■浸透性下剤
■自律神経系下剤
■刺激性下剤
…の3種類が存在します。
【 1、浸透性下剤 】
にがりのような塩類で
主にマグネシウム塩が主体となっています。
ナトリウムなどは腸壁から吸収できるのですが
マグネシウムは腸壁から吸収できないという性質が。
浸透性を高めようと腸液の分泌が増加
腸内の水分も増加。結果的に快便に。
【 2、自律神経系下剤 】
ビタミンの一種パンテチンが使われている
自律神経系を労わる下剤。
効き目が穏やかで便秘改善に一定の効果があるので
浸透性下剤と組み合わせるとよいとされています。
が、一応神経に働く下剤なので高脂血症や弛緩性便秘
抗生剤による便秘には使用しない方が無難です。
【 3、刺激性下剤 】
飲まされるとピ〜ギュルギュルギュルと
猛烈にお腹が痛くなる映画やアニメでお馴染みの下剤。
刺激性下剤は腸を刺激するだけでなく
腸に吸収された、その先の神経を刺激!
市販薬ではフェノールフタレイン系の
強力な下剤が売られています。
ムカつく男上司や女上司の飲み物に入れて
腹痛で苦しめてやる!と思ったあなた、甘い!!
市販の下剤には味や色が付けられているので
飲み物に入れると速攻でバレてしまいます・・・
が、ご安心を。
3の刺激性下剤を上回る代物
薬局で購入することができます。
その代物とは「 ひまし油 」です。
ひまし油はトウゴマという植物から搾り取った油で
猛烈な下痢を引き起こす作用があります。
ナチスドイツやムッソリーニ率いるイタリア軍が
拷問に使用したという記録も残っているくらい壮絶!
ひまし油は十二指腸で膵液に含まれる酵素
リシノール酸とグリセリンに分解されます。
大腸を刺激する市販薬に対して
リシノール酸は強力な小腸刺激を行い
不要なほどに蠕動運動(ぜんどう)させます。
さらに、グリセリンは水分を抱え込む成分なので
水分をどんどん吸い集めて便を増やしていき拷問級の下痢へと・・・
ちなみに、大人の場合だと大さじ1杯
子供の場合だと小さじ1杯で拷問級の下痢へと
導くことができます。
最後に、ひまし油は無味無臭なのですが
薬局のひまし油にはハッカの香りが付いていることが多い。
なので、購入する際にはしっかり確認を!
板チョコを溶かしひまし油を注入する場合の
ひまし油の注入量の目安は大さじ3杯程度。
それ以上の量を注入するとチョコレートが
固化しにくくなる上味に変化が出る可能性があるので。
お腹が痛くなる薬、下剤のお話でした。
ひまし油
† 地球の末路!? †
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