瞬間に
感電したような電気ショックが!

カツオノエボシ以外にもハブクラゲやアンドンクラゲ
アカクラゲなどのクラゲも強い毒を持っています。

クラゲの毒はタンパク質を主成分としている毒で皮膚を壊死させたり
中枢神経を麻痺させたりする作用があります。
因みに、クラゲの毒は非常に不安定なタンパク質で
クラゲによって毒の組成が異なります。
詳しい化学的構造などは分かっていません。

オーストラリア沿岸に住むハブクラゲの仲間に関しては
全アミノ酸配列が明らかになったので抗毒血清が作られています。

最後に、クラゲに刺された時の応急処置。

クラゲに刺された時には海水で静かに洗います。
真水をかけると浸透圧で刺胞の毒が体内に入りやすくなるので。
砂をかけたり、擦ったりもやってはいけない。
刺激で刺胞から毒針が発射されてしまうので。

刺されたクラゲがアンドンクラゲやハブクラゲの場合は
すぐに食酢をかけると刺胞が脱水されて毒針の発射が抑えられます。

が、しかし!!

刺されたクラゲがカツオノエボシだど食酢をかけると
逆に刺胞が刺激され
毒が発射されてしまうので注意しましょう。
クラゲは種類によって対処方法が異なるのでかなり厄介。
「生兵法は大怪我のもと」となるのご注意を。

地球の末路!?




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